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大インフレ時代の家計管理術とは?

インフレ、やばいですよね。
ダイエット中だった私は野菜中心の食事をしていたのですが、例年に比べて1.5~2倍くらいの値段。キャベツなんかは一玉1000円なんてのがニュースになっていました。都心(飯田橋の会社の近くのスーパー)では、昨年だったらえのき茸なんて100円で買えたのに、今は税込み200円以上です(私が住んでいる宇都宮では税込み150円くらい。値段がほぼ変わらないのはもやしと豆苗ぐらい)。
ウクライナ情勢とかでコストプッシュインフレの影響もあるでしょうが、その下地をつくったのは、個人的に何の恩恵もなかったアベノミクスの異次元の金融緩和だろうと思ってムカついています(反緊縮派とか積極財政派とかリフレ派の人、よくわかりませんが経済の素人なんで市井の一意見だと思ってご容赦ください)。
ってこともあり、昨年末から家庭菜園をはじめました。

現在育てているのは、以下です。

ほうれん草。寒いからなかなか成長しない!
小松菜。芽が出たばっかり。
余ったトカゲ用のライトでべんり菜、三つ葉、大葉、レタスなどを育てています。瓶に入っているのは水草。成長したら金魚を入れる予定です。

しかし、気温の低い真冬なのでなかなか成長してくれません。春が待ち遠しいです。春になったら空芯菜、キュウリ、枝豆、ミョウガなんかを育ててみようと思います。
さて、こんなつましい節約をはじめたわけですが、みなさんもきっと物価高に悩んでいるでしょう。関連して、以前編集した鈴木邦成『はかどる技術』で家計管理のコツを解説した項目があります。

このいつ終わるともしらない、あるいは今後も膨れ上がる可能性がある物価高生活を乗り切るために、参考にしていただければと、該当箇所を抜粋して以下に転載します。


家計は月単位に見るとバグるので、週単位での見える化を徹底しろ

 貯蓄・消費の観点からの滞りをなくすために、まず手をつけたいのが収入の見える化です。
 見える化というのは、生産管理や物流管理でよく使われる概念で、ひと目で状況がはっきりわかるようにすることです。
 誤解がないようにお伝えしておくと、細かく数字や状況を書き出すのが見える化ではありません。たとえば、家計簿を細かくつけても、それが見にくかったら見える化にはなりません。見える化という限り、手に取るようにわかりやすく視覚化することが大事なのです。
 身近な見える化の例を挙げるならば、交通標識があります。信号機もそうです。かなり遠くから見ても、色やマークで何をすべきかを誰もが理解できます。トイレも男女のマークだけでそれがトイレであること、どのように使えばよいかがすぐにわかります。
 あるいは国立競技場などのサッカーのスコアボードを思い出してみてください。現在の得点はもとより、得点の経過、スタメン、得点者とその時間などが一瞬でわかるようになっています。たとえ試合開始に間に合わず、遅れてスタジアムに到着しても入った瞬間に試合の状況や流れを理解できます。これが見える化なのです。

1週間単位で、使えるお金を見える化する

 これと同じような見える化を、貯蓄・消費について行います。家計だけでなく部署の予算管理にも使えます。
 家計を例にとって説明しましょう。収入が30万円とすると、そこからまず固定費を抜きます。家賃10万円、ガス・水道・電気・NHKなどの光熱費関係3万円を固定費。食費を7万円とします。そうすると、実際に使えるお金(流動費)は10万円です。この10万円を4等分した2万5000円が1週間に使える予算ということになります。
 そう、いきなり30万円という月の収入のロットで考えるのではなく、1週間当たりの使える金額に落とし込むのです。
 そのうえでホワイトボードに折れ線グラフを書き、毎日の消費額が週当たりの予算にどれくらい迫っているかを明らかにします。当面は毎週の予算の1割を残すようにします。そうすると月1万円余ることになりますが、これは貯蓄に回すことにします(下図参照)。
 また、食費の場合も、7万円の予算を4分割して、週当たり1万7500円と設定してもよいでしょう。水道光熱費と食費は節約も可能です。電気代などは金額で見ることは難しいですが、たとえば、日中、暖房は入れないとか、夜間、冷房は緩めるなどのちょっとしたルールを決めておくとよいでしょう。
 いずれにせよ、重要なのは1カ月単位で給料をもらっても、家計の予算は1週間単位で組み立てるなど、小さく区切ることで滞りを最小限に抑えることです。


最後までお読みいただき、ありがとうございました。

(編集部 いしク ロ)

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