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自分の価値を高めるための「目標設定」の3つのポイント
こんにちは。フォレスト出版・編集部の美馬です。
先週にひきつづき、新刊『自分の価値のつくりかた』(安田雅彦)から、本日は第2章で詳しく解説している「目標設定」についてお伝えしていきます。
▼先週までの投稿はこちら。
本書の著者である安田雅彦さんは、何事も行動を起こす前の「目標設定」が肝要だと話しています。前回の投稿でお伝えした「パーパス」を実現するために一番大切なことが「目標」であり、1年から5年くらいで何を目指すか? どんな状態になっていたいか? どんな風景が見たいか? こういった中長期的な目標が望ましいとされています。
なぜなら、欲望やパーパスが明らかになったところで闇雲に行動していたのでは、その行動がパーパスの実現のために必要なことなのか判断がつかず、実現される可能性が低くなるからだと言います。
たとえば、ダイエットをしようと思った時に、目標も立てずにとりあえず痩やせる! と意気込んで、運動や食事制限をがむしゃらにするとどうなるでしょうか? 急に運動量が増えたことや、栄養バランスが崩れたことで身体を壊しかねませんし、精神的ストレスを抱えて逆に太ってしまうリスクすらあるでしょう。
一方で、半年後までに10キロ減量すると決め、運動は最初の1週間は15分のランニングから始めて徐々に筋トレを増やしていき、食事は3食しっかりと摂りつつ野菜とタンパク質を多めに、ラーメンは週に一度……と具体的かつ中長期的に目標を決めて行動していけば、過度な負荷をかけることもなく、一歩一歩進んでいくことができます。
さらに目標設定をする前に、成功イメージと今の自分とのギャップを知る必要があるとのこと。成功イメージとは、目標が達成された風景、パーパスが実現したと言えるシーンのことです。その差を正確に判断できなければ、的を射た目標設定にはなりません。
ダイエットの例で引き続き考えると、ラーメンを週に4回食べてしまっている現状を自覚しているからせめて週1回に減らそうとか、電車に乗る時はいつもエレベーターを使ってしまっているから階段を使うようにするとか、野菜を食べることがほとんどないからサラダを1日1回は食べるようにしようとか、自分の状態を理解できているからこそ、的確な目標を決めることができて行動に起こせるわけです。
つまり、行動を起こす前に必要なのが目標設定であり、目標設定のためには今自分に足りないものを明らかにして、それを1つずつ潰していくことが大切です。
こうした前提を理解したうえでの〈目標設定のポイント〉が本書では3つ解説されています。
1、今の自分に足りないものを明らかにする
2、ちょっと背伸びした目標を5年後から逆算してつくる
3、定期的に目標をチューニングする
本日はとくべつに「2、ちょっと背伸びした目標を5年後から逆算してつくる」について、本書の該当箇所を一部抜粋・引用してご紹介したいと思います。
(前略)
この時に重要なのは、まずは5年後の自分のビジョン(=目標)を定めることです。ここでの「ビジョン」とは、前述の「成功イメージ」とほぼ同義語と考えてください。
今から5年も先のことですから、かなり大きく成長している自分をイメージすることになります。そして、その姿から逆算して、3年後、1年後、6ヶ月以内というふうに、目標と行動することを考えていきます。こうなりたい自分を具体的にイメージして、1つずつ細かく目標を決めていきましょう。
そして、もう1つ重要なのは、「ちょっと背伸びした目標を立てる」ということです。「大して努力せずとも達成できそう」と思うような目標を立てても、あまり意味がありません。あくまでも、今の自分にとって少し難しい、背伸びをした目標を設定することが大切です。
たとえば、「5年後に今の4倍の売り上げをつくるセールスパーソンになる」としてみます。今の4倍ですから、そうかんたんなことではありません。でも、そのためにまず「3年後には3倍にする」、そして「1年後は1・5倍にする」と段階的に目標設定をしてみると、まったく実現不可能な目標ではなくなります。
さらに、6ヶ月以内に実施すべきアクションプランとして「半年で1・2倍」という目標を立ててみましょう。「それくらいできなければ!」と、むしろ奮い立ってきませんか?
「こうなれたら最高」という最終到達点の状態から逆算して、少しずつ目標を刻んで実現可能なレベルまでたぐり寄せます。理想とするプロポーションの服を買っておいて、その服に合わせて少しずつシェイプアップしていくようなイメージですね。
ただ漠然と努力するよりも、理想とする目標が目の前にあったほうが、人間は頑張れるものです。
本書ではもっと詳しく自分の価値を高めるための目標設定の方法が解説されています。ぜひ気になった方はお手に取ってみてください♪
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最後までお読みいただきありがとうございました。