フォレスト出版編集部の寺崎です。
今日はこちらの記事の続きです。
前回記事では面接の際に「エピソードを引き出すこと」の重要性についてお伝えしました。
ところが、そこで終わってしまってはいけないと著者の小野さんは釘を刺します。いったいどういうことか?
ベストセラー『経営×人材の超プロが教える人を選ぶ技術』(小野壮彦・著)からひもといていきます。
「それで? それで?」を繰り返すディープ・ダイブの技術
ただ、ちょっと気になるのは、こうした「ディープ・ダイブ」でどんどん詰めていくことはズケズケと相手の懐に踏み込むことにならないでしょうか?
これに対して著者の小野さんは「気にすることはない」と断言します。
なるほど、たしかに「自慢話」だから、そんなイヤな気持ちにはならないかもしれません。というか、逆に気持ちいいかも。
採用面談をする機会があるビジネスパーソンであれば、この「ディープ・ダイブ」はぜひ覚えておきたいテクニックの一つです。
本書では、こうした「エピソードから入る面接の本質的なメリット」についても触れています。
人選びに必要なのは「意見」ではなく「ファクト」
ここまでの話をまとめると・・・
①あくまでも「エピソード」を引き出すことに注力する
②ディープ・ダイブすることで「意見」ではなく「事実」を抽出する
③再現性がない「感情」の要素は排除する
・・・ということになります。
ひと言でまとめるとすれば――
「行動特性は再現性が高い」
だから、インタビュアーは相手の行動特性を引き出す質問を繰り返す必要があるというわけです。
まさに今日の午後、中途採用の編集者の採用面談が1件あるのですが、本書『人を選ぶ技術』のメソッドを駆使して、ディープ・ダイブしたいと思います!