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波長の合わない人とのつきあい方

フォレスト出版編集部の寺崎です。

学校や職場でどうしてもウマが合わないという人はいませんか。

もっといえば、イヤな人、腹の底から嫌いな人がいる・・・なんてケースもあるかもしれません。過去にも自分自身そういうケースをたまに目にすることがありました。

嫁しゅうとめ問題なんか、最たるものかもしれません。

実際に生活する環境に「腹の底から嫌いな人」がいた場合、どうしたらいいか。それについてのひとつの答えが仏教の教えにありました。

今日は新刊『「ご縁」がすべてを引き寄せる開運一問一答』(山平和尚・著)から考えるヒントになるであろう一節をご紹介します。


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腹の底から嫌いな人と
どうつきあうべきか?

 誰しも生きていれば、人の縁から得をしたり、新しい知識を学んだりすることがあります。「ご縁」というのは、実は自分自身を成長させてくれるものです。
 人との縁をつくる理由は、今の心、気持ちをきちんと言える人になるため、そして相手から有益な情報や知識を受け取れるようになるため。
 自分を成長させてくれるのが「ご縁」です。
 なぜ、腹の底から嫌いな人と出会ってしまうのか。
 それは、その人が自分を育ててくれるからです。

 悪者がいて初めてヒーローが生まれるように、嫌いな人がいてくれるから自分自身が成長できる。
 逆に好きな人も同じ。その人とどういうコミュニケーションを取るか、どういうふうに付き合っていくかを模索する中で自分自身も成長していく。

縁を切りたい人がいるのですが、
どうしたらいいでしょうか?

「腐れ縁」いう言葉がありますね。
 たとえば、別れてもまたどこかで会ってしまうような関係です。
 これは夫婦でも、彼氏・彼女の関係でも同じです。
 最初はお互いに好きで付き合いはじめる。やがて、どっちかが成長して、どっちかが成長しなかったらどうなるか。どこかで不釣り合いになってくる。その結果、縁が切れてしまうことがあります。
 ところが、お互いに成長していると、ずっとつながったまま、学び合いの関係を築くことができます。つまり、与える・与えられる関係です。
 たとえば、夫婦の関係でも、お互いに成長することができれば、いうなればそれが「腐れ縁」なんですよ。たとえ一時的にけんかして離れようとしても、また結び直す。
 お互いが持ちつ持たれつの関係になって、真の夫婦になっていくんです。結婚した時点で夫婦になるのではなく、真の夫婦になるためには、お互いが学び合っていかなければならない。
 だから、「夫」という漢字は「二」と「人」を足して「夫」と書くんです。「一人」だったら「大人」になる。ところが、夫という漢字は「二人」です。
 「妻」という漢字も、一番ヨイ(良い)女と書きます。お互いに成長していくからこそ真の夫婦になるということです。
 人との関係が終わるというのは、そのご縁による成長や学びが終えた証拠。その時点で、縁が切れる……というわけです。
 
 たとえば、人生で嫌いな人に出会ったとします。
 その人を「嫌いだ」と思っているうちは、縁がつながったままです。嫌いな人に「おかげさま」と感謝できるようになった時点で役割が終わり、ご縁がなくなることもあります。
 でも、そこからまた違う縁が生まれてくることもあります。成長するために、人との縁がつながったり切れたりするのです。
 だから、つながり続けているということは、特別に深い縁があると考えていい。夫婦の縁、師弟の縁、親子の縁など、縁が切れない関係はお互いに学び合わなければならない関係です。
 いい縁だけじゃないですよ。けんかしたり、トラブルがあったり、また仲直りしたりしながら成長していくんです。
 ビジネスでも同じことが言えます。
 取引のある会社さんとトラブルで縁が切れちゃったりする。いったん取引はなくなるけれども、お互いの会社が成長していくと、どこかでまたシンクロする場合がある。「ああ、ご縁ですね」と。そしてまた離れていったり、くっついていったりする。
 自分自身を育ててくれる存在とつながるのが「ご縁」の正体です。
 私たちはいつも縁を探している存在です。
 必要な人や物事、出来事に出会うのは、自分を成長させるために心や魂がそれを求めているから。自分の中で探し求めているものを、ご縁が運んできてくれるんです。嫌なこともいいこともひっくるめて。
 それを学びとして受け止めることが大切です。
 学びのためにその人が存在するんです。
 腹の底から嫌いな人も「縁があって嫌いなんだ」と考える。

 「わざわざ私のために悪者になってくれて、ありがとう」
 
 こう言えるようになることが大事なんじゃないかな。

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山平和尚による『「ご縁」がすべてを引き寄せる開運一問一答』はこのような一問一答を通して、開運のヒントが授かる内容となっています。人生の運気向上をめざすのならば、ぜひ一読してみることをおすすめします。

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