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【フォレスト出版チャンネル#205】ゲスト/人材・IT|ビジネスパーソンに「気づき」「勇気」を届ける言葉
このnoteは2021年8月26日配信のVoicyの音源「フォレスト出版チャンネル|知恵の木を植えるラジオ」の内容をもとに作成したものです。
人気ツイートから生まれた書籍
今井:フォレスト出版チャンネルのパーソナリティーを務める今井佐和です。今回は素敵なスペシャルゲストをお呼びしています。株式会社アースメディア代表取締役・松本淳さんと、フォレスト出版・編集部の貝瀬さんです。よろしくお願いいたします。
松本・貝瀬:よろしくお願いします。
今井:松本さんはフォレスト出版から『リクルートに会社を売った男が教える仕事で伸びる50のルール』という書籍を出されているのですが、松本さんの方から簡単に自己紹介をお願いいたします。
松本:はい。改めまして、アースメディアの松本と申します。元々人材業界に入りまして、20年以上この業界でやっております。今、新しい人材サービスの在り方を模索しておりまして、「LinkedIn(リンクトイン)」を使ったソーシャルリクルーティングの世界観をつくろうと思って頑張っております。よろしくお願いします。
今井:よろしくお願いします。フォレスト出版からは先ほどもご紹介した通り『リクルートに会社を売った男が教える仕事で伸びる50のルール』という本を出されているわけですが、こちら、どのようなかたちで企画が生まれたんですか?
貝瀬:はい。企画を考える時に、最近ですと、SNSで著者さんの候補と言うか、いい人いないかなと思って探すことが多いんですね。それで、最近ツイッターの方で探すことが多くなっていまして、色んなビジネスパーソンの方のツイートを見ているうちに、松本さんが投稿されていることを、どなたかが「いいね!」か、リツイートしていて、それが、たまたまアンテナに引っかかりまして、それで見たら「いいね!」がもう何百個もついていて、実際読むとかなり言葉に力があるので、すごいなと思って、それで、とにかく発言に重みがあると言うか、説得力がすごいので、なんじゃこりゃと思って、ちょっとひと月くらいウォッチと言うか、ひそかに見ていたんですね。例えば、このような投稿が個人的によかったんですけど、ちょっと読み上げますね。「能力の限界は自分でつくってしまうもの。本当は自分も知らない素晴らしいポテンシャルがあって、想像できないこともできてしまう。難しいことに四苦八苦しているうちに、能力はどんどん上がる。限界と思っていたラインをいつの間にか突破している。未知の潜在的な自分の力は実はすごいもの。」なかなか説得力がありますよね。
今井:そうですね。
松本:ありがとうございます。
貝瀬:あと、これは私が年を取っているから、いいと思うのかもしれないんですけど、こんなのもあります。「ズルをしないことが結局は1番の得になる。不正やズルによって、瞬間的に利益を得たつもりでも、長い目で見れば、人生での大損になっていることが多い。目先の得ばかり考えて、不義理を働いていると、信用をなくし、結局は不幸になってしまう。それが人生というもの。」とかね。これは、私もしょうもないことがいっぱいあったんですけど、やっぱりズルいこととか、人を出し抜くとか、裏をかくみたいなことをやっている人って、最後は消えていっちゃうのは本当に事実なんですよね、長い目で見ると。なので、こういう松本さんの言葉を一冊にまとめて、仕事に真剣に取り組んでいるビジネスパーソンの方たちと、共有したい。そんな割と個人的な想いと言うか、公私混同企画と言っても。
今井:(笑)。
貝瀬:それで、まとめるにあたってどうしようかなと思って、いい発言がいっぱいあるんですけど、その中から、特に「いいね!」が多かったり、自分がいいなと思ったものを50個選んで、一応ルールっていうかたちにしましょうと。それで、今回のかたちになりました。
今井:そうすると、貝瀬さんがグッと掴まれた熱い想いと、松本さんの素敵な言葉がハーモニーを奏でた本になっているんですね。
貝瀬:はい。
普遍性ある「50のルール」をまとめる
今井:では早速、松本さんにいくつかお話をお聞きしたいんですけれど、そもそもツイッターで、投稿されているのを貝瀬さんがフォローされたということだったんですけれども、ツイッターで投稿しようと思ったきっかけですとか、誰にどんなことを伝えたかったっていうのは、あったりしますか?
松本:はい。元々、僕ら世代ってフェイスブックユーザーが多いんですよね。で、僕もずっと10年以上フェイスブックをメインに運用してきたんですけれども、フェイスブックって広がりがなかなかないんですよね。元々の知り合いがベースという、そういう文化がありますので、大体いつも同じメンツになってしまうと。で、2年くらい前に一念発起して、もっと外に広がりを増やそうと思いまして、それで、ツイッターをメインに運用を開始しました。
今井:なるほど。じゃあ、もっと色々な人に知ってもらいたいっていうきっかけだったということだったんですね。
松本:はい。そういうことですね。
今井:ちなみに、ターゲットみたいなものは決めて投稿していたんですか?
松本:元々は同じ業界ですよね。僕は人材業界、IT業界におりますので、そういった方々向けとは考えたんですけれども、色んな業界の方、色んな年代の方から反応をいただくようになって、そこからはあえて幅広い方々、誰にでも響くようなことを意識してツイートしていますね。
今井:ありがとうございます。ちなみに「50のルール」として本にまとめるにあたって、気を付けた点ですとか、松本さんがご苦労された点というのはどういうことがありましたでしょうか。
松本:はい。やはり、なるべく誰にでも共感できる内容ですね。ある特定の方ではなくて、普遍的に働く人、皆さんが普段悩んでいることとか、課題に思っていること、そういったことを選ぶようにしました。あとはあまり自分の考えに固執せずにと言うか、これも普遍性ですよね。皆さんが納得できるような内容ですね。当たり前なんだけれども、普段あまり気づかないような、そういう当たり前のことを改めて気づくという、そういった本にしたいと思って、頑張って書きました。
今井:ありがとうございます。ちなみに本を読まれた読者の方からはどんな感想だったり、反応がありましたでしょうか?
松本:はい。一番うれしかったのは、「何度でも読みたい」という反応とか、ツイートとか、アマゾンレビューをたくさんいただきまして、それは本当によかったなと思いましたね。一回きりじゃなくて、何度も反芻して、読む価値があるというふうに言っていただけたことは非常に嬉しかったですね。あとは、やはり「これを読んでもう一度今日から頑張ろうと思った」とか、「勇気づけられる」とか、あと、「自分の考えが正しいとわかった」ということですね。まさにそれこそ狙いで、皆さんの考え通りでいいんですよっていう、背中を押したいっていう想いがありますので、そういった反応を聞くことができて、非常に嬉しいなと思いました。
今井:そうすると、普遍的な内容にしたい、どなたにも読んでいただきたいといった松本さんの意図が読んでいる方にも伝わって、まさにビジネス書のバイブルとして、繰り返し読みたいというようなことになっているということなんですね。
松本:そこまではいかないですけれども(笑)。まあ、そうですね。何度も読んでいただいて、実際にもう2回読んだという方もいらっしゃいますし、すごく嬉しいですね。
今井:ありがとうございます。
貝瀬:そうなんですよ。私も担当ですから、5回、6回、7回ともう繰り返し読んで、「確かにそうだ!」と。それで、今回は仕事の基本的なと言うか、すごくファンダメンタルな部分、本質的な部分っていうのをものを、きちんとやりましょうっていう本なんですけど、これって人生100年時代、世代問わずに仕事に真剣に取り組んでいる、イコールそれって自分を成長させ続ける、そう考えている人ってやっぱりすごく増えてきていると思うんですね。ただ周りが「お前、年じゃん」とか、「うちの会社でこんなこと言ったってさー」みたいな、そういう周りの理解を得られないケースもあったりするんですけど、そういう人たちにとっても、心の拠りどころになるような本になったんじゃないかなと思います。なんで松本さんの言葉が強いかって言うと、松本さんご自身がワクワクして、確か20代後半くらいに起業して、会社をきちんと成長させて、最後リクルートにM&Aされる。リアルなそういう体験から生まれた言葉なので、ものすごくずっしりと重みがあるし、説得力があって、読む人の心に響く。そういう本になっていますね。
今井:ありがとうございます。この『リクルートに会社を売った男が教える仕事で伸びる 50のルール』は松本さんのリアルな起業体験の中から生まれたとのことで、そのあたりも詳しく解説いただきたいのですが、本日はお時間になりましたので、明日また改めて詳しくお聞きしたいと思います。松本さん、貝瀬さん、明日もよろしくお願いします。
松本:よろしくお願いします。ありがとうございました。
貝瀬:よろしくお願いします。ありがとうございます。
(書き起こし:フォレスト出版本部・冨田弘子)