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「前向きにふり返る」ことで、小さなアイデアが育っていく
フォレスト出版編集部の寺崎です。
今日はいよいよ『生きるためのデザイン思考』の基本ステップである最後の「ステップ3 ふり返る」です。これにて完結です。
これまでのステップの解説をご覧いただいていない方は、ぜひ過去記事をどうぞ。
繰り返しとなりますが、『生きるためのデザイン思考』(渡辺拓・著)で解説されている「超デザイン思考」は次の3ステップを踏みます。
❶アイデアを育てる
❷実験してみる
❸ふり返る
今日は最後のステップ❸「ふり返る」です。
それでは行ってみましょう!
***
結果から学び、次のアイデアを生み出す
最後のステップは「ふり返り」。やってみた「実験」をふり返ります。
だいたい最初は「とりあえずやってみた」だけなので、思った理想にはほど遠いかもしれません。
やってみた〝実験〟の結果を元にふり返ることで、「これは違うな」「もっとこうしたい」「次はあれをやろう」など、心が動く次の理想が生まれ、アイデアのタネが育っていきます。
ここで「やっぱりダメか」「また自分は……」などとしていては、ただただ変化の芽を摘んでしまいます。
そうではなく「前向きにふり返る」ことで、小さなアイデアを育てていきましょう。
自分の今の状態がわかったり、本当の理想に気づけたり。
このふり返りがうまくなってくると、「よく行動できた」と自分に自信もついてきます。「次はこうしてみよう」のアイデアも湧くので、さらに次の行動が生まれる。
そうすると、潜在意識にスイッチが入り、どんどん加速しながら理想を実現できていくのです。
変わっていく人は、小さな「かも」を守り抜く
実験のもとになる「『いいかも』のタネ」は、誰しも必ず持っているものです。
「あ、これいいな」「こうしてみようかな」「自分もやってみたい」
しかし、往々にして、「変わらない」と悩む人は、このタネを潰つぶしてしまいます。
(アイデア)「あ、こうしようかな」
↓
(実験……未遂)「でも……どうせお金にならないしなあ」
↓
(ふり返り)「やっぱり自分はダメなんだ……」
こんなふうに、アイデアを潰すだけならまだしも、「自分にはできない」「自分はダメだ」と、追いうちで〝呪い〟を自分にかけて、どんどん底へとヘコんでいきます。
この〝トドメの一撃〞が余計なんですね(往々にしてやってしまいがちです)。
「自分は変われない」と感じる人は、この後ろ向きな〝トドメのふり返り〟を、気づかぬうちにやってしまって、それがクセになってしまっています。
一方、次々と軽やかに変わっていく人の、一番小さな一歩を見てみると……。
(アイデア)「あ、これいいかも!」
↓
(実験)「まず、やってみよう!」
↓
(ふり返り)「楽しい! 次は、こうしようかな!?」
前向きな感じがしますよね。
気分の向上、学びの獲得、さらにはできたことへの「感謝」なども追加したり。
こうやって、次々と、この「超デザイン思考の3ステップ」をグルグル回し、軽やかに変化のスパイラルを登っていきます。
次々と変わっていく人は、この「いいかも」、小さな〝「かも」の赤ちゃん〞を守り抜きます。
そして、自分の中でも確信が持てるまで、しっかりと育てていきます。
小さな〝「かも」の赤ちゃん〟が育つことで、「こうしてみたら、よくなるかも?」「次は、あっちもイイかも?」と、好奇心がどんどん育ち、自然な行動へとつながっていくのです。
***
(アイデア)「あ、これいいかも!」
↓
(実験)「まず、やってみよう!」
↓
(ふり返り)「楽しい! 次は、こうしようかな!?」
ぜひ、この3ステップのサイクルを仕事やプライベートのシーンにご活用ください。
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