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新しい環境でうまくやるなら早めに踏んでおきたいアレ

こんにちは。フォレスト出版編集部の美馬です。

先週にひきつづき、新刊『自分の価値のつくりかた』(安田雅彦)から、本日は第6章で詳しく解説している「転職先でうまくいくための考え方」についてお伝えしていきます。

▼先週の投稿はこちら。

先週の投稿では、転職の”ベスト”タイミングについてお伝えしました。本書の第6章では、転職後に重視すべき考え方が記されています。

ただし、前提として肝に銘じておきたいのは″リスクのない転職はない”ということです。今までと同じ業種でも、事業の規模が変わると対応しなくてはならない業務範囲も変わりますし、給与や役職が上がるということは、その分責任も増えるということになります。

マネージャー職であればより多くの人をマネジメントしなければならない重圧が増すでしょうし、勤務地が変われば住む場所も日々の通勤スタイルも変わります。

もしかしたら引越しをして、遠距離通勤をしなければならなくなるかもしれません。家庭環境が変われば家族の負担も大きくなります。子供の学校、ご近所関係……、気になることをあげれば枚挙にいとまがありません。

そんな数々の悩みを払拭する、転職先でうまくいくための考え方が6つ紹介されています。

【考え方1】リスクのない転職はどこにもない
【考え方2】「失敗した!」は成功の第一歩
【考え方3】先住民を否定せずムラの言葉を覚える
【考え方4】澱(よど)まず焦らず90日で「クイックウィン」
【考え方5】転職先がカオスなら大チャンス
【考え方6】早めに地雷を踏みに行く

すべて詳しく取り上げたいところですが、私が個人的にいちばん腑に落ちた【考え方6】について、一部抜粋・引用してご紹介します。

(前略)
 では、会社における最大の困難とは何でしょうか? それはやはり人間関係です。なぜなら会社は、社員という人間の集まりで成り立っているからです。人と人の集合体が会社であるとも言えます。大体、会社のトラブルは人間関係のこじれから生まれるものでしょう。
 そうしたトラブルの火種に図らずも巻き込まれることを「地雷を踏む」などと俗に言いますが、私はむしろ積極的に踏みに行くべきだと思います。その会社に積極的にかかわっていくのであれば、遅かれ早かれ人間関係のトラブルには巻き込まれます。ならば、できるだけ早めに地雷を踏んでしまい、火種が大きくなる前に処理してしまおうという考え方です。
 具体的には、第3章でお伝えした「めんどうくさい厄介そうな人から攻略する」ということになります。入社してしばらくは、息を潜めて人間観察をしましょう。その中で、自分にとって一番めんどうくさそうで厄介そうな人を見つけ出します。そして、その人と仲良くなる方法を模索するのです。相性の良さそうな人とは努力しなくても仲良くなれるので、放っておいて問題ありません。まずは、苦手だと思う人、社内で厄介扱いされている人にアプローチします。
 地雷を踏んでしまいそうな人を予め攻略しておけば、その人とトラブルになって仕事に支障が出ることはありませんし、「あの人とうまくやっているなんてすごい」と、まわりから一目置かれるはずです。社内の信頼を勝ち取る要因にもなります。
 このようにネガティブな要因をポジティブな要因に変換するくせをつけるようにしましょう。

『自分の価値のつくりかた』(安田雅彦)より

たしかに、どうせ大きく膨れ上がった地雷を踏んで取り返しのつかないことになるよりも、小さいうちにさっさと踏んでしまって被害を最小限に抑えるのも一つの手ですよね。

私も新しい環境に飛び込むときは必ず、「誰がこの組織の裏ボスなんだろ~」と考えます。先に裏ボスを攻略してしまうとかなり楽に人間関係が構築できるような気がします。(笑)

本書ではもっと詳しく「転職先でうまくいくための考え方」が解説されています。ぜひ気になった方はお手に取ってみてください♪

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最後までお読みいただきありがとうございました。

▼第1章から第5章までの投稿はこちらから振り返ることができます

◎まえがき

◎第1章

◎第2章

◎第3章

◎第4章

◎第5章


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