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フォレストックと生物多様性
こんにちは。フォレストック協会事務局の川西です。
近年、世界的な課題として取り上げられることが多い「生物多様性」。
私たちが運営するフォレストック認定制度においても、
森林の評価基準のひとつとして「生物多様性の評価」があります。
![](https://assets.st-note.com/img/1710833645872-3RNZasjJvd.png)
生物多様性の評価は、
国が運営しているJクレジット制度には含まれない点なので、
フォレストックのクレジットの特徴でもあります。
生物多様性とは?
「生物多様性」とは・・・
たくさんのさまざまな生物(植物や動物)が、地球上のさまざまな場所に、バラエティ豊かに存在していること
![](https://assets.st-note.com/img/1710834303981-WSLnycIaHr.jpg?width=1200)
地球の長い歴史の中で、なんと3,000万種もの生き物が生まれたそうです。
そして、それぞれの生き物が相互に関わりあって、地球に暮らしています。
今、地球では生物多様性がどんどん失われている
この生物多様性が、近年すごい勢いで失われているのです。
WWF(世界自然保護基金)が公表している「Living Planet Report 2022」によると、
たった50年間で、野生動物の個体数が69%も減少していることが分かったのです。
![](https://assets.st-note.com/img/1710834580481-UsioKfhtEW.jpg?width=1200)
AndreasによるPixabayからの画像
生物多様性が失われる原因として、
・伐採による森林破壊
・過剰な捕獲
・気候変動
・汚染
・外来種や化学物質の持ち込み
などが指摘されています。
森を守ることが、生物多様性の保全につながる
フォレストック認定制度では、日本の国土面積の約70%に及ぶ森林における生物多様性の保全を推進することで、日本における生物多様性保全にも大きく寄与できると考えています。
フォレストック認定制度における生物多様性の評価基準
フォレストック認定制度での、生物多様性の評価方法についてご紹介します。
①定性評価(評価対象:人工林、天然林)
生物多様性、水土保全面の定性評価指標15項目を、各項目0~4点で評価します。(60点満点)
<定性評価指標の一例>
・景観レベルで、高齢の人工林から若齢の人工林、天然林の地域的配置の多様性が維持されているか
・林縁木は葉量が多く、また周囲に低木群落があるか
・鳥類種数は多いか
②定量評価(評価対象:人工林)
生物多様性主要定量評価指標5項目を、各項目0~4点で評価し、その合計を2倍にします。(40点満点)
<生物多様性主要定量評価指標の一例>
・植物種数
・AO層の厚さ
そして、これら①②の得点を合算し、100点満点を最優良として、
50点以上を満たした場合、フォレストック認定森林として認めています。
(認定を受けるには、「生物多様性の評価」の他に、「森林の管理・経営の評価」についても、協会基準に従い50点以上を満たす必要があります。)
フォレストック認定制度の評価基準は、協会HPで公開しておりますので、
ご興味のある方はこちらをご覧ください。
クレジットを活用して、生物多様性を守ろう
フォレストック認定森林のクレジットの購入を通じて、森林経営をサポートすることは、生物多様性保全にもつながります。
生物多様性保全活動の選択肢のひとつとして、
クレジットを通じたサポートをぜひご検討ください。
![](https://assets.st-note.com/img/1710834758940-vEUoQANx3i.jpg?width=1200)
最後までお読みいただきありがとうございました!
民間では国内唯一の森林吸収系カーボンクレジットであるフォレストックのクレジットに少しでもご興味のある方は、お気軽にこちらまでお問合せ下さい。
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