どっちがエコ?現金 vs. キャッシュレス
こんにちは。
一般社団法人フォレストック協会事務局の川西です。
新紙幣発行のニュースが記憶に新しいですが、
世の中どんどんキャッシュレス化が進んできています。
そこで素朴な疑問。
現金払いとキャッシュレス決済は、どっちが環境に優しいんだろう?
CO2排出量を比較してみてみたいと思います!
現金払い
紙幣や硬貨の製造: 紙幣や硬貨の製造には、原材料の採掘、製造、流通にエネルギーが必要であり、これがCO2排出につながります。特に硬貨は金属の採掘・精製が必要であり、製造コストも高くなります。
流通と保管: 現金は銀行や店舗、ATMなどで流通・保管される必要があり、そのために輸送や保管にかかるエネルギー消費が発生します。現金輸送車やATMの維持管理も含めると、CO2排出量は増加します。
ATMの利用: ATMの運転やメンテナンスもCO2を排出します。
キャッシュレス決済
電子機器の製造と使用: キャッシュレス決済にはクレジットカードやスマートフォン、データセンター、POSシステムなどが必要です。これらの電子機器の製造にはエネルギーと資源が消費され、CO2排出につながります。
通信インフラの使用: 決済データを処理するためには、通信ネットワークとデータセンターが必要です。データセンターの運営は多くのエネルギーを消費し、CO2を排出します。
決済サービスの運営: クレジットカード会社や電子決済サービスのインフラも、エネルギーを使用して運営されており、これに関連するCO2排出も考慮する必要があります。
どっちがエコ?現金 vs. キャッシュレス
どちらの決済方法が少ないCO2排出量をもたらすかは、一概には言えませんが、傾向としては、
現金払いは、特に現金の製造や流通に関わる初期コストが高いとされ、頻繁な取引には効率が低い可能性があります。
キャッシュレス決済は、インフラの整備やデータ処理が必要ですが、一度インフラが整えば、取引1回あたりのエネルギー消費は比較的少ないとされることが多いです。
総合的に見ると、大量の取引や日常的な使用においては、キャッシュレス決済の方がエネルギー効率が良く、CO2排出量が少ないと考えられるケースが多いです。
今後ますますキャッシュレス化が進んでいきそうです。