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40歳の壁をスルっとこえたい!(ブックレビュー②)

昨年40歳になり
0歳の次男が生まれて
暮らしが一気に変わった。
長男は自我の芽生えが著しい3歳。

子どもが数人いる知り合いや同僚
または先輩方はケロッとしているが
子育てって本当に大変!
そんな日々を痛感している。
(みんなどうしてるの?
ほんとにすごい!)

私なりの「乳幼児期の壁」を
感じているのかもしれない。

そんな子育ての壁と、40歳の壁を
予期している私に
ドンピシャの本が現れ
前半部分についてレビューをした。

ワーママはる(現在 尾石晴さん)さんの
書かれた
「40歳の壁をスルっと越える人生戦略」
という本。

第一章 「40歳の壁」の正体
第二章 40歳からの幸せをつくる「自分業」
第三章 「40歳の壁」を越える自分業の始め方(準備編)
第四章 「40歳の壁」を越える自分業の育て方(実践編)
第五章 「40歳の壁」試行錯誤とその先の変化

という内容。

前回の内容は、おおまかに言うと
〇40歳は発達課題でいう「生殖期」
〇成長の仕方がこれまでと違い、戸惑う時期
〇80歳まで細く長く続けられる「自分業」を
〇「お金」「健康」「つながり」を叶える「自分業」を
〇5つの報酬の種類

について自分なりに切り取ってレビューした。

今回は
アウトプットにチャレンジするときに
大事にすべきこと

自分業の捉え方、考え方について
レビューしたい。


1,アウトプットにチャレンジするときに大事にすべきこと

「劇場」「演目」「お客さん」
自分にフィットしたものを選ぶこと。

「劇場」…プラットフォーム
「演目」…コンテンツ
「お客さん」…ペルソナ

と説明されてある。

例えば、しゃべるのが苦手な人がいきなり
音声配信をしても継続が難しい。
自己肯定感下がりそう。

それよりも書く方が得意であれば
noteなど
のプラットフォームを使った方が良い。
(劇場)

また、そのnoteを通してどんな内容を発信する
のか。
吟味していく。
自分なら何を語れるのか。
どんな経験をしてきて何を提供できるのか

(演目)

そして、誰に向けて発信するのか
親世代の人たち?同世代の人?過去の自分?
など特定の人に絞って配信することが刺さりやすい
(お客さん)

こういった観点を明確にして
発信のスタイルを決めることが
大事であるようだ。

さらに、何のために発信するのか
これが根っこにない木は倒れる。
必ず、山を登りきるには目的が必要

ただ「フォロワー1万人達成!」ではなく
「1万人達成して集客する」といった
目的。

1万人のフォロワーを増やすのは
目的」のための「目標」であることを
整理する。

目的…「夢・願望・理想」山の頂上
目標…「何をいつまでに、どうする」のフラッグ

まずは目的!
そして、そのために目標を決める。

目的と目標のはき違いに注意!


2、「自分業」の捉え方、考え方


私たちは、事業を考えるときに
儲かるお金(得るお金)の方にばかり
眼が行きがち。
ここでは「出ていくお金」
つまり経費から考えてみる。

私の様に雇用されていると
組織の事務に全て税金関係を
お任せしているので
経費についての認識が低くなりがち。
(レシートも捨てちゃうしね)

本代を稼ぐために仕事をするのではなく
本代を経費にする仕事をする。

という金言でました。

今までになかった目線…

『好き』を分解していく作業について深掘り。

例えば『サッカーが好き』である場合、
サッカーをプレーするのが好きなのか
サッカーを教えるのが好きなのか
サッカーを評論するのが好きなのか
サッカーチームを運営するのが好きなのか

それぞれ、『好き』の方向は分かれてくるよね。

自分の方向を掘り下げて、
自分はどこに位置するのか、
何を提供できるのかを
考える視点が大事。
そんな風に感じる。
(詳しくは本書で)

そして、ブランディングについて。
ブランディングがうまいほど『代替がきかない』
『唯一無二』として認知される。
企業は資金を使って色んな方法でこれを
実現できるけど、
個人の場合は、そうもいかない。

じゃあどうするか?
それは、じわじわと浸透させるブランディング
これが重要に。

作られたイメージではなく
ありのままの自分から出る『価値』

で勝負するべし、とのこと。

そのための自己理解の方法についても
詳しく解説してありました。

こうしたテクニックの解説のあと、
尾石晴さんご自身がどうしてきたのか
どんな風景を見てきたのかが
綴られています。

改めて、この方は努力家だし
行動派だし、実践家。

言ったことを必ず実行して
フィードバックを次に活かす力がある。

したがって楽をして
スルッと壁を抜けたわけではない。

でも、壁を越えていくためには
楽しんでこうした過程を経ていくと
いい
んだなぁと理解できた。
読書中ずっとワクワクしっぱなしだった。

『おわりに』に書かれてある
40歳の壁にぶつかっている過去の
ご自身に宛てた文章も
何だかじんわり。
しびれました。

こうして過去の自分を励ませるような
未来の自分でありたい。

個人的に、この本は2022年読んだ
100冊ほどの本の中でも
上位3冊に入る名著だと思う。

みなさんも是非、手に取って
読まれてくださいませ。
ここまで読んでくださった方には
きっと刺さる本です。


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