家族持ちの40代男性がライフシフトをするために
40歳。男性会社員。
理想のキャリア↓
組織人として
競争に勝ち抜き
狙った椅子に着く
自分の裁量で組織を動かし
尊敬を集める
平の社員から
登っていく。
または…
競争からは一線をおいて
ある程度求められたことを
確実にこなし
組織の歯車を回す
なるべく定時に帰り
自分時間を満喫
定年まであと20年ほど
そんなサイクルで働く。
若い世代を育てつつ
組織の中核を担う実感を得ながら
日々を過ごす。
多くの40代男性が
ご自身の仕事観についてこうしたイメージを
持っているのではないだろうか。
一方で、
より仕事への熱意が高まる人と
「このままこの日々が続くのかな」と
モヤモヤを抱える人と
(ミッドエイジクライシス)
分かれるのもこの時期。
しかし、子ども達を
大学まで行かせるためにも
老後の安定を得るためにも
一家の稼ぎ柱として
現状を変えるわけにはいかない。
そんな風に思っている方が
多いと思う。
ここで、これまでの文章を
振り返ってもらいたい。
「家庭人」としての役割は
ここで書かれていただろうか。
「仕事以外の自分」は。
職場、自分時間の充実については
だいたい書かれていた。
それも、今現在について。
よく「キャリア」という言葉を耳にするが
今出た話は「職業観」の話でしかなく
「キャリア」ではない。
キャリア⇩
「キャリアという言葉は
人の経歴や生涯をも含む意味を持っている」
つまり「人生そのもの」
(日本キャリア開発協会)
私を含む多くの40歳男性は
バブル崩壊後の就職氷河期を経験してきた。
職にありつくというのは
人生をかけた正念場だった。
同時に「男は働き女は家を守る」という
ステレオタイプを見てきた世代でもある。
(親やテレビ、メディアなどから)
つまり、自分の生きる場所は職場である
という認識が刷り込まれている人は多い。
現に
共働きの夫婦でも
子どもの世話や家事などのメインを妻が担い
旦那は遅くに帰宅する
といったパターンをよく目にする。
男性、女性それぞれの得意分野とか
優位性とかは確かにあるかもしれないが
このパターンで夫婦に不和が生じることや
一方だけがストレスを抱えて
限界を迎えることも多々ある。
しかし、最近では肌で感じるように
特に少し若い世代の男性になってくると
仕事との距離感は
我々世代の感覚と違ってきている。
この感覚は
私たち世代がキャッチしそびれた
大事な要素だと思う。
つまり
この時代の在り方にそったものであることが多く
生きる力につながっている。
これらを踏まえて
これまで仕事に一心に打ち込んできた
私たち40、50代の男性の認識に
さらに必要なのは
「家庭人としての自分」
「職場外の自分」
「仕事人としての自分」
そして、
「60代、70代、80代の働き方」
(もちろん90,100代もあり)
こうした観点を持っているかどうか。
つまり「キャリア観」。
(職業観だけでなく)
こうしたキャリア観を
自分の中でハッキリと言語化できることが
何をするにでも大事になってくる。
自分がどんな生き方をしたいか、
死ぬ時にどんなことを考えているか、
自己理解を繰り返して見い出す。
そして見出した方向に進む決意(覚悟)する。
その上で
今の仕事に向き合うと
よりやりがいを見出すことができる。
また、
家族の有り難さや
家庭人として
自分にできることが見えてくる。
地域や社会のために
何ができるかが見えてくる。
そこまで見えてくると
「どう働くか」
から
「どう生きるか」
にまで発想や視点が広がる。
40代であれば、
まだこれからの人生を
自分らしく生きるための
素地作りができる。
早ければ人生を変えられる。
そういう思いになってくると
独立や起業、パラレルワークなど
働き方の変化も選択肢に入ってくる。
要するに
今の働き方を続ける上でも
他の働き方にシフトする上でも
「職業観」だけでなく
「キャリア観」(どう生きるか)
をもっておくことが
予測不能な今からの時代には
必要である。
状況がどんなに変わろうとも
したい「生き方」を貫いて
死ぬときに
「いい人生だった」と言って
死んでいきたいもの。
そういう人に
自然といい人が集まり
いい結果が生まれ
望む人生になっていくのだと
思う。
目の前の業務に
追われて
結果に反応して
日々をこなすように過ごすより
「生き方」の目線で
目の前のことを見ると
全てが違って見えるから。
そう語る私自身は
・40代で地方暮らし
・4歳、2歳の息子たち
・施設介護の父
・夫婦共働きで同業種
・住宅ローンあり
・パラレルワークへシフト中
具体的にはこんな活動をしている↓
世の40代お父さん、頑張りましょうね!
最後まで読んでいただきありがとうございました🍀