極北の光

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地球温暖化実験を解かりやすく図解する

1 空気を温める物質は2つあるため、その昇温メカニズムを解りやすく図解することは、大変難しい事柄でした。 何とか、「二酸化炭素濃度別赤外線反応実験ー地球温暖化実験」の結果および、その二酸化炭素の濃度差による変化を多くの人々にも解りやすく図解できないものかなと、ずっと考えてきましたが、良い方法をなかなか見い出せないでいました。 ところが前回のブログで、空気1立方m中に含まれる二酸化炭素0.8gを基準値にして、同じ重量の物質を一つの「〇」で図解すれば良いことを発見しました。

    • あまりにもバランス感覚を失っている「地球温暖化二酸化炭素主因論」

      1 あまりにも差が大きい水蒸気と二酸化炭素の昇温効果力 今回提示させていただいた「正しい大気昇温モデル」の主要部分である 「いくら二酸化炭素が増えようと、地表1m以内の空気は確かに温まりやすくなるが、早々に赤外線のエネルギーが吸収されてしまうために、中空(1.5m~)では、逆に本来上がるべき気温より低下し、結局大気総体としての吸収熱量に変化はない。」 ということを、図解図でわかりやすく表示しようとしたことがあります。 具体的には、二酸化炭素を一つの○として表示して、図解する

      • 地球温暖化問題における新たに発見された衝撃の事実

        1 どうしても自分自身の目で二酸化炭素の実際の昇温力を確かめたくて、「二酸化炭素濃度別赤外線反応実験」というものをやってみました。 1990年代は「地球温暖化二酸化炭素主因論」はまだ仮説扱いでした。 2000年過ぎたくらいから、「地球温暖化は人類が二酸化炭素を排出しすぎるためである。年々二酸化炭素の大気中の含有量は増えている。」という主張と「いやいやそれは違うでしょう。」という主張は、激しい議論を巻き起こして来ました。 かれこれ20年以上議論していることになります。 しか

        • パーキンソンの凡俗法則と地球温暖化問題

          1 現在の「地球温暖化問題」をめぐる状況を説明するのに「パーキンソンの凡俗法則」ほど、ふさわしいものはないと思います。 「パーキンソンの凡俗法則」とは、イギリスの歴史学者・経営評論家であるシリル・ノースコート・パーキンソンが1957年に発表したもので   「組織(人)は些細な物事に対して、不釣り合いなほど重点を置く」 という主張です。 なお、有名な医学上の「パーキンソン病」とは全く無関係です。 パーキンソン氏はこの法則を説明するたとえ話として、ある委員会が原子力発電所と

          地上10m以内の低層空気での地球温暖化問題を考える

          1 このたび、地球温暖化問題に関して「正しい考え方・モデル」を提示させていただきました。 その中で  「二酸化炭素が増えれば増えるほど、地球は温暖化する。」 という考え方を明確に否定しました。 反響はあまりありませんが、それはそれでかまわないと思っています。 いずれにせよ、科学的に正しい答えは一つしかないわけです。 その「正しい考え方・モデル」について更に考察を加えた結果、より地球大気全般に対する考え方を深めることが出来ましたので、述べさせていただきたいと思います。

          地上10m以内の低層空気での地球温暖化問題を考える

          水蒸気実験 地球温暖化実験装置で水蒸気実験を行う

          皆さんは二酸化炭素など足元にも及ばない、最強の温暖化効果ガスが何であるか、ご存じでしょうか。 それは水蒸気です。 今回はこの水蒸気の昇温力をこの「二酸化炭素赤外線反応実験装置」で計測してみようという試みです。 方法は実験用の一方のボックスを湿度20%に保ち、もう一方のボックスを小型加湿器で湿度80%以上にして、二酸化炭素と同じように、室温+20℃の温度が出せる低温ヒーターを天板の上に置き、ボックスを加温して、その昇温具合の差を観察する実験です。実験中に湿度は70%台に落ち

          水蒸気実験 地球温暖化実験装置で水蒸気実験を行う

          地球温暖化実験ですべての謎は解けた!

          1 「なにかがおかしい」と思うとこらから、すべてが始まりました。 「二酸化炭素増加によって、地球は温暖化し、ある一線を越えると地球は熱暴走を起こし、世界各地で灼熱地獄になり、風水害は強大化して、海水面は上昇し、地球は破局的状況に陥る。」 「ウーン、これはいくら何でもおかしいのではないか。」と思いました。 長い地球の歴史で考えても、そのようなことが起きたことはほとんどないからです。 逆のパターンならいくらでもあります。 火山の巨大噴火で大量の粉塵・エアロゾルが成層圏までま

          地球温暖化実験ですべての謎は解けた!

          簡単にできる地球温暖化実験 番外編 その1

           いまさらながらであるが、皆さんにお詫びをしなければいけない点がある。それはこの種のグラフを公表すると、「やっぱり二酸化炭素が増えれば地球は温暖化するじゃないか」という誤解を与えてしまう点である。くどいほど毎回「これは二酸化炭素異常混合気体と通常空気との比較実験ですよ」と文章内で伝えてきたつもりであるが、それでも足りなかったかもしれない。その点は不注意であったと思う。  さて、「二酸化炭素地球温暖化説」にとって、一番手強い反論は「赤外線吸収飽和論」である。この理論は「現在の二

          簡単にできる地球温暖化実験 番外編 その1

          簡単にできる地球温暖化実験1 その驚くべき結果

           ここ30年程、二酸化炭素による地球の温暖化が叫ばれるようになって久しい。しかし2010年くらいまでは、いわゆる仮説の一つであって、「まあ、そういう意見もあるでしょう。」という感じで、各国の政策レベルまでには大きな影響を及ぼさなかった。  しかし2020年くらいからは、「自動車は全部電気自動車にしろ。」「化石燃料は使うな。」という激しい主張が繰り返されるようになり、どの国も2050年くらいには二酸化炭素排出量ゼロという目標を掲げるようになった。本当に困った事態になってしまった

          簡単にできる地球温暖化実験1 その驚くべき結果