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野アザミから山白菊…ヤブランまでツラツラと

 標高480m夜明けが寒くなりました。
画眉鳥とコオロギの鳴き声が澄み渡る空気の中で、よりはっきりと聞こえてきます。誰かを呼んでいるような…そうでないような

『和名の由来』
アザミの特徴であるトゲに触れて「驚き呆れる、興ざめする=あざむ」という意味から由来しています。

「あざむ」は聞きなれない言葉ですが、きれいな花を掴んだら、トゲで怪我をして驚き、冷めてしまったという場面を思い浮かべばイメージがつくと思います。

また沖縄の八重山地方ではトゲを「アザ」と読み、そこから「アザミ」と呼ばれるようになったとも言われています。

 子供の頃から親しみ深いノアザミが玄関横で咲き始めました。咲いて当然、見かけないと寂しい。

名前も考える事もなく呼んでいてふと検索すると、古語の「あざむ」は、「欺く」「驚きあきれる」「興醒めする」などの意味

なんと…欺く花。棘(トゲ)がキーワードになっている。
子供の頃からトゲは無意識に知っていて欺かれた記憶はない。 
バラのトゲとは異なる。

薊(アザミ)
アザミは漢字で「薊」と書く。
草冠に魚(骨)と刀を書き記した字も、アザミのトゲをよく表している。
トゲトゲした魚の骨があって刀のように刺す。
では何故刀になるかとさらに検索すると「刂」は「刀が立っていること」を意味しており、「切」「券」と同様に、「刊」「刻」も、刃物にゆかりのある漢字。

 今夏は気温が高過ぎたせいか季節に合わせて花も急ぎ帳尻を合わせている感。

シラヤマギク(白山菊)

葉に特徴があります。山中で控えめに咲いていたのを玄関脇に移植すると背丈が随分のびました。

夏の名残りと秋の気配を長く咲いて楽しませてくれます。
"白い山の菊"シンプルで姿もこれ以上何も必要がない!

ヤブランにワイヤープランツが絡んでいます

咲いても見過ごしてしまうほどポピュラーになって名前はもちろん丁寧に小さな花を見てもらえません。チャーミングな紫色の花がこれもやや涼しくなって再び花芽をつけました。

玄関脇には名前もわからない実生の幼木や山野草を所狭しと移植しています。

my箱庭と呼んでいます。
心理学者の友達は箱庭療法でカウンセリングをしています。

箱庭を前に話す内容はその方の心理状態を表すそうです。

春夏から秋冬、玄関前を通る際の四季折々自然の我が家の景色です。

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