何しよう? と考える事はなく… 日がな一日機の前 機織り作家です。
「私の作品紹介」…
アナ嬉し。コレならいくらでも書ける。
ところが向かってみると作家は作品(結果)には、話す事はない…と気づいた。
織機(しょっき)と言う道具があって、経糸(たていと)を強く張り、足で踏み木を右足・左足とふんで、経糸を上下させ、緯糸(よこいと)を潜らせる。
布になる経緯(いきさつ)です。この言葉が好きです。経糸と緯糸で経緯。
地球の経度、緯度と同じです。
初心者でも準備して差し上げればかなり高度な技術のものでもすぐに織れます。
わたしが使っている織機は綜絖(そうこう)と言う糸を通して経糸を上下させる糸枠が8枚 踏み木が10本 織る幅は120㎝まで織れます。
織り姿は手にシャトルを持ち、右・左を交互に動かして丁度、駆け足(運動)をしている感じです。
ロケットのスペース・シャトルは緯糸が行き来する杼(ひ)から来ている。
個人的に手指の先、手前(てまえ)を使う道具それから先をマシーンと分けている。緯糸を小管に巻くだけがマシーン(モーター)です。
日本の地方に残る地機(ヂバタ)のイメージより北欧の機に近い日本のミズメザクラ(くるいが少ない)で作った機です。
動力織機前の産業革命前の家内制手工業です。
時代に逆行して生きてるので、生業にするには非合理的です。それでも手織作家を続ける…
"好きだからやめられない" が理由です。
学生時代から織り始めて…その頃、駅の切符切りとスーパーのレジを打つ仕事は出来ないと思いました。
現在は二つともなくなりました。
愉快な事に、織機は簡単に分解する事が出来て、ほとんど材木の山のようになります。
私の機は繰り返し転地した歴史があります。
もし、やめる時(機織り)はキャンプファイヤーをしたい!と思いながら時間が経っていきます。
機織り人口を増やしたいと、さまざまな試行をしました。
お教えした延べ人数は多くいても、続ける事は難しいようです。
こんな「辛気臭い」仕事(場所も道具も必要)を普及するのはある意味楽しかった。(織りたい方々との出会い)
それでも数人の方はライフワークとして定着し、続けています。
pcを叩いて、場所も要らない仕事の方が合理的です。自分の作品も何らかの形で出来ます。流れですから…
pcを叩いて何時間も費やすと後悔をしてしまう…わたしの場合。
太古の昔から続いている辛気臭い"機織り"に興味を持っていただけると嬉しいし…喜びます。
#私の作品紹介
#織物
#handweaving
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