薬草コーディネーターの「資格」を取得すると…
植物染料を使って糸や布・原毛を染めて紡いだ後、手で織って布にする仕事をしてきました。
美術大学で勉強をしましたが、手織の資格(ライセンス)があるわけではありません。
路上をすぐに運転できる自動車運転免許証のように役立ちません。
薬草の資格を取ったので仕事がすぐに出来るのでもない。
A4版の5㎝厚さ(6冊)のテキストを熟読し課題1〜5の問題に答えて(5×6冊→30問)提出しただけで頭の中ですべてを理解した訳ではない。
全問正解でも実務はこれから考える。
「義務教育」も6・3・(3)と12年間先生の話しを聞いて試験して点数が出る。過ぎて考えるとこんなもの…かもしれない。などなどいろいろ巡らす機会になった。
手織の仕事と「資格」とは説明はできないけど個人的な生き方の違いなのかも…
例えば〇〇士はすぐに職業に記載されるが〇〇家はウン十年のキャリアがあってこそ人から言われ始める。
結城紬などは資格を聞いた事があるが極狭い世界の中でもある。
手織はライセンスがないので公募展で入選・入賞し、個人で個展・グループ展等をして作品を観てもらう…など年数と地道な努力がいる。
何が出来るのかは本人の意思がどこにあるのか!かもしれません。
何十年も付き合って植物の名前もよく知っています。
どの辺りで、いつ頃採取できるか等熟知しているので薬草茶、薬草エキスにするともっと豊かな時間になるかも… まずはそれだけで持ったことのない「資格」を取るのが夢でした。
収入に繋げるには人に教えるための教室を持たり、薬草を売る店やレストランを開く。
手織でもやっぱり同じことでした。大学で学生に教え,自身の教室では厚い年齢層に教えて、さらに作品を織ってギャラリーにお願いしたり展示会で売る。
いづれ…一朝一夕のものではない。
チト、"らしい…"アイデアはないかと思い巡らす。
セシウム計測をライフワークにしているので安心、安全な薬草を供給出来るのがメリットです。
春〜夏に身近に採取出来るカキドオシ、クワ、ドクダミ茶を試し、オトギリソウ、ビワの葉でエキスを作った。
一年に限られたチャンスを有効利用…です。これは植物染料も同様です。
日本園芸協会認定の「薬草コーディネーター」資格
日本創芸教育グループ(日本園芸協会、日本創芸学院、日本創芸教育)
・薬草植物の基礎知識
・薬草植物と健康管理
・洋風の薬草ガーデン
・和風、鉢植えの薬草ガーデン
・日陰、ベランダの薬草ガーデン
・薬用植物事典
テキストの内容は大変わかり易く解説されています。
"薬用植物事典"は日本薬用全書(¥10,145)に引けを取らない。
通信教育を主とする「日本創芸教育グループ」は確かに教材を創るのもそのシステムも受講生側に立って作られています。
料理が得意な方、ガーデニング(庭・ベランダ)が好きな方それぞれが興味深く読み進められます。
植物染料(草木染め)も先達に恵まれました。
それぞれのシーンで楽しみです。
「国家・民間資格」と言えるものは持ってなかった。
広く、深く知ってどこかに切り口を見つけて"らしく"薬草と仲良くなる。
出来るからことから始めましょ。