「新米」の響きは日本人の食のルーツ
穏やかな秋晴れが続きます。
新米が届きました。農家の特殊米と言われた頃からのお付き合いです。
一年中適宜な温度管理をして,穀蔵虫が出るのは農家から発送して都会の自宅に着くまでの温度により発生するらしい。
無農薬を選んで、開けて虫を見て慌てて苦情の電話があり、知人は「ではすぐに送り返してください」と気持ち良く対応していたのを聞いたことがある。
コンビニおむすびが「サイコーに美味しい」と言われる時代。
何回食べても飽きない!美味しいご飯の記憶はありますか?
届いた日は、塩おむすびにして焼き海苔1/4に包んで食べる。
自家用麦味噌のお汁と共に幸せを感じる時。
パンも好き、パスタも良いけどこころ満ち足りる思いはやはりこのタイミングです。
三角おむすびは関東。俵型は関西…などと説もありますが、母親が握った形が子供のこころに残っています。
個人的には手のひらでは三角形がスムーズに握れる感がします。
新米おむすびを焼き海苔に包んで食べた。それだけで大イベントです。この幸せが続きますように農家の方々にお願いします。
望みは美味しいご飯の味を忘れないでいただきたい!
ちなみに「おむすびの日」の内容です。
1月17日は「おむすびの日」です。 ごはんを食べよう国民運動推進協議会によって2000年に制定 されました。
1995年に発生した阪神淡路大震災で、ボランティアの炊き出しにより被災者に多くのおむすびが届けられたことから、人と人との心を結ぶ「おむすび」の日として震災の起きた1月17日が記念日とされています。
おむすびには何も意味ない。国民運動推進協議会が制定するから…でもない。
小さな時の母親の手の温もりをじっとかみしめましょ。
しかしながら、いつも思う…
一粒が集まってご飯になる。家庭では米を洗って、おむすびになるまでにその一粒はいろいろなところに残る。釜を洗って気をつけても流れる一粒一粒がある。
では、口まで行く一粒一粒はラッキーですが田圃から精米の過程のロスを考えると米は不定形。
闇に葬られる米を思うとまるで人生…生かしてあげたい気持ち満々。母親はお茶碗の中の最後の一粒まで…とよく言った。
ヘッダー画像。バックヤードのドウダンツツジの紅葉に今年は冴えがない。