芝の話/家の庭先に思う…
ヘッダーは三ヶ月後の繁茂したティフトン芝です。
野芝、イワダレソウ、ティフトン芝が混生しています。
芝生と芝という言葉。
同じような意味でなんとなく使用していますが、厳密にいうと意味、つまり使い方が違う。
芝生とは「背の低い芝草が絨毯のように密集して生えている状態」のことを指します。
そして「芝草」とは背が低く細かい葉を密集させる草の総称です。
家のは「芝草」に相当します。
風で飛ぶ土埃をおさえたいため。しかしながら改めて検索すると、なるほどと思える効果がいくつもありました。
環境に対する芝の効果
・熱的環境の改善
校庭に使用されている在来の被覆資材は夏の好天日では乾燥していれば表面は60℃を超すことも稀ではない。
人工芝は更に高温になり73℃にもなる。 しかし、密生した芝生は35℃以上になることは無い。
しかも、芝生の葉からの蒸散作用により、周辺の温度を下げてくれる。(小学校の校長先生談)
・光の照り返しの防止
・空気の質の改善
・騒音の緩和
・飛砂の防止
・雨水の浸透能が高まる
・「ぬかるみ」化防止
・霜柱の予防
ストックホルムに住んでいた時、週末に知人宅のカントリーハウス(多くの人が持っていると言われた)に招かれると草刈りの手伝いをします。
彼らは草刈りや野草を摘んでスゥープを作り、新鮮ラディッシュをつまみながら外のテーブルでその時間を楽しむ。
否、一杯のワインと一片のチーズで楽しませてくれる。ホスト・ホステスが垢抜けている。真似できない。
農場のような庭でした。プロフェッサーがマシーンで刈った後、草を集めます。ゴルフ場のような芝ではなく、いわゆる草を均等に刈ってグリーンになります。合理的で感心しました。
気持ちの良い手伝いでした。
芝は5〜6時間の日照がないと枯れてしまいます。何回も張り替えました。(ライフワークのセシウム計測が理由)
野芝にこだわっていた時期もありましたが、その後小さな白い花が咲くイワダレソウを植える。これも適当になるにはそれなりの要領が必要です。
今年の春はティフトン芝の苗を植えてみた。足で踏んでもチクチクしないそうです。これまでの高麗芝や野芝の長方形のシートより植え方も楽!で経済的です。
"隣りの芝はあおい"と言うたとえようがありますが、家周りは草刈り機で適当に草を刈り込むと、草の匂いと共にホッとします。
この「ホッ」が大好きなのです。
草刈り機はお話しができるほどいろいろ使ってみた…
夏は一週間に一度が理想で、疲れた頃秋になります。
芝の香りは大変爽やかで、家周りの立木や花々、草を見て季節を感じます。つまり、一年が回っていく…
家人はまったく興味がない。刈った後も気付かない。
お宅の芝草は元気ですか?