花の色は うつりにけりな いたづらにわが身世にふる ながめせしまに 小野小町 『古今集』
『花色について、バラの花色は季節によって変化する。
気温の低下や、光量が増えることで強く発色する色素など、開花時期の気温や日照などの栽培環境によって色みが変わります。
例えば、春の一番花がピンクで、梅雨時期のニ番花はより濃いピンクになり、秋咲きではまた別の色みとなることはままあることです。』(タキイ種苗)
小野小町は冗談ですが、白いシモツケの花の塊に時々はっきりしたピンクの花が現れた時は、メンデルの法則に従っていた。
が…小さなノイバラの白だった花が年を経る度に同じ株で色味が変わっていく…のです。(ヘッダーの画像)
バラはタキイ種苗の説明で理解した。しかしながらまた不思議が現れた。セイヨウノコギリソウの白が好きな場所に出て来てそれぞれ色が異なる(白〜ピンク〜赤)。
コレがホタルブクロに至っては訳がわからない。
毎年、種が着地したところで花が咲きます。株から増えている場合もある。
ヤマユリ、タカサゴユリはずっと白のまま咲いています。
一年に一度のチャンスです。
ヤマボウシも花(総苞)の多い年とすくない年が極端に違う。
しかし、夏椿はユルユルと一年毎に変わります。木に咲く花…ヤマボウシが終わると夏椿(シャラ)に移っていく。一日で落花する冬椿と似ています。踏まれると気の毒で毎朝集めて意味もなく数えてしまう。
不思議な事です。人間に例えると一人っ子は未知数になる。
次に生まれる時は植物学者になってみたい!そんな事を考えるのです。(なりたいものも徐々に増えていきます)
【意味】(桜の)花の色はむなしく衰え色あせてしまった、春の長雨が降り続く間に。
「桜の花の色」という意味ですが、ここでは「女性の若さ・美しさ」も暗示しています。
それはそれは顕著な表現です。
この時代の花とは桜の花。おそらくヤマザクラいや、モモあるいはウメ…
「ソメイヨシノ」は、江戸末期から明治にかけて、染井村(現在の豊島区駒込)の植木職人が品種改良して作られた。
知恵蔵さんで同じことを考える方がいて、お答えしてくださる方もいました。
『時代的にちょうど「はな」といえばの答えが梅から桜に変わる時期のようで、万葉集では花と言えば梅ですね。
百人一首でも
「人はいさ 心も知らず ふるさとは 花ぞ昔の 香ににおひける」
の「はな」が梅なのは有名。
一般的には桜はヤマザクラですが一部ヤエザクラを桜としているようで、百人一首でも両方が確認できる。
時期はどこで詠んだかによるかと。』
一首、一句時代背景や詠む方の色に於ける感性など…後の世の者には至らぬ思いが残った。
ちなみに:平安の女流歌人・小野小町は、今から1200年程昔の809年、出羽の国・福富の荘桐の木田(現在の湯沢市小野字桐木田)に生まれました。
いわゆる秋田美人だった…