実行本部に聞きました!~「夜空と交差する森の映画祭2023」のたのしみ方 番外編~
こんにちは。2023年9月23日〜24日に山梨県にて開催される野外映画フェス〈夜空と交差する森の映画祭 2023〉広報部です。
〈夜空と交差する森の映画祭〉通称「森の映画祭」は、ボランティアの実行委員会によって運営されていますが、一部メンバー(「実行本部」と呼んでいます)は、通年で活動中。今回は、そんな実行本部3名(サトウ・ちば・白勢)による座談会の様子をお届けいたします。
10周年を迎えて思うこと、今年の森の映画祭の楽しみ方や見どころなどを聞きました!チケット購入をお悩みの方はもちろん、チケットをお持ちの方にもぜひ見ていただけたらうれしいです。
サトウ(写真:中央):森の映画祭代表。統括から、ウェブサイトや美術制作等まで一通りを担当。
ちば(写真:左):森の映画祭代表補佐。森の映画祭のコンセプト、広報、人事などソフト面を中心に担当。
白勢(写真:右):協賛や飲食、キャンプなど運営・コンテンツまわりを中心に担当。
▮ 10周年を迎えて
━ キャッチコピー「10年後ふと思い出したくなるような一夜・一日」
サトウ:初年度はそもそも10年やるとは全く思っていませんでした。森の映画祭では「10年後ふと思い出す一夜」という言葉を使っていて、今年は「10年後ふと思い出す一日」と言っています。ですが、この言葉自体は後からつけたもの(注:2016年から使用)。そんな言葉が生まれたのは、森の映画祭が他のイベントとはちょっと異質だなと自分で思う部分があったからなのかもしれないですね。
自分自身がオールナイトで映画を観て過ごした後に森の中での朝焼けを見て、「あっ、こんな感覚初めてだ」って思ったので、少なくとも一人はそう思っているということは、色々な人にとってのそういう一夜を作れるかもしれないなって。なかなかハードルが高いことを言っちゃっているし、今年は一夜じゃなくて一日だけど。でも、10年後ふと思い出してくれる人がいたら嬉しいですね!
━ リピーターと新規のお客さんの存在
ちば:イベントがちゃんと10年分の歳をとっているというか、何年も来てくれている人がちゃんといるっていうのも面白いなと思います。今年、手紙付きの入場券をご購入いただいた方へのアンケートで、「何か今までの森の映画祭での思い出があれば教えてください」と聞いたら、「2020年のときの『またね、』がようやく実現しますね」というコメントをくれた方がいて。あの年は「また会おうね」という願いも込めて(世界観を)『またね、』に設定したので、嬉しかったです。
白勢:逆に必ず新しいお客さんが流入し続けているのも面白いです。変わらずに多くの新しい人に来たいと思ってもらえて、こんなイベントがあったんだと思われているのは不思議な話だなと思います。
サトウ:新しく来てくださる方の「きっかけ」も気になりますね。その年に本当に初めて知ったのか、高校生の時に知って来年行きたいって思っていて、今年やっと行けるようになったっていうパターンなのか、とか。10年やるってそういう年度をまたいだ来場もあるんだろうなと思っています。映画祭をたまたま知った中学生とか、親に行きたいって言ってたけど行けなかった小学生とかが、10年後だったら全然来られるようになる。もしかしたらそういう方も結構いるのかもしれない。
━ 「時を重ねてきたからこそ楽しい」を大事に
ちば:10周年の節目を迎え、〈夜空と交差する森の映画祭 2023〉では、「時を重ねてきたからこそ楽しいこと」を大事にしてみました。小さいころから変わらない幼心や思い出を大事にするだけではなく、大人になることや未来に進んでいくことって楽しい!みたいな要素も入れ込めたらいいなと思いながら準備しています。2023年のパンフレットは、読み物ページを多めに準備しているので、森の映画祭が終わった後も重なっていく日々の中でパラパラと読んでもらえたら嬉しいです。
白勢:パンフレットは、来場者全員にお渡ししているものですが、毎年イベントが終わった後も残しておきたいものになることを意識して制作してますね。日々読み返すことはさすがにないとは思っているのですが、引っ越しのタイミングなどで、ふと見返してもらえると嬉しいなあ、なんてよくスタッフ間では話しています。
▮ 2023年の森の映画祭のポイント
━ ①子供向けチケット
白勢:今年ならではという意味だと、初めて子ども向けチケットも販売しました。
ちば:それも10年経ったからですね。(2015年・2016年・スピンオフイベント・今年2023年の会場でもある)〈べるが〉に以前来てくれた方のライフステージが10年経って変わっているかもしれない。子どもと一緒にたのしめたら来場しやすくなるのではないか、と考え発売に至りました。
白勢:子ども向けチケットは初めてなので、今年来てくれた5歳とか6歳の子どもが10年後に森の映画祭を思い出してくれる、みたいな体験を作れたらと思うとワクワクしますね。しっかりとは覚えていなくても、子どもの頃にみた夜のキャンプみたいな感じを、もしかしたら覚えているかもしれない。そういう一日を過ごしていただけたら嬉しいです。
━ ②デイコンテンツの充実
白勢:今年はデイコンテンツも充実させています。会場の〈べるが〉は元々ファミリーキャンプ場なのもあり、先着順になりますが、ニジマスつかみ取り・テントサウナ・バウムクーヘンづくりと昼から楽しめる企画が盛り沢山です。今までの森の映画祭は、夕方から朝までのオールナイトで、「1つの完成されたアルバム」みたいな楽しみ方のイメージだったかもしれないですが、今年はアルバムの1番から6番までとか、3番から10番までとか、より複数の楽しみ方を提示できるようになったかなと思います。
━ ③短編作品のループ上映
サトウ:色々な楽しみ方としては、短編作品の上映をループさせることも森の映画祭では新しい取り組みです。今年は「音色の森」エリアに3つスクリーンがあって、短編映画をさくさくっとあっちこっちで観られる。これってフェス感あるよなあ、と。
白勢:これがあることによって長編映画を少し観てから短編映画を観る、他のやつを観てみようと気軽に移動しやすくなりますね。
▮ ご来場されるみなさまへ
白勢:音楽やマルシェなどのデイコンテンツ、焚火などの映画以外のコンテンツも多めに準備しています。ゆったりと落ち着いて映画を観てもいいし、映画を観ないで誰かと一緒に過ごしている時間も楽しんでもらえたら嬉しいです。
ちば:森の映画祭の実行委員会・スタッフは毎年解散をして、違う場所・違うコンセプト・違うスタッフとイベントを実施しています。なので、森の映画祭はどちらかというと毎年変化があるイベントだと思います。これをお読みの皆さんにも10年分の色々な変化があったはず。新しい人にももちろん来てほしいけれど、以前参加してみたな、昔スタッフやってたな、とかも含めて、久しぶりに来てみたいなとも思ってもらえたら嬉しいです。
サトウ:森の映画祭は、他の映画祭にはない「作品の自由なお披露目の場」にもなっていて。賞レースやコンペティションではないし、公募作品の制作年も限定しておらず、出品費もいただいていません。来場者からも森の映画祭をきっかけに短編映画を好きになって、普段から観るようになったという話を聞くこともあります。森の映画祭をはじめた頃に目指したかった、そういった役割をある程度果たせるようになったんじゃないかなと思っています。出品者にも来場者にも、いつかふと思い出してもらえたら素敵だし、細く長く、心に残るイベントになれたらいいなと思います。
▮ 森の映画祭とは?
〈夜空と交差する森の映画祭 〉通称「森の映画祭」は、”五感まるごとで映画をたのしむ”映画体験を提供するイベントです。”映画体験”を通して大切な人と穏やかな時間を過ごせることを大切に、毎年の世界観を決めてイベントを開催しています。
〈夜空と交差する森の映画祭2023 〉は現在チケット発売中です(ご購入はこちらから)。おかげ様でご好評いただき、駐車券・新宿発バスツアー等は完売いたしました。アクセス面では、シャトルバス券をご購入いただき最寄り駅の〈小淵沢駅〉からシャトルバス、ないし名古屋方面からの場合は名古屋発バスツアーをあわせてご検討いただければと思います。森の映画祭での一日が特別なものになるよう、実行委員一同鋭意準備を進めておりますのでおたのしみに。
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夜空と交差する森の映画祭 2023公式サイト
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