電子教科書への期待
電子教科書になることのメリットを現場感覚でお伝えします。
まず、教科書配布の手間が省けます。
教科書配布作業って結構大変なんです。
①転出入の確認をして、在籍者リストを作成
②教科書販売している指定の本屋に在籍者数をFAXで送付
③教科書をどの児童が何を何冊受け取ったか教育委員会に提出ようの資料作成(全校児童の名前をスタンプで押すか、パソコンで各学級ごとに作成)
④4月、送られてきた教科書の検品
(予備は入っていないので、正確に数える必要あり)
⑤始業式当日、各学級で教科書配布&記名指示
他にも転校生用に教科書配布証明書を発行する必要があります。
完全に電子教科書に移行出来れば、上記の雑務が全てなくなります。
単純計算でG1(小学1年)~G9だけで1億冊以上の教科書が必要となります。
また、担任目線で考えると「教科書忘れ」に対する無駄な指導時間がなくなり、より効率的に指導が出来るようになります。
紙の教科書のみ使っている人は、ペーパーレス化への移行がスムーズにできなかったり、タブレット端末で本を読む能力が足りない気がします。
確かに紙媒体の方が見やすい
でもそれは、今まで紙で情報を得ていた時間が長いからではないでしょうか。
例えば、パソコンのマウスの使用をやめた当初は、タッチパッドの操作に慣れず不便でした。しかし、2年マウスを使わないとタッチパッドの操作に慣れ、今ではマウスなしの方が仕事効率が高いくらいです。
ノートはどうなるの?
書くという作業もスマホやパソコンで代用可能です。しかし、今までメモを紙媒体でしてきたため、教務簿はやはり紙を使ってしまいます。来年度は、紙媒体を限りなく使わないで業務をしてみたいとおもいます。