30キロ痩せた話


小さい頃食べたカボチャの煮物に、カメムシが入っていたことがあった。
それ以来、嫌いな食べ物の1つにカメムシが挙がる。

今日はそんな食べ物にまつわるお話。

ある日突然鏡に映った自分を見て、
「えっこのクソデブ、誰?」そう思った。

それもそうだった。
社会人になってから20キロも増えていた。
元々標準体重なんか軽くぶっちぎるくらいの体重だったが、いよいよ洒落にならないレベルになっていた。

「体重3桁超えるのって才能らしいですよ!」と後輩に言われたが、そんな才能なら無い方がいい。

そうしてダイエットを決意した。

結果的に、30キロの減量に成功し、ウエストは26cmへこんだ。そのプロセスを書いていく。

導入〜体を慣らす

まず最初に取り組んだのは、食生活の見直し。
そして徹底したカロリー計算。
基礎代謝+消費カロリーが、摂取カロリーより下回れば痩せる。
実際計算してみるとわかるのだが、そんなに食べられない。ドーナツなんかオヤツに食べた日は1食抜かないといけない。
それまで腹が減ったら食う、腹が減ってなくても食う、と自堕落に生きてきた私にとっては苦痛この上なかった。

だから、断食から始めた。

まず「ちょっとくらい食べなくても死なないよ〜(*^▽^*)」って感じで体に覚え込ませた。

丸一日、水とお茶、ブラックコーヒーで過ごした。
だいぶきつかったが、それでも耐えられた。
この断食で、食事制限いけそうじゃん!と自信がついた。

次に、1日2食にしてみる事にした。
12時間おきに食事を摂る。

メニューは常に固定、考える余地があるとすぐ高カロリーのメニューに走ってしまうから。

サラダチキン、飲むヨーグルト、魚肉ソーセージ、プロテイン、大量の野菜
そして、1週間に1回ラーメンを食べる。

この生活を続けるうちに、メキメキと体重が落ちてきた。
最初は味気ないのだが、サラダチキンを作る時にカレー味とか色々味付けをして誤魔化しながら、2ヶ月くらい続けた。
そして2ヶ月で12キロほど落ちた。

ここで大事だったことは、朝ごはんを食べない事と、米を食べない事だ。
朝は必ずお腹いっぱい食べていた私だが、実は朝ごはんは1番体が吸収してしまうため、食べる物と量をしっかり制限しないと、他で頑張っても太る要因になってしまうみたいだ。

米に関しては皆さんご存知の通り。
たまに食べるのはいいんだけどね。

体が慣れたあと〜

とまあ、ほぼ食事のみでだいぶ体重が減った。
体が慣れてきたところで、次は筋トレを始めた。

大きい筋肉を鍛えると効率よく体脂肪が落ちる。
なので、とりあえずひたすらスクワットをやった。
あとはプランクと腕立て伏せ。
毎日30分ほど筋トレを続けて、負荷が軽く感じ始めたところで、次はジム通いを始めた。

痩せるにあたって、ジムに通わなくても別に問題はないと思う。痩せる以上のボディメイクを求めるなら、しっかりマシンなどで負荷をかけてトレーニングすればいい。
おうち筋トレでもダイエットには充分だ。

あとは散歩もかなり効果的だと思う。1時間休憩無しで早歩きするだけでだいぶ違う。外を歩くと気分も良くなるし。

筋トレを始めてからは、食生活を1日3食に戻した。
この頃、タンパク質不足だったのか異常に背中が肌荒れしていた。
体ってすごい。異常シグナルをすぐ出してくる。

朝 バナナ1本とヨーグルト
昼夜 サラダチキン、ソーセージ、プロテイン、野菜

そして時々ラーメン…

そしてついに見えた「普通」


「あと30キロ痩せたらBMIが普通になるのか〜」って思った、ダイエット開始から約半年。

ついに到達した!
何年振り?おかえり、よく帰ってきてくれたね、普通体型!!!!!

あまりにも嬉しくて、10キロくらいリバウンドした。
それは完全に怠惰な生活を送った私の責任だ。

正直Twitterに写真をあげるためにラーメン食べてるようなところもあるので、気をつけよう。

得たもの

痩せた事ももちろん嬉しいのだが、目標を立てて計画的に頑張る、という行動が出来たのが1番大きい気がする。
全くもって何事も計画を立てられないタイプの私がこんなに長期的に頑張った事は無かった。

だから、挑戦してみて良かったな、と思えるだけで価値はあった。
リバウンドしたぶんも取り戻そ…


ここまで読んで下さった優しいあなた、ありがとうございました。
あなたにとってより良い一日になりますように。

またね。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?