![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/120229942/rectangle_large_type_2_b5f355c7d83b1eece8f35adff460305e.jpg?width=1200)
全世界待望!俺のいとこ界(あと甥っ子)で、誰がいちばんまともか選手権開催したin宮城②
時間軸がずれたが、このあといとこ兄弟に、その辺の田んぼに放置され、40分ランニングします。
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/120172530/picture_pc_a8f16d40c090c3438f17db475cd10ef8.jpg?width=1200)
「皮膚科終わりそう。そろそろ戻ってこい」といとこ弟からライン。
戻ってくると、すぐに出発できるように畑の路肩に止めている。
よし、乗るか。と思った刹那、俺は察知した。
今ハンドルを握っているのは、いとこ兄。こいつはまともじゃねぇ。ということは、
(こいつ多分、アクセル踏んで逃げるわ。)
残り30mというところで、車が発信し始めた。
ビンゴだ!GO!!!
知る人ぞ知る名作映画「GO!」の主人公杉原が、地下鉄の線路を全力で走るばりに、全速力で車を追っかけた。映画とはシチュエーションが逆だがな。
田んぼの脇道をカーブした。
なるほど。そう来たか。
しかし、車のカーブより、人間が曲がる速度の方がはるかにはやい。さらに差を縮めた。
追っかけられてることをものともせず、アクセルを踏む車、トップスピードで追いかける俺。数秒後、勝利を確信した。
一時停止信号だ。
なんとか車を捉えた。
いとこ兄「ああ、すまん。不審者かと思って逃げたわ。」
「誰が不審者だ。白々しいわ!俺は公務...」
いとこ弟「あれ、あいつ甥っ子じゃね?おーい甥っ子ー!」
歩いている甥っ子振り向く。
「うす。」
甥っ子を乗せてファミマに行くことになった。
甥っ子「なんで息切れてんすか?」
俺「車で...置いて...かれたんだよ!」
笑いながら経緯をいとこ兄が武勇伝のように話す。
甥っ子「どこから走ったんすか。」
俺「ん、ああ200mくらい追いかけたかな。」
甥っ子「へぇ。」
なんか甥っ子今東京で一人暮らししてるらしい。わけぇのにすげえな。
甥っ子「え、オレも埼玉行ったことあります。三郷知ってますか?」
俺「おお!三郷行ったんだ!なんかあったっけあそこ。どこに行ったの?」
甥っ子「ラウンド1っす。」
俺「ああ、だよね。笑」
だよねは意味深だったかもしれないが、乗って1分でファミマに着いた。
いとこ弟と甥っ子がタバコを吸い始めた。いとこ兄はその近くにいる。
いとこ弟「おーい、源ちゃんもこっちこいよ!」
俺「いやー、なんかそこにとばり降りてるわ。(五条悟のやつ)」
いとこ弟「ああwwwタバコ吸うやつはなんだっけ?」
俺「クズのクソ野郎。」
いとこ弟「それ、甥っ子にも言えるか?」
俺「まあ、人それぞれですよね。」
いとこ弟「おめ、また逃げんのかよww」
いとこ弟は性格が悪いので、昨日、俺がタバコ嫌いなのを分かって、徐にタバコを吸い出すので、「くせぇな!タバコ吸うやつはクズのクソ野郎だ!」と吐き捨て距離をとったら、
後から来た強面の自分の父に、
「源ちゃんが、父さんのこと、タバコ吸うクズのクソ野郎って言ってたぜ。どう思う?」
と言いやがり、
いとこ父「ああん?」と睨みをきかせてくる。
俺「マアヒトソレゾレデスヨネ」
いとこ弟「にげんなおめぇwww」ってくだりがあったばっかだった。
ロープに繋がれてない野良犬くらい距離をとって傍観してると、
いとこ弟「お年玉やるよ。」
一万円を甥っ子にあげていた。
だから、お前は社長か!
いとこ兄「俺からもやる。」
見栄を張って、一万円を同じくあげていた。
俺はそんな義理はないので傍観していた。
いとこ兄は、家に帰り、いとこ弟と温泉に行くことになった。
いとこ弟「なあ、源ちゃん、お前料理できっか?」
俺「そうだな、無水カレーとかなら作れるぜ。」
いとこ弟「明日教えてくれっか?俺、疲れてる母さんにカレー作ってやりてぇんだ。」
俺「それはいいな。トマトの水分でカレー煮込むんやで。」
俺はその瞬間確信した。
1番まともなのは、いとこ弟や。
(次の日寝坊したとかなんやらで実現ならず。)