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Z世代女子(合法)とボーリング行ったら、彼女できま(最終回?)~彼女できるまで毎日投稿公務員day22
実は、俺はこの3ゲーム目にかけていた。俺の集中力タイプが「短期決戦集中型」だからだ。アニメ「左利きのエレン」では、集中力は3つの要素で構成されていると述べている。
①集中力の「深さ」
②集中力の「長さ」
③集中力の「早さ」
である。
![](https://assets.st-note.com/img/1691134378281-YK1ZfrrLaL.png?width=1200)
ちなみに、俺の集中力を図解するとこうだ。
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/112789315/picture_pc_27e923850be1da77ad4dd80f0b0f5887.jpg?width=1200)
そう、実は1・2ゲーム目は正直捨て、3ゲーム目でどうやってスコアを伸ばすかに尽力していた。
具体的には、上手な二人のフォームと自分のフォームを見比べて少しずつ改善、どの位置(▲のやつ)に投げれば、ボールがピンの真ん中に行くかの物理的な計算、球速・重さと倒れる関係の相関、そしてなるべく軽いボールで体力の温存をしていた。
そう、俺はこんな遊びのような勝負でも、本気で戦略立てちゃう系男子だのだ。どうせやるなら勝ちたい負けず嫌いなのだ。
そう、勝負はやる前から始まっていると思う。
テニスにおいては、持ち前のコミュニケーションで、格上相手のプレーを研究し、イメージトレーニングをする。技術が足りていない分、試合が9時からだったら、朝6時から練習し、最高のパフォーマンスで戦えるように調整する。
長々と、述べたが、結果を見たほうが早いだろう。第3ゲームの結果はこうだ。
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/112789388/picture_pc_ab201664560ad287bdd8e2709a96661a.png?width=1200)
自己最高記録をここで更新するとは思わなかった。結果から分かるように、一度ストライクを出せば、ゾーンに入り、調整する能力がある。奇跡の結果であり、努力の軌跡の集積とも言えよう。
一般人からしたら、121なんて大したことない結果かもしれない。でもアベレージ70くらいの俺からしたら大健闘である。
なんだかんだで、貴族先輩も最終ゲームでまさかのストライク2発という土壇場プレーを見せ、パパが最下位になった。
「なんか、二人ともすごいっす!俺感動しました!」
そう、パパはいいやつなのだ。
ちなみに雪ちゃんからは返信がなかった。
その後も、男3人でビリヤードをしたり、バッティングをしたり、やりたいことをしまくった。雪ちゃんには、誘ったときに個別ラインも送っていたので、その返事もくればなとも思っていた。新人ちゃんからは、「雪先輩めちゃくちゃ返信遅いんで気を付けてくださいね笑」
ちなみに、グループラインはともかく、
個別ラインは3日間返ってきていなかった笑
・・・・・・。
次の日の朝になった。
雪ちゃんから返ってきていた。
「ボーリングまたやるようなら、お願いします〜!」
という淡白な文章。
それは、5秒で返せるやつ!
そう、実は頭のどこかで、分かっていた。
脈なんてなかったということを。
そう、俺は見たのだ。
右手についていた指輪・・・
右手の指輪の位置が、お姉さん指だったのだ。
察しながら、ググってみると、
結婚はしていないけれど、恋人であることを示す証として右手の薬指にペアリングをするという風習がある。
自分には恋人がいる、好きな人がいるから誘わないでというサインである場合であることも多い。
というのは、ペアリングならデートのときだけしておいても良さそうだが、職場などにもしてくる場合は恋人がいるアピールや幸せアピールのために着けていると考えられるからだ。
右手薬指の指輪は恋人がいるという意味で、通称「ラブリング」とも呼ばれます。
そりゃ彼氏だろ。
彼氏っぽいですね。