昨日ルーレットで三重が出たから弾丸一人旅中〜休日ヒロイン独身アラサー公務員の毎日ブログチャレンジ③
新幹線くらい優雅に行かせろ!残業仕事○ね!
今仕上げないと、ブルーマンデーがビックブラックホールマンデーになるので、今だけブルー新幹線。移動中なら、QOLはそこまで下がらんのだ!
とりあえず三重に伊勢神宮があることは分かったので、伊勢神宮を目指そうと思う。
本当は一言つぶやき
を一回にカウントして、毎日投稿余裕じゃんwとたかを括っていたのだが、どうやらこれは許してもらえないらしい。
10時 名古屋到着
そのままスルーしてよかったのだが、いかんせん腹が減った!
名古屋駅は、モーニングで有名っぽいので、途中下車して探すことにした。さすがモーニング大国名古屋。
コメダ珈琲店をはじめ、小豆を売りにしたたくさんのカフェがひしめいていた。
しかし、どこもかしこも行列。
唯一空いているのは、マックとカフェド○リエだけだった。カフェ○クリエはもっと頑張れ。
15分の捜索は徒労に終わり、結局駅中の有名っぽいきしめんにがっつく。
腹ごしらえして出発!なんでここに行列ができるんだ。愛知県民は味の違いが分からないのだろうか(嘘です)
とりあえずGoogleマップで、三重って出したら、大きかった松阪を目指した(語彙力伝われ)
まず、現地に着いたら必ずすることがある。それは、
その街のギルドに行くことだ。
おばちゃんが、紙コップで新茶を勧めてくれた。遠慮なく飲む。
「松坂城」とはにわがオススメよ。あとはやっぱ松阪牛やね!
レンタサイクルがあるらしいので、街巡りも店探しにぐるっと周ることにすると、
そのギルドの長っぽいご老体が出てきた。
「松阪牛はうちで食べてきな!」
値段はどれくらいですか?
相場は5000〜15000円。オレがなんとなく調べて行こうとしてたのは7500円のお店だった。
「2500円ポッキリや。」
(ポッキリとは言ってなかったかもしれない。)
え、やすっ!どうしてですか?
「人件費やで(ニヤリ)」
怪しそうなのでとりあえずぐるっとまわって探すことにした。
ギルドの看板娘のおばちゃんが、出発間際
「松坂城の坂は、松阪駅の阪と違うのやで」
あまり興味なかったが、なんでですか?と聞くと、
「ちょっと待って、ギルドマスター連れてくるから!」(ギルドマスターとは言ってなかったかもしれない)
嬉しそうにマスターはやってきた。
よく覚えてないので要約するとこうだ。
「昔な、この辺はなんちゃらがおさめてたんだが、織田信長と秀吉がやってきてな。秀吉がまあ頭良くて、、、中略
んで、伊達政宗知ってるやろ。その地名が会津若松なんや。そして縁起がいいんよな。落ちた時に二つが繋がっててまるで夫婦みたいなんや。だから...?」
何か察してほしい空気を出してきた。
オレは気づかない。痺れを切らして言った。
「だから、松なんや。」
いや、松阪の松の方かーい!
ついでに松阪の阪は大阪由来らしい。
マスターの話は終わらない。
「武士はトンボが好きなの知ってるか?」
いや、知らなかったです。
「なんでかわかるか?シュッシュッシュッ」
指でジェスチャーをし始めた。
とりあえず、わぁ!と言ってみた。
「そうや。トンボは、横と前には動くけど後ろにはいかんのや。合戦で後ろ行ったら負けるやろ?」
なるほど。
「だから、ワシもとんぼなんや(?)」
徐に名刺を見せてきた。なんちゃら蜻蛉会と書いてあった。ワシもトンボみたいに生きたいと思ってる。前に進みたいんや。ほら、ここ見てみ。
前髪の生え際を見せてきた。
後退しているのを突っ込んで欲しいのだろうか。
(「いや、ハゲてるやんけ!」)
とツッコみを入れるか迷っていると、
ほら、この帽子。
トンボのマークだった。
あぶねぇ。とんだフェイントだ。
ありがたい話がやっと終わって、サイクリングに出た。目指すは、松阪城。マスターによると、
「あー、城見えるから行くのは簡単簡単!」
それを信じて進んだのだが、マジで辿り着かねぇ。城がどこにも見当たらないのだ。
30分くらいかけて、やっとの思いで城壁にぶち当たる。ここか!人生においてこの壁は嬉しいやつ!
期待を膨らませていくと、
いや、城跡やないかーい!
そりゃ城見ながら行ったので、見つからないはずだ。気を取り直して、松坂牛探しをしたのだが、最近の経験で、浮気する人間に腹が立っていたので、結局マスターの店に行くことにした。
雰囲気は皆無のコミュニティセンターだが、女将さんが4人、席数10くらい。
まさかあの狸親父、破格の値段で働かせているのだろうか...?
写真でもわかる通り、途中まですき焼きを焼いてくれた。
味は、、、
脂が乗っててめちゃくちゃうまい!これで相場の半分以下とはにわかに信じがたい。
思わず聞いてしまった。
「めっちゃうまいですね!これ、松阪牛ですか?」
そういうことだぞ。アラサー。細かくは言えないが、昨日ガッキーが怒って帰ったのもこういうことだ。
「あ、はいw松阪牛ですよ!初めてでしたもんね!」
「そうなんですよー!ちなみに、なんでこんなに安くできるんですかね?」
「観光協会が開いてるお店なのと、他の店は、ずっとつきっきりで焼いてくれるんですよ。私らは、料理作って案内したら、あとはお客さんにやってもらうのよ。」
といいつつ、焼き加減をさっきから見てくれている。そうか、狸親父じゃない。人情味ある優しいトンボを愛するおじいちゃんだったのだ。
「おかわりいる?」「肉はこれくらいがちょうどいいわよ」「スプーンで汁どうぞ」
いや、おかみさんめっちゃ優しいですやん。
14時。さあ、伊勢神宮に行くぞ。(松坂で2000字越えかよ...)
しかし、この日アラサー氏は、伊勢神宮の神様にたどり着くことはできなかった。そして、この土地三重に留まることは出来なかった。
次回「何かを得るには、何かを捨てなければならない。」カミングスーン!神だけに★