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バーンアウト
俺主体の一つのプロジェクトが終わった。
「ほんとお疲れ様」「素晴らしかったです」「終わってよかったね」
労ってくれる人も多かったが、モヤモヤが残った。
主にめっちゃ偉い人や社長からは、足りない部分や改善点をたくさん指摘された。
源「ここがこうだとよかったですよね」
めっちゃ偉い人「いや、むしろ私が思うのは源さんの真逆の考えですね。」
簡潔に言うと、
トレンドの捉え不足
めっちゃ偉い人「ちょっと従来の型に囚われすぎというか。これからは色々変えてく必要はありますね。」
......。
そうか。結局俺も型に囚われた人間だったのか。しかし、みんなの意見は取り入れたつもりだ。いつもの自分だったらもっとできた。
いや、それも言い訳だ。
自分が正しいと思っていた。俺は井の中の蛙だったのだろうか?
理解者ベテラン「トレンドトレンド言うけど、現状じゃ無理でしょ。」
理解者パイセン「最後の社長のあの一言はいらなかったよね。じゃあなんでここまで話してきたんだよって」
源「代弁ありがとうございます....。俺もモヤっとはしてました。」
とはいいつつ言い訳だった。
確かに自分なりには頑張った。
時間も投資した。
でも、わかっている。見る人から見たら足りてないことは分かっている。自分がいかに足りてないかくらい自分が1番分かっている。
「あ、源さんお疲れ様です!よかったですよ!」
とは言いつつ、若手に気を遣われてるのではと気分が落ち込む。俺は背中を見せられたのだろうか。
2年目ちゃん「私その会議出なくてもいいですか?人がいっぱいいるのは嫌で。」
気持ちは分かるがそれを言うのは絶対俺じゃないぞ。もはや2年目ちゃんはいつも通りで安心した。
所詮自分はその程度だった。
俺はヒーローでも開拓者でもない。
何者にもなれなかった。
バーンアウト
この先何も楽しいことがないんじゃないかと心配になる。
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気分を変えたかったので、
「カラシビ系?」だかのラーメンに口をつける。
(え、、味がしない...?辛いだけ?うわっ唇いたっ!)
正直一口目はマジで微妙だった。
食べ進めるたびにからシビ系の真髄に近づいてはきたが、もう一度食べたいとは思えない。なんでこれがクセになるんだろうか?
食べる人が食べたら美味しいんだろうなあとは思った。正直自分の口には合わない。
(そうか.トレンドって所詮こんなもんだよな。)
国や県単位で打ち出しているトレンドだったとしても、本当にそれは効果的なのだろうか?
お世辞だとしても、ちゃんと認めてくれた人がいる。
ここまでサポートしてくれた方々がいる。
言い訳やバーンアウトする前に、形式だけのありがとうございましただけでなく、明日からも感謝の気持ちを表そう。
あーもういいや。自分のペースでやれば。
ちょっとずつでいい。ちょっとずつでいいのだ。
折れかけた心だったけど、あんま美味しいと思えない、からシビ系ラーメンに気づかされた。
ありがとうからシビ系。
もう一度レンゲで救って飲んだ。
最初よりはちゃんと味がしておいしかった。
でも唇がヒリヒリする。
ラー油が油っぽくてまずい。
あー、やっぱ好きになれなそうだ。
ま、それでいいのだ。それが自分の感性なのだから。