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【第11話】美人秘書の美人友達に連絡先聞いてみた〜ゼロから始める異世界交友生活〜

〜1ヶ月前〜
美人秘書「○○部署の○○さん、すっごい可愛いのに、彼氏いないみたいですよ。」

源「なぬ?連絡先持ってる?」

美人秘書「それが持ってないんですよねー、今度飲みたいなあとは思ってるんですけど。」

源「なんでもってないんだよ!聞いてみてくれない?笑」

美人秘書「自分で聞いてください。」

美人友達は黒髪ロングの可愛い系。いわば癒し系。天然なところもあり、みんなから愛され系だ。(※アラサー調べ。)
美人友達ちゃんとは、何度か挨拶をする中だ。といっても、高嶺の花子さんでいうたかが知人B。
俺が一方的に推してるだけだ。

しかしパラダイムシフトしてる俺氏。
1ヶ月後、その子とラインを交換するセリフを考え、1回目のデート、2回目、3回目、告白のセリフ、結婚後のことなどを考えながら過ごした。(こわい)

しみゅれーしょん

偶然を必然にする源「あ、お疲れ様です!今日はありがとうございました!」

美人友「ありがとうございました。」

源「ほんと美人友さんきてくれてよかったです!あ、よかったらこの後お疲れ様会いきませんか?」

美人友「えー!いきたいです!」

源「じゃあ、LINE交換しましょ!お仕事終わったら連絡します!」

美人友「はい!ぜひ!楽しみです!」

なにこれ完璧すぎワロタwwww

当日。

美人友達ちゃんが見つからないやん泣

同じ空間にいるはずなのに、なぜだ!こんなはずじゃ、

謀らずもその時がきた。

数人で帰ろうとする美人友達ちゃん。

源「あ、お疲れ様です!今日はありがとうございました!〇〇さん!覚えてますか?」

Tちゃん「あーはい、覚えてますよー!」

後ろに控えるはTちゃんの同僚。
ニヤニヤこちらの様子を見ている。

行くんだ源!嫌われる勇気を身につけただろ?いけーゲーーーーーーーーん!!!

源「...えと、あの、今日はあえて嬉しかったです!お、推しなんで!」

なんだそりゃ。

Tちゃん「あ、ああありがとうございます!じゃあまた...」

こうして俺の計画は頓挫に終わった。




それでいいのか源?


お前は偶然を必然にする男だろ?


というわけで、決して全くストーカーしてるわけではないのですが、入り口付近で掲示資料を整理したりそれっぽい仕事をしていた。

すると、Tちゃんが1人で現れたではないか。

今しかないぞ源。

源「あ、Tさん!また会いましたね笑」

Tちゃん「ああはい、、、」

源「あのー、実は美人秘書さんが、Tさんと飲みたがってるんですよ!それで、俺繋ごうと思うんで、連絡先ください!」

なんだそりゃ。

もう後戻りはできん!すまん秘書ちゃん!でもこれが最後の駆けだ。


Tちゃん「えーと、ああ、じゃあ



「共通の事務の○○さんを通して聞きますね。」


こうして何も始まらなかった何かは終わった。

秘書ちゃんに正直に話すと、

秘書ちゃん「なんで私の名前出しちゃったんですか!!!!😡 ...まあ、源さん頑張りましたね。お疲れ様です。」


どうせ散るなら男らしく、ストレートで行くべきだったよ。多分1番の原因は、テストステロン値がたりなかったからだとおもう。筋トレ筋トレ!

でもTちゃん。

期待させてくれた楽しい一ヶ月間をありがとう。

幸せになってくれ。

おわり。


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