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【ゼロから】最近の人生終わってるから、狭山湖の日の出見るため、チャリで来た。

朝4時25分。自然と目が覚める。


おい。俺の体ちゃんよ?バグり過ぎだろ。
しかし、前日20時くらいに寝落ちしていた気がするので、案外偉いのかもしれない。

部屋の汚さは、メンタルが影響しているらしい。
最近だと一番汚い。
かろうじて、食べかけのものは捨てているが、散乱した服やモノ、たまった食器、髪の毛がつまった風呂の排水溝、ぐちゃぐちゃのシーツ。

気づけば、最近は何をやってもうまく行かない。

・テニスの大会では、第二シードなのに、序盤で前回負けた大学生君にまた負けた。あと一本の気持ちさえあれば勝てる試合。前回と同じ展開で負けた。次に控えていたライバルを失望させた。

・仕事では、直属の部下にあたる新人ちゃん(2年目)がイヤイヤ期に入り、朝も夜もお悩み相談に乗り、遅刻や欠勤した際の仕事を肩代わりし、自分も回らなくなっていた。ストレスからか、非合理なことに対し文句もたくさん言ってしまった。

・趣味で始めたピアノは壁にぶつかり、上達せず2週間以上弾いていない。

・忙しさにかまけて筋トレもしていない。インスタジム投稿も1か月くらいストップしている。

・恋愛は散々。ふとした瞬間に過去の恋愛を引きずる。何て弱いんだ。これじゃだめだと思い、何人か会っては見たものの、ピンとこない。徒労感。惰性。そんな自分に嫌気がさす。


ふとふらりと朝か夜の街を散歩した。
静けさが夜を包む。
半袖半ズボンで出てきてしまい、すごく寒い。



ガッキーとベガちゃんと待ち合わせした場所。

心が落ち込む。この場所ももう必要ない。

・・・ああ、帰ろ。

このまま帰っても堕落した部屋で堕落した朝を過ごしそうだ。

・・・・・。

そうだ、湖に映る日の出の瞬間見に行こ。


どうやら日の出は、5時47分らしい。
チャリをぶっ放せば、、、間に合う!

線路越しの空は明るみ始めていた。

なぜだか、ふとめっちゃ好きだった「車輪の唄」を思い出した。

錆び付いた車輪悲鳴を上げ 僕らの体を運んでいく明け方の駅へと 
ペダルを漕ぐ僕の背中 寄りかかる君から伝わる物 確かなぬくもり
街はとても静かすぎて 世界中に二人だけみたいだねと小さくこぼした

BUMP OF CHICKEN「車輪の唄」

まだ、二人乗りが合法だったあの頃、男同士で二人乗りの練習をしたことを思い出した。ジブリ乗りにあこがれて、乗ってみたものの、バランスを崩して盛大にこけたのもいい思い出だ。(雫ちゃん運動神経ありすぎだろ。)

大分進むと、自然が多くなる。コスモスがこんなにきれいな道があるんだなと知った。


狭山湖は標高が高いので、上り坂は必須。昨日のテニスの大会で頑張ってくれた膝が悲鳴を上げる。左には柿の木。いいね。

5時42分 狭山湖到着


俺は、致命的なミスを犯していた。

朝日、湖側じゃないやーん!!!



まだ時間があるので、自販機を探しに行く。全然見つからない。


中程度の田舎ラインナップ!

つめたいしかないやん。これだからド田舎は!!!

(あ…。)戻ると、すでに日は上っていた。

綺麗だ。燃えるような橙の日の出なんていつぶりに見ただろう。この感動を誰に伝えよう。とりあえず、最近ラインした友達に片っ端から送ってみた。

つめたーい

でっかい一眼レフで瞬間を収めるカメラマンたち。

手をつないで楽しむカップル。

ランニングの一環で見ているスポーツマン。

俺も五感でこの瞬間を。

朝露に濡れた若芽の爽やかな匂いが鼻孔をくすぐる。
ああ、自然の匂いだ。

「外出許可が出たから満喫しますね。」と豪快に笑う、ショーシャンクの空にさながらの仲良いおじちゃん二人。

「今日人多いな。ちょうどいい陽気だなぁ」「過ごしやすいからですかねえ」と話す仲睦まじき老夫婦。

(過ごしやすいからだよなあ。)

以心伝心してる感じでいい。確かにそうだな。
ついこないだまでは、生温い草いきれの風がふいていたのに、涼しくて心地よい風が吹いている。

おじちゃんがぶら下げたラジオから聞こえるニュース。

ランニングマンの足音と息遣い。

はじめてだろうか、チャリできた学生の恐る恐るチャリを置く音。

はるか遠くで車が走る音。

眼下のグラウンドで、野球部のキャッチボールのミット音。

カラス、スズメ、モズの声。

鈴虫、松虫、カエルの声。

まだ鮮やかな緑だが、やや黄色がかった木々の葉の擦れる音。

どれくらいここにいただろうか。
さっきまで周りにいた人たちは、すでにいなくなっていた。

街はにぎわいだしたけれど、世界中に1人だけみたいだなあと 小さくこぼした。

肌寒い風が吹く。

ああ秋が来たのか。

夏が終わった。

やっと夏が終わった。

夏の恋愛はいつだって散々だった。

直前で花火が見れなかった夏

遠くにいってしまった夏

キープされた夏

好きと言われた翌日に失う夏

間違いじゃない あの時君は 君は…

BUMP OF CHICKEN「車輪の唄」

車輪の唄にとっての別れの「電車」なら、俺の恋愛に人生の電車のメタファーは「新しい彼氏」だろう。

しかし、対立的なもので、電車は(大体は)時間通りに現れるが、新しい男は、彗星のごとく現れ奪い去っていく。こちらの覚悟など知らずに。

いや、実は気づかなかったのは俺だけだったのかもしれない。予兆はあったのだから。

何万歩より距離がある一歩 踏み出して君は言う。

BUMP OF CHICKEN「車輪の唄」

ここまで歩いてきた軌跡がある。
立ち止まるな。
踏み出せ。重い足を上げろ。

運も才能もないが、俺は努力してきた。
努力でカバーしてきた。だから、努力をやめたら俺は何者でもなくなってしまう。

毎日投稿希望

勝ち組公務員

簡単に言うなよ笑
結構大変なんだからなこれ。

でも、自分が過去に100日以上続けられたのはブログだろう。自分のブログで1000人に1人でも勇気づけられたなら、それも本望だろうよ。

恋愛の傷は恋愛でしか治せない。って誰かが言っていた気がする。

そうだな。
毎日投稿終了の条件としては、
★ああ好きだなって思える彼女ができる。
にしよう。
★サスケに出場。
★ストリートピアノで盛大に弾く。
★市民大会優勝or県大本戦出場。
★のど自慢でチャンピオン。
果てしなく遠いゴールで、たどり着けないかもしれないがこのどれかでもいい。

高めよ。自分を高め続けよ。

というわけで、

毎日投稿今日から始めます。
~俺は天の川を渡れなかったけど、ゼロから始める異性交友生活始動~

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