台風来てたけど、雨にもマケズ、宮沢賢治の聖地をチャリで爆走してきた。前編
宮城に別れを告げ、父親のルーツを探す旅に出ることにした。岩手出身の父親の名前の由来は「宮沢賢治」から来ている。これ以上言うと、身バレにつながりそうなので控えるが、父親は宮沢賢治が大好きで、家には宮沢賢治ワールドが領域展開されていた。
そんな家庭で育ったのだから、「銀河鉄道の夜」を読書感想文で3回書いたことは言うまでもない。
ありがとう賢治。君の話は、とても感想が書きやすかった。
というわけで、いざ宮沢賢治のふるさと、岩手「花巻」へ!
1 2時間かけて到着
東北を侮っていた。めちゃ遠いやん。
そして、台風が北上してきたから、逃げてきたのにこの天気である。
まあ、
俺、晴れ男だから大丈夫やろwww
傘がないので、とりあえずカフェで、雨宿りすることにした。
岩手にしては、とてもおしゃれなカフェがあった。失敬。岩手だからこそ、とてもおしゃれなカフェがあった。一人は、桐谷美鈴に似ている。かわいい。
さっそくカフェ活しようと、お金をパイパイで払おうとすると、気づいてしまった。
電池が7%しかないのだ。
こんな秘境で情報がないのは非常にまずい。電車は1時間半に1回しかこない。このままだと、俺が銀河鉄道に乗って終点まで行ってしまう。
どうするアラサー。・・・・。
よし、喫茶店で借りよう。
ただ貸してくださいって言ってもダメだろうから、世間話をしよう。
「ここのおススメメニューって何ですか?」
「黒糖ミルクコーヒーですよ!」
「じゃあ、それにしてみますね!あー会計はパイパイで!あっ!電池がもうない。」
「実は、東京から父親のルーツを探しに花巻まで来ていて、あ、俺の父親の名前○○○○っていうんですよ。」
「あー、なるほど!笑」
「そうなんですよ笑 で、もしよかったら充電器貸してもらえたら、とてもうれしいんですよね・・・。東京帰れるかなあ(ボソッ)」
「・・・・店長に聞いてみますね!」
しばらく席に座っていると、桐谷美玲が充電器を持ってきてくれた。そのまま埼玉にお持ち帰r
そして、1時間桐谷美玲のことを考えて過ごしたというのは嘘で、旅のルートを考えた。どうやら、行きたかった花巻温泉は遠すぎることが判明した。
外は、なんと☔が弱まってきた。行くなら今だ。
美鈴にレンタサイクルを借りて、いざ出発。
さっきまでの雨は嘘のような、晴れ渡る空になっていた。
2 雨にもマケズのやつ
こ、ここがイーハトーブ。賢治の理想郷だったのか。
3 フランス海岸(銀河鉄道の夜の聖地)
きれいな夜空と、透き通った北上川を見れば、確かに天の川銀河を連想することだろう。そして、なんでイギリス海岸か?当時教師をやっていた賢治が、海にいけない子供たちのことを考えて、あえて自ら海岸と名付け、連れて行ったらしい。泣けるぜ賢治。そして、昔の風景写真でもこんなきれいなとこなんだから、令和の俺の眼に、しかと焼き付けてくるぜ。
うおおおおお賢治ーーーーーーーーー!
台風で、川は大変なことになってしまってました。
4 花巻市博物館
宮沢賢治博物館と間違えて入っちゃったけど、すごくよかったです。
魚、赤い実で栄養を取り、主食はどんぐりだったそうだ。どんぐりを食べるには、あく抜きが必要で、長い時間煮込む必要があった。ああ、今こうしてコメダでのんきに小豆小町桜を飲んでるのが感慨深い。
旧石器時代から、人類は創意工夫し、ここまで文明を発展させてくれた。ありがとうございます。先人の皆様。