メンタル終わってたから豊洲開拓してきた。~中尾のひとりごと2~
これはメンタルが死んでた、つい一週間前の話。
これは大幅な気分転換が必要と思い、某陽キャサークル(ギラギラニキのやつじゃないよ!)に行くことにした。
しかし、当日朝。
体が動かない。心が拒否しているのだ。
とりあえず、植物を眺めることにした。
ああ、お前もか。下の葉の部分が太陽に当たらず死んでいる。
卵のパックを使って、応急処置をしよう。
よし。これで、ちゃんと太陽が当たるぞ!(は?)
・・・・・。
陽キャサークル行きたくねぇ。
こんなときは...あいつだ!
そう、中尾だ。
「中尾・・・。俺はメンタルが死んだ。今日この前言ってた豊洲の温泉行かんか?」
中尾「いいよ。18時から○○○と会うから。16時までなら。」
中尾の長所はフットワークの軽さだろう。
豊洲駅着。
チームラボを見て中尾がつぶやく。
「俺、チームラボは女の子と行くって決めてるんだよね。」(ドヤッ)
ちなみにひとりごとではない。
「確かに、綺麗な場所だから絶対楽しそうだね!何回くらい行ったの?」
中尾「いや、一度も。」
....。
源「いや。じゃあとりあえず1人で行ってこい。確かに特別感ある場所だが、ディズニーと比べたらそうでもないぞ。」
中尾「確かに、じゃあ8月31日までに行けなかったら、俺1人で行くわ。」
この期日を決める感じが中尾である。そして夜の予定に向けてウキウキである。
豊洲 万葉倶楽部
入館料4000円でーす(は?)
高い。高すぎるだろ。
「よし、元を取ろう。」
とりあえず、最上階の足湯に行った。いたのは俺達と清掃員だけ。
「・・・・・。」
「これ、デートとかで、夜景見るきっかけにカップルやマチアプのやつらが来るんじゃね?」
大都会豊洲で、こんな上からきれいな夜景を見れるスポットはここくらいだろう。くそう。ハメられた!
中尾は仕事する気満々だったのだが、ワークスペースは一切なく、マッサージチェアでパソコンキーをカタカタ打ち出す中尾。
ビュッフェ(ここはレベル高い。)
毎週デジタルデトックス勝負をしているのだが、3週連続で負けているので奢ることにした。
画像の通り、刺身食べ放題&フレンチなどもあり、レパートリー豊かだった。これでオープン価格2000円は安い!
売り子の女の子「マグロのいい部分寿司はいかがですか~?」
一皿500円也。
源「あ。大丈夫です。笑」(海鮮ビュッフェあるのに、わざわざ買うやつおらんやろ。それにおなか一杯になってきた。」
中尾「あ、3皿ください。」
源「え?」
中尾「わざわざ売るってことは、それだけ価値が高いってことだよ。一皿あげる。」
イケメンセリフを残し、醤油皿を撮りに行くために、颯爽と席を後にする中尾。
「ほらよ、星野源(減)塩醤油」
・・・は?(タイトル回収)
あまりにつまらなすぎる迷言で、声もでなかったが、あまりのうまさに感嘆の舌鼓を打った。
ありがとう。たしかに、海を見ながらのマグロさんは美味しい。
中尾「じゃ、俺はここで。」
ウキウキの中尾。足取りが軽い。
さて、俺は。
シェアサイクリングで観光しますかぁ!
自転車で知らない土地を旅している時。
フロー状態に入ったテニスの試合。
楽譜読めなくても、暗譜でピアノが弾けるようになった時。
夕方5時半のマジックアワーの色彩がきれいすぎた時。
ネトフリのアニメ。
定時で上がれた。
早朝の静けさ。
抹茶アイスの香り。
水たまりに反射する青空。
楽しい瞬間。幸せな瞬間は、日常にあふれている。
ささやかな幸せを大事にして、一歩ずつ歩いていけたらと思う。