他喜力
こんにちは。forEIgnです。
今回は、自分が大切にしようと思う考え方を紹介する。それは「他喜力」である。この言葉は、高校時代にある人に教わった言葉だ。読んで字の如く、「他人を喜ばすための力」である。
自分自身で夢や目標を設定して、それに向かって行動していくことは大切である。ただ、自分のためだけに行動するのは、実は難しいことなのである。最も分かりやすい例が会社だ。会社はターゲットである「顧客」を満足させることを第一に進めていく。スポーツのプロアスリートにおいても、自分を誰よりも応援してくれる親ないし家族、ともに戦ってくれる仲間もしくはライバル、学校の先生・顧問などその他自分に関わるいろいろな人々のために行動している選手は、驚くことに良い結果を残すことが多い。
この「他喜力」を意識することによって、自分の掲げる目標を達成する確率がぐんと高まる。きっとほとんどの人が、自分だけのために行動するより、誰かのために行動する方が力が出るのではないだろうか。例えば目標に対して背くような行動をしようとしてしまった場合、「こんなことで時間を浪費してしまったら、目標は達成できず、応援してくれているあの人を喜ばせてあげられないな」と思えば、一歩踏みとどまれるかもしれない。鏡の前の自分は、随分ともろいものだ。言い訳をして目の前のことから逃げても、誰も咎めない。つまるところ「逃げたい放題」なのだ。逃げ続けた先には、目標の「断念」という残酷な現実が待っている。私はごく一部の人間を除いて、人間は「自分のために頑張れない生き物」だと思う。すべて自分のために行動できて、設定した目標を次々と達成できるような人は、おそらく相当な精神力と自制心の持ち主であろう。少なくとも私はこうなれないとここで断言しておく。
人間は自分のためには頑張れない、だから誰でもいい、たった1人でもいい、自分にとって大切なある人を思い浮かべて行動してみてはいかがだろうか。
ご精読ありがとうございました。
今日の格言 「目標がその日その日を支配する(松坂大輔、元プロ野球選手)」
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