X歳の壁:ライフスタイルの未来を考える
カベ多すぎやろ・・・
最初のnoteの投稿がこんなネタでよいのかどうか知りませんが、生きる上で直面する壁、ありますよね。生き方・ライフスタイルもどんどん多様になっていて、直線型から複線型の人生へ、なんて言われ方もしています。しかし、社会制度や教育制度が硬直化している中において、ライフステージの転換点を中心に、確かに存在しています。カベ。
一方、この壁を解消しようとする試み自体が新しいビジネスの種になりえます。「カベ」って生活者が直面する不便なわけであります。新たなビジネスチャンスは、「不」から生まれるって偉い人も言ってました。知らんけど。
ということで、どんな壁があるかみていきましょう。
3歳の壁
3歳の子ども本人ではなく、3歳の子どもを育てる親が抱える「壁」ですね。
待機児童が問題化して久しい今、0~2歳児「のみ」を預かる保育施設が増加しています。小規模保育を実施しているところが中心ですね。
同じ保育施設で3歳以降も預かってくれるところであればよいのですが、特区内でなかったりして、3歳になったときに改めて「保活」をする必要がある場合も。保活・・・大変ですよね・・・(遠い目)
4歳の壁
続いて4歳の壁。こちらは本人&親双方に影響するでしょうか。
・最近、あらゆることにこだわりがすごくて、母親としてついていけない
・さっきやりたいと言っていたのに、もうやりたくない。気分がころころ変わって困る
・これまでは怖いもの知らずだったのに、急に物怖じするようになった
このような変化が見られるのが4歳のころ。親にとって理解しがたい行動の数々に、強く叱ってしまって自己嫌悪、さらには、わが子を「可愛くない」と思ってしまうことも……。
これは、日本で1980年台以前に言われていた「子どもが3歳になるまでは母親が子育てに専念すべきであり、そうしないと成長に悪影響を及ぼす」という考え方が起源になっているようです。「1998年の厚生白書で「合理的な根拠は認められない」とされているが、いまだに根強く残っている」そう。本当?個人的には子育てをするうえであまり感じる機会がなかったですが、あるんでしょうか。
10歳の壁
10歳の壁は、以前NHKの「クローズアップ現代+」でも特集されたので記憶にあるかもしれません。10歳前後は、学校教育についていけなくなる子どもが増える時期で、抽象概念理解力が発達しきっていない中で分数・割り算の学習などにつまずいてしまうことが多いようです。
9歳以降の小学校高学年の時期には、幼児期を離れ、物事をある程度対象化して認識することができるようになる。対象との間に距離をおいた分析ができるようになり、知的な活動においてもより分化した追求が可能となる。自分のことも客観的にとらえられるようになるが、一方、発達の個人差も顕著になる(いわゆる「9歳の壁」)。身体も大きく成長し、自己肯定感を持ちはじめる時期であるが、反面、発達の個人差も大きく見られることから、自己に対する肯定的な意識を持てず、劣等感を持ちやすくなる時期でもある。
小1の壁
子どもが保育園のころよりも、小学校1年生にあがったタイミングのほうが子育てと仕事の両立ができにくくなることを指して、「小1の壁」と言われています。親サイドが直面する壁ですね。
社会的な注目度も高く、パナソニック等、多くの企業が「小1の壁」を乗り越えるためのソリューションの提供・開発を目指しています。
中1の壁
こちらは子どもさんサイド。環境変化に戸惑う子どもが一定程度存在することから、言われています。また、小学校の時には存在した学童保育がなくなってしまうことによる、「家で子どもを一人でいさせる時間が増加する」ことを不安に感じている方もいらっしゃいます。
高1の壁
勉強が高度化していくにつれ、ついていくことができなくなる子どもが増える、とのこと。
18歳の壁
児童養護施設や養育里親家庭で暮らしている子どもたちにとって、18歳は極めて重要なタイミングとなります。
児童養護施設とは、虐待や貧困など、様々な事情で家族と暮らせなくなった子どもたちを養育する施設で、現在全国に約600か所、約2万5千人が生活している。しかし対象とされているのは原則18歳までのため、高校卒業後は退所を余儀なくされるケースがほとんどだ。
他の壁に比べてあまり知られていないように思いますが、退所してからも本人によりそう丁寧なサポートが必要です。児童養護施設から社会へ巣立つ子どもたちを応援するブリッジフォースマイルのようなNPO法人もあります。ぜひ知っていただきたいと考えるところです。
(つづく)
未来の生活や価値観、ライフスタイルを考えるネタになりそうなことをnoteで垂れ流していこうと思っています。どうぞよろしく。
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