私が作りたい理想を求めて ～1人旅とブランドつくるきっかけ～
約2年前の出来事。
「何も作るものが思い浮かばないなら、いっそ遠くに行ってくれば？」
研修期間中、とある先輩のこの一言で、私は変なスイッチが入ってしまったようだ。
その一言で、私はとある決意を固めた。
「そうだ、自分のブランドを立ち上げたら今の仕事をやめよう」
なお、ここでいうブランドは大々的に発表して商品を世に送り出して、、、みたいな感じではなく、あくまで自分のための自己満足のためのもの。お客様もミューズも私。自分で作りたいもの、欲しいものを自分で作る。店員もお客さんも自分1人でやるお店屋さんごっこ、が個人的にしっくりくる表現かな。（もうちょっといい表現あるはずなんだけど、私の語彙力じゃ今はこれが限界だな、、、）
たぶん誰も納得しないし意味わかんないと思うけど。
ブランド立ち上げて私の一種の強みになれればなと思って。
ちなみに、これ友人に説明したら割とあっさり納得してくれた。私の友人たちの理解力凄い。
その当時の趣味がハンドメイドだった私。大学在学中にハンドメイドブランドを立ち上げて、自分の作品を販売して、いつかは個展を開いたりしたいな、、、なんて思っていた。（大学の頃までは本当にハンドメイドブランド作って作品販売したいと思ってた）
実は「私は指定校でここを受験します！」と先方の大学に伝えていたにもかかわらず、夏に志望校を変えている。この選択は何も後悔していない。むしろ良かったと思っている。
志望校を変えた理由の一つに、その大学の近くにハンドメイドを取り扱うカフェがあったからというのもある。こじんまりとしているが、まるで絵本の世界から飛び出したかのような温かみのある内装が大好きだった。
その時は作りたいものもあったし、世界観とか系統とか、いろいろ妄想空想膨らませていた。こういうの作りたいなって考えているだけで楽しかった。
しかし、大学在学中の1年半もの間、私は精神的に生死をさまようかのような状態となる。（大学は休学せず就活もしていたが、外面だけよくてそれ以外の場面じゃ死んでるも同然の生き方をしていた。それについてもいつか書こうかな）
その1年半を抜けた先、どうにか元気を取り戻したと同時に気づいてしまった。
「私の好きなもの、何だっけ？私にとって大切なものを忘れてしまっている気がする、、、」
小さい頃から何か作ることは好きで、「作ること」が好きな感覚は残っていた。お菓子でもハンドメイドでも料理でも工作でも、、、
「作りたいもの、あった気がするな、、、」
これで、終わってしまうのである。
気が付いたときには、何か作ろうにも作るものが思い浮かばない、作る気力すらないスランプ的状況に陥っていた、、、
こうして、自分のブランドに必要なヒントを探すべく1人旅に出ることにした。
行き先は3か所。これは決めていた。
金沢（メイン：香林居）
名古屋（メイン：金山ほしあかり、プラネタリウム満天名古屋）
京都（メイン：THE SCREEN)
いつか行きたいな、と思っていた場所とか、世界観とか好きだから行きたいとか、そういう場所を選定した。ホテル系はそうかな。見つけた途端「あ、私こういうの好き」って一目惚れのような感じで。
そして、それぞれの旅先でとりあえずテーマを設けた。こういう世界観とかにしたいなという意味も兼ねて。その方がイメージが纏まりやすい気がして。
金沢：洗練
名古屋：星空（夜空）
京都：和（和モダン）
観光してホテルでゆっくりして、「あー、楽しかった！」という観光目的ではないことだけは言っておく。先輩方何人から「旅行が趣味なんですか？」て聞かれたが、それは違う。旅行が趣味というわけではない。どちらかというとインドアな人間なので。ただ、私が理想とする世界観やものや場所があるならば、勉強と名目で探しに行くことはある。どうしたら、私が作りたい世界観や物に近づけるのか、私に足りないものは何なのか、追求したくて。
イメージとしては修学旅行に近いと思う。1人修学旅行。（これは友人に言われて納得したからそう言っている）
てことで、最初の1人旅先である金沢編から1年経った今、振り返りがてら順次1人旅記録を載せようと思う。
なお、昨年10月に一応、ブランド立ち上げはしているが仕事は辞めていない（笑）
なんだかんだで、今の仕事好きだからね。いい仲間に恵まれているので。
仕事は仕事でスキルアップしつつ、趣味として？私の人生として？ブランドとしてのものづくり（私が作りたいものを生涯かけて）は極めていく。
別に自分で作ったものを販売してお金を稼げたらな、とは思っていない。それで生活できるのが理想だけど、そう簡単な道ではないの分かっているし、会社員の安定性も捨てがたいので。自分で作ったものを販売して生活できてる人、本当にすごい。尊敬する。
でも、せめて会社で副業解禁してくれたら躊躇することなく「ちょっとこれ自信あるから販売してみようかな」って両立できるのにな、、、