心は何処へ還(かえ)ろうとしてる【歌詞】

名も無き者よ、独りで何処へ行く

帰る場所などあるのか

その仮面は何を隠すためにある?

名も無き者よ、何を思い何を信じるのか

心は何処へ還(かえ)ろうとしてる

向かう道は何処へ続くというのか


何処で生まれ、何処で朽ち果てる

朽ち果て、また生を得る

そして、また朽ち果てる

その輪廻の輪の中で何度死ぬのか

死という最期に何を思うのか

産まれたとき、生を受けた十字架をどう思うのか


原点回帰、名も無き者には必要無きものか

幾度となく繰り返される生と死の狭間で

身勝手な神に振り回され

それがすべてのものへの激昂(げっこう)の矛先になったのか

名も無き者よ、何故、生に固執する


名も無き者よ、生きることは何だ

共に往くことを知れば

後に残るのは残された者の痛み

名も無き者よ、何を糧(かて)に生きろというのか

心はいつか離れていくことの

畏(おそ)れを繰り返される命で知るのか


何故に生まれ、何故に朽ち果てる

意味など持たぬ生命を

意味など持たぬ最期を

その輪廻の中で身体に刻まれるのか

命、問うことを仮面で隠すのか

その十字架は重いのか、それとも何も感じないのか


原点回帰、名も無き者は何処へ回帰するのか

幾度となく繰り返される生と死に感情を無に帰(き)したのか

如何なるときでも人を忘れてはそれは人でない

名も無き者よ、何故、生を繰り返す

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