僕【歌詞】

宇宙(そら)を見上げて凝視した

流れ星が僕の心に直撃した

金魚鉢に心の光を注いで、星を飼ってみる

光の中で楽しそうに泳ぐ星は僕の心を明るくした

その星は僕の心に生きてる金魚のよう

鱗が綺麗に1枚1枚光って心を照らす

それは宇宙と繋がっていて

眼に写る星々たちが身体を引力で引き寄せる

時間軸がその瞬間止まる

世界が静止した光景はまるでこの地上に僕だけしか存在してないみたいだ


ポケットにブラックホールが飛び込んてきた

心の中の闇を吸い込んで時空が歪んだ

僕の心の3次元に歪みが生じた

僕はポケットに不要なものを入れ込んだ

誰かを信じれない気持ちや自己否定感情とか

歪んだ光速度の波が僕の気持ちを明るくした

この世界は僕の手の中で歪んで絡まって、時間軸が捻(ひね)った

僕の眼に写る世界は近くもあり遠くもあり

手を伸ばせば触れることが出来て、世界軸を変えられそうだ


たとえばの話

際限無く広がるこの世界を僕の身体の中にリンクする

僕は世界で、世界は僕だ

僕の世界は際限無く何処までも続く

僕が歩けば、世界も進む

この眼で見る景色が滲(にじ)めば距離感すらおかしくなる

歩いているのに風景が静止している

止まっているのに景色が動いてる

世界と共に僕は生きてる

生命の永遠

たとえばの話


海を泳いで雲の流れを掴んだ

魚が僕に直撃して僕が魚になった

僕になった魚に金魚鉢の中で飼われている

魚眼レンズみたいな僕の顔が近くで笑っている

金魚鉢から見る光景は何とも言えない気分

僕は狭い鉢の中で涙を流す、水の中で

もうエラ呼吸しか出来ない

僕になった魚の眼に写る僕の姿はもう元には戻れないと言ってるみたいだ

時間軸は動いて止まらない

世界は魚になった僕を残して、すべてが楽しそうに運動しているみたいだ


歩いてると突然、別の誰かが心に飛び込んてきた

僕の心を別の誰かが吸い込んで僕が歪む

僕は僕であって僕でない事象が生じた

何者なのか僕はわからなくなったんだ

これは僕の気持ちか別の誰かの気持ちか不明瞭

鏡に写るのは僕なのに心は別の誰かが侵入してくる

この世界で僕は僕で生きてるのに別の誰かの思考が重なっておかしくする

この身体の器(うつわ)に心が2つ存在するということ

この世界軸の僕の意思が別の誰かの意思で上書きされそうになってる


たとえばの話

僕が僕じゃなくなった場合、本来の僕は何処に行くのか

別の誰かは僕になるんだ

僕の世界は最期まで僕であり続ける

その僕が僕じゃなくなる

僕であることの意識が目覚めることを忘れたら

僕が見てる風景は何者の風景なのか

思考が上書きされてしまえばどうなるのか

僕の世界、別の誰かの世界

生命の摩訶不思議

たとえばの話


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