溢(こぼ)れた涙はグラスに落ちた【歌詞】

星の煌(きら)めきを両手で包む

形の無いものだけど形づくった光

祈りを天に、願いを心に

旋律を奏でるのは残った希望の雫たち

透過した光は私の手のひらを透けてみせた

この血潮は私の命

君の手も重なって、熱くなった手の熱量

ゼロから創り出す想像も

マイナスから始めた創造も

すべては私の世界を彩(いろど)るためのプリズム

心から溢(こぼ)れた言葉は私を創り上げる微量の光


結んでは解(ほど)いた気持ちのあやとりも絡(から)まって風邪を引いた心も

すべてが私

雲ひとつない空は私に涙を見せた

空は私を楽しませては、気紛(きまぐ)れにまじないをかける

この大空は私の身体中に染み渡りゆき

何も無い私だけど、此処(ここ)は私に綺麗を魅せてくれる

私の心臓で深呼吸する


何処から流れてきた緑が咽(むせ)る香り

此処(ここ)には物事の始まりが眠っている

起こすのは早いから、気ままに待っている

理屈を重ねても何の意味も無いことを飛ぶ鳥は知っている

此処(ここ)は私の居場所

音を組み合わせて、好きなメロディーを継ぎ接(つぎは)ぎした

その奏では心震わす、愛すべき音


時計を抱いた人形姫は

時間を気にして私を連れ出した鏡

泡になると知ってながら私を誘(いざな)う

見える風景はまだ見たことない希望の微粒子

招かれた円卓は最後の晩餐会のディナー

7人目は裏切り者

そんなことを知ってても彼女は微笑んでいた

ゼロから生み出す造形も

マイナスから始めた造詣(ぞうけい)も

すべては私の血や肉になって私をつくる

心からの感謝を輝きに変えて創り上げるシステム


飛んでは絡(から)まった気持ちの縄跳びも誰かを思って結んだ気持ちも

すべてが眩(まぶ)しい

この地球の偉大さに大陸は分かれた

地球の海の碧(あお)さに染められて、人の体にも碧(あお)をギフト(くれた)

この地球に生まれたこと感謝しては

何も持ってない私だけど、贈れるものは私の心

身体中が碧(あお)に染まった


胸から流れてくる心地良いメロディー

此処(ここ)には物事の終わりが眠っている

起こさなくていいから、寝せてあげよう

論理を重ねても何の意味も無いことを泳ぐ魚は知っている

此処(ここ)は大好きな場所

胸から引き出したピアノの旋律を今、奏でては空を仰ぐ

その碧さに胸震わす、愛すべき音


溢(こぼ)れた涙はグラスに落ちた

奇麗な音色を出しては結晶に変わる

ありがとうと伝った涙、私の心の空

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