シャニマス5th「If I _ Wings.」がセトリは最高で演出は最低だった話
注意点
・シャイニーカラーズの5th Live「If _ I Wings.」、特にDay1の演出に対するネガティブな意見を含む。
・この記事の目的は自分の感情を吐露すること、Day1の演出にネガティブな印象を抱いた人間がいるということを、すぐに流れてしまうtwitter以外の場所に記録しておくことであり、Day1、Day2を楽しめた人の感性の否定や、シャイニーカラーズをよく知らない人のコンテンツへの印象の毀損、声優さんのパフォーマンスの否定を目的にしたものではない。
・私の場合はDay1配信でDay2現地にいた。楽曲は楽しめたけど告知とか声優さんのあいさつとか、その辺でとても白けてしまったという話をする予定なので、なんかこう、この記事を読むとか読まないとか、読むにしてもどういうスタンスで読むのかとかはうまいことやってほしい。Day2現地にいて贅沢言うなって怒ったっていいし。
セトリ、演者のパフォーマンス"は"最高
間違いない。4thの反省を活かしてということなのか、パノラマの曲しっかりやりつつもちゃんと緩急つけたセトリが組まれてて、「次どの曲が来るのか」のワクワク感がちゃんとあった(これでシャニマス終わるから最後に出来るだけ曲やろうの仕草にも見えて純粋に楽しめなかったけど)。
特にSHHisは、どの曲も「セヴン#ス」でSHHisが始まったことでてらいなく楽しめるようになった。『Fly and Fly』の「ありのままの私じゃないと私じゃないわ」とか、列挙しようがないくらいどの歌詞も今の、そしてこれからのSHHisなら歌えるんだろうな、という感じがしてとても良かった。(これからが無いのかもという不安で純粋に楽しめなかったけど)
『今しかない瞬間を』の制服ノクチルはもう言うに及ばずで良かった。本当にノクチルがいるじゃん!!!になった。色々あるけど良かった点は色んな方が話してくれると思うので一旦こんくらいで。
サ終匂わせがあんま冗談になってない
もう上記で出てるけど、弱った声の天井社長と、はづきさんの「全部が終わるわけじゃないです。」以降は、どんなすごい演出見ても「終わるから最後にすごいことやろう」みたいな仕草に見えて、すごい演出であるほどサ終の説得力が自分の中で上がってしまった。
甘奈の「おしまいにしたくない」とか聞いてて本当に辛かったし、そんな精神状態で声優さんたちのパフォーマンスに集中出来ないの気持ちだった。とにかくDay1は今までで一番最低な気分で見たライブだったし、ただ人を不安にするだけのライブだった。
自分がもうちょいアイマス有識者だったら、別ゲー始めるとかはあってもシャニマスそのものを畳むことはない、ということを確信してDay1を一つの演出として見れたのかもしれないけど、トワコレとかマイコレのガチャシステムは個人的にかなりやってほしくなかった方式だったし、そういうことをしないといけないくらい切羽詰まってることの証左だったんじゃないかな~とか、終わるほどではないものの収益も下がってるし、みたいなことが頭に浮かんでDay1が終わる頃には普通にシャニマスサ終するんだ…って絶望してた。
Day1が楽しくないことがDay2に別に活きてない
Day1はDay2を見ないとコンテンツとして成立しないんだけど、Day2は別に単体でコンテンツとして成立してて、Day1を見る必要がないのもなんか納得いかなくて、「Day1とDay2を両方見ることで成立するライブ」ならなんかまあ阿漕なものの理解はできるんだけど、「Day2だけ見ればいいライブ」であり、「Day1だけ見ると損するライブ」なのが本当に悲しいというか、Day1しか見れないみたいな(土曜だし全然ありえるよね?地方の方とか)人のライブ体験…同じ事繰り返し言ってる気もするけどさ。
声優さん
が悲しそうな煮え切らない感じでDay1の最後にコメントしてる時に多分自分は詰んでた。ライブってやっぱり声優さんが楽しそうにとか、思ったことを本気で伝えてくれるとか、お互いに感謝があったりとか、そういう部分を含めて幸せになれるものなんだなと思った。
「キャラクターが終わりに際してどういう振る舞いをするか」というifであれば、ライブ後にコンセプトを伝えるような仕組み(If I _ Wingsの空白の部分にLostを入れる、とか。まあその上でLostの文字を消して明日への繋ぎを作るくらいしてほしいけど)を作ることによって一つの演出として(それでも十分悪趣味ながら)成立する可能性はあったのかな~と思う。
ただ声優さんのコメントを終わりを感じさせるものにしてしまうと、素直に受け取って良いコメントなのか、「終わり」の演出のために作られた言動なのかがよく分からなくなる。
Day2でDay1が何かしらのIfの物語だということがクッソ雑にお出しされたので、Day1での声優さんのあいさつがどの程度かはともかく「演出」だったことが確定してしまい、Day2の声優さんのあいさつは全く頭に入ってこなかった。これから声優さんのあいさつには「演出」が入っていないっていうことをどうやって心から信じればいいのかよく分からない。少なくともDay1の時点ではそれを信じていたんだよ。だから本気で落ち込んだんだよ。何かが終わってしまうんだなって。でもそれを信じて本気で落ち込む方が物事の道理を分かっていない人なのか?
あとDay2で声優さんがいい話をするほどDay1の価値がどんどん下がっていくというか…。Day1を現地で見た人だって、配信で見ていた私だって、せっかくの休日を幸せな気分で過ごしたかったよ。土曜日の夜からず~っと不安とか心配を持ち越したまま過ごして、シャニマスくんが与えてきた不安とか心配は実は嘘だったのでこれからがあって良かったね~!って言われても茶番でしかなくないか?
誠実さ
シャニマスを読んでて、「借金を返せなかった」イベントシナリオが少しづつ出てきてるなというのを感じていた。その中で特に大きいのはSHHis。感謝祭やGRADは特に見た後に元気になるわけでもなく、不安で宙づりの状態のまま2年間も走ってきていて、その間に自分のシーズの二人への興味はどんどん減っていたし、カードのコミュを読んでいても、特ににちかは9割辛い話してちょっと救いがあるかないかみたいな話で、読んでてどんどん気力が削がれていた。見て良かったってならないコンテンツ2年もやってらんないって。
個人的には「はこぶものたち」や「YOUR/MY Love letter」なども、世知辛くて物語的な劇的さが無いことを誠実さって呼んでるならあんまりついていけないなー…。という気持ちだった。どちらも結論は面白いけど、そこに至るまでのリアルな嫌さを喚起する部分が長くて、先に期待する心がどんどんしぼんでいき、結論がお出しされるころにはその結論を受け止めるパワーもないというか…。本当に良い結論は受け止めるパワーとかじゃない気もするし。
ここ最近のシャニのテーマはなんとなく「隣にいる誰かに想いを馳せる」的なものだと思ってて、普段意識することもない他者は、あなたがそうであるように色んなことを考えていて、色んな事情を抱えたりしてて、そういうことへの想像力を持つことの豊かさ的な話をしているんだと思っていたんだけど、今回のライブってDay1現地でDay2配信で見る人とか、時間やお金を消費してライブに幸せを求める人とか、そういうライブ体験をする誰かに対する豊かな想像力ってやつは本当に発揮されてたのか?
おわり
告知とか色々出てて、楽しげであればあるほどDay1行った人が悲しくなるライブだな~と思いました。多分私は別のコンテンツとかに現を抜かしつつ、施策が来たらそれはそれで楽しんだり楽しまなかったりすると思う。アイマスは特に施策の提示そのものもコンテンツとして提示されるのが楽しくて、楽しみにしてたから、余計なことしなきゃ最高に楽しめたであろう食材に余計な仕事されたな~~~っていうイライラがとても募っている。