第1期生の合格実績 〜 2024年9月入学 〜
■ 第1期生は2名とも第一志望へ奨学金付き合格
第1期生は2名が台湾の大学へ出願をしました。その2名のどちらとも、無事第一志望の大学へ入学、しかも奨学金付きでの合格を果たしました。
今回は第一期生が合格をした大学や学部、奨学金の内容についてご紹介をします。
■ RYOTA(大分県) - 中国文化大学(体育学部)に合格
中国文化大学
中国文化大学は台湾有数の規模を誇る、私立の総合大学です。首都である台北に位置しており、毎年プロを輩出する台湾大学球界屈指の名門大学です。
近年野球部も含め日本人学生が在籍しているため、日本人選手に対する信頼と理解もあることから、第一志望で受験をしました。
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奨学金付き合格の内容
初年度の「学費」「雑費」「寮費」の免除
*2年目以降は初年度の学業及び野球での成績により判断
台湾の大学は高校時代の成績(勉強・野球)、出願時の書類の内容、高校の先生等からの推薦状などの総合評価判断で合否が決まります。中国文化大学の奨学金に関しては、その中の高校時代の成績で主に判断されます。
RYOTAは高校時代にコツコツと勉強を重ねていたため、初年度の「学費」「雑費」「寮費」の免除を受けることができました。2年目以降は本人の努力次第で、奨学金の内容が変わってくる為、4年間努力し続ける必要があります。それも台湾の大学の良いところでしょう。
■ KONOSUKE(大阪府) - 中信金融管理学院(スポーツ産業管理学科)に合格
中信金融管理学院
中信金融管理学院は近年野球部の強化を始めた、金融教育を中心とする私立の単科大学です。大学のある台南は、年中通して温暖な気候の台湾南部にあり、野球に打ち込める環境です。
運営母体の中信グループでは台湾プロ野球球団と社会人球団を保有、また大学も他に保有をしており、グループ全体で野球の強化を進めていることから、第一志望で受験をしました。
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奨学金付き合格の内容
四年間の「学費」「雑費」「寮費」の免除及び給付型奨学金の支給
母体が台湾有数の金融グループであることから、奨学金の種類も豊富に用意されています。また大学も、地方の台南にあるため、優秀な学生を惹きつけるための努力をしています。
KONOSUKEは高校時代の学業成績もさることながら、野球でも優秀な成績を収めていたため、中信金融管理学院野球部初の日本人学生として、四年間の「学費」「雑費」「寮費」の免除、それに加えて給付型奨学金の支給をを受けることができました。給付型奨学金の金額は半期に1回の見直しがあるため、毎セメスターが勝負になります。
■ 奨学金付き合格は可能か
合否の決め手
第1期生の二人はどちらも、奨学金付きで第一志望への合格を果たしました。彼らが努力をしたから奨学金をもらえた事は間違いありません。ただ、日本で学業・野球で名門大学に行くような、稀に見る優秀な高校生だったかというとそうではありません。
先ほど書いたように、台湾の大学は高校時代の成績(勉強・野球)、出願時の書類の内容、高校の先生等からの推薦状などの総合評価で合否や奨学金が決まります。勉強は苦手でも、野球の成績が良い場合。野球で強豪校ではなくても、学業の成績が良い場合。どちらも評価に値します。
勉強と野球のどちらも「まあまあ」な学生
勉強と野球のどちらでも、決して得意とは言えない、どちらも「まあまあ」な学生もいます。そのような学生でも、高評価を勝ち取る方法があります。
それは「中国語試験のスコア」と「出願時の書類」です。
勉強や野球の成績は、所属している高校のレベルに依存します。個人として野球が上手であっても、チームが勝てなければ、3年間初戦敗退ということもあります。勉強も同じで、進学校に通う学生でも、その進学校の中で成績が下位であれば成績には反映されません。
ただ中国語試験は、本人が頑張れば頑張るだけ良いスコアが取れます。中国語は、過去に勉強していた学生がまずいません。皆が台湾への進学を希望してから勉強を開始します。つまり時間をかけて、コツコツ努力を重ねた学生が良いスコアを取ることができます。中国語のスコアも入試の評価に含まれます。
また出願時の書類も、時間をかけて取り組めば、質の高いものが作成できます。中国語試験のような、どこかの会場で一斉に受けるものでもないので、本人次第で作り込みが可能です。そして我々が十分にサポートできるものです。
奨学金をもらい続ける為に、頑張らざるを得ないのが台湾
入学時の奨学金は、高校の成績等の出願書類で決定されます。そして入学後の奨学金は半年に一度、見直しをされます。
もし1年生の前期で良い成績を収めることができたら、1年後期に奨学金の給付を受けます。そして1年後期に良い成績を収めたら、同じように2年前期に奨学金の給付となります。
入学時に奨学金の給付を受けたら、ずっと受け続けたくなるのが心情です。卒業をするまで受け続けるには、卒業をするまで努力し続けて、勉強でも野球でも良い成績を収めるしかありません。
入学するまでに、本留学サポートや中国語学習の費用がかかるのが台湾の大学です。ただそれらの費用は、少なくとも初年度に奨学金を受ける事ができれば、十分に相殺される金額です。そして本人の努力次第では、4年間支給され続けることも十分に可能であり、実際にほぼお金がかからずに大学を卒業する野球学生もいます。
今回は第1期生の合格実績をもとに、奨学金付き合格をする為に必要なことについてお話ししました。現在、第2期生も奨学金付き合格を狙い、中国語の勉強に励んでいます。募集中の第3期生もあとに続きましょう!