足を清潔に保つべき本当の理由
皆さん、こんにちは!
堀友美です(^^ゞ
いつも記事を読んでいただき、ありがとうございます!
いつの間にやら年末の足音が近づいてますね…
一年が本当に早くて、ただただ驚いています( ;∀;)
私のことをSNS等で見てる方には、バタバタしている様子が伝わると思いますが、隙間時間にいつも皆さまの応援コメントを拝見しております^^
本当に力になっていますので、これからも引き続きよろしくお願いします☆
いつも本当にありがとうございます♡
さて、それではさっそく今回のテーマに入っていきましょう~(^^ゞ
今回のテーマは3大フットケアの1つ、
「足の清潔を保つ」について、その理由も含めてお伝えいたします。
それでは参りましょう!
〇3大フットケアをおさらい
以前、フットケアは特別なケアではないというお話しさせていただきました。
「フットケアは難しい!」と思っているあなたにこそ出来る、基本ケア3つ!という記事の中で、もっとも大切なフットケアの3つをお教えしましたのを覚えていますか??^^
もし、覚えてない!知らない!
という方は、ぜひ以前の記事も見直してくださいね☆
3大フットケア、つまりフットケアの中でも大切なことの3つは、
1.清潔を保つ
2.保湿をする
3.保護をする
の3つでしたね?思い出しましたか?
今回、その中の1つ目である、「清潔を保つ」について、その理由をお話しさせていただきます。
「足を清潔にすること」は、どのレベルのフットケアにも欠かすことができない超基本的なケアです。
一般的な話からしていきますと、
まず、足は汗をかきます。
それにより、靴を履いているだけで蒸れます。
このように湿度の高い状態では、皮膚常在菌(皮膚に住み着いている、私たちを守ってくれている菌)が異常に増えたりするため、足は身体の中でも清潔を保ちにくい部位と言われています。
また、
足に限らず、清潔行動は子供の頃からの成長・発育の過程で獲得されるものであり、それが習慣化されます。
つまり「清潔にしている」という概念には、個別性があり「清潔にしているから清潔であるとは限らない」のです。
どういうことかもう少し説明をしますね。
例えばお風呂。
私は毎晩お風呂に入りますが、中には2日に1回の人もいたり、逆に1日に2〜3回入る人もいるでしょう。
さらに言えば、入浴したからといって必ずしも清潔行動が同じわけではありませよね?
しっかり石鹸で体を洗う人もいれば、お湯で流すだけの人もいる。
ここでは方法の良い悪いは別として、「清潔である」という概念、価値観には人の数だけ違いがある、という事です。
しかし「清潔」の概念がどんなに違うとはいえ、「足を清潔な状態に保つこと」は極めて重要です。
それはなぜか。
一番大きな理由は、「感染予防対策」や「傷の治りを早めること」です。
と言われても、あまりピンとこないかもしれませんね。
特に問題視されているのは、足の傷や、傷からの感染、足・爪水虫からの感染をきっかけに、足の切断に至ってしまうケースです。
〇高齢者に忍び寄る「糖尿病」のリスク
代表的な病気に、「糖尿病」があります。
糖尿病で血糖値が高い状態が続くと、心臓から一番遠い「足」から血流障害が起きやすく、脳から一番遠い「足」から神経障害が始まりやすいと言われています。
足に血流障害が起こると、傷が治りにくくなります。
それは、血管が細くなって、傷が治るために必要な酸素や栄養が行き渡らなくなるからです。
また、足の神経障害が起こると、感覚が鈍くなり、痛みも感じにくくなります。
信じられない話ですが、
極端な場合、画鋲を踏んづけてても気づかない!という事があるんです。
また、血糖値が高い状態は、感染を引き起こしやすくなります。
ちょっと難しいんですが、まず自律神経を障害されることで、汗をかきにくくなり、肌が乾燥します。
特に足の裏は皮脂腺(例えば、顔で言うと小鼻やおでこの周りなど。テカテカする原因の脂が出る腺)がありません。
足の裏はこうした脂(あぶら)を出す事ができないので、水分を肌の中に保てず、どんどんどんどん乾燥して角質も分厚くガサガサになってくるんです。
ガサガサに乾燥している状態は皮膚のバリア機能は低下しています。
そのガサガサの亀裂から、菌が侵入して感染を起こしやすくなります。
更に、血糖値が高い状態というのは、血液中の糖分が多い状態であり、血液がドロドロの状態を表します。
ドロドロの状態だと、免疫細胞がうまく働かなくなり、菌が侵入したら感染しやすくなるんですね。
詳しくお話ししましょう。
〇「糖尿病」で感染が発生するメカニズム
仮に、人間の血管を道路にたとえてみます。
血液中に含まれる「糖」は道路を走る車です。また、体に侵入しようとする悪い菌を捕まえてくれる免疫細胞はパトカーだとします。
糖尿病ではない(つまり血糖値が高くない)人は血液中の糖分も少なく血液がサラサラな状態です。
これは道路のたとえでいうと、スイスイと車が流れている状態を指します。
この状態では交通渋滞も発生していません。
流れのスムーズな道路では、悪い菌が侵入しようとすれば免疫細胞であるパトカーはビュイーン!とスピーディーに捕まえることが可能です。
しかし血糖値が高く、血液中の糖が多い方はどうでしょうか。
道路には車が多く流れはよどんでいて、なかなか前に進むことができません。そこに、さきほどの悪い菌が現れたらどうでしょうか…?
免疫細胞であるパトカーは停滞している他の車を避けながら進むわけですよね。
当然、渋滞の中スムーズに進むことはできないため、悪者は捕まえられず、侵入を許してしまいます。
血糖値が高く血液がドロドロであると、免疫細胞がその機能を十分に果たすことができず、結果的に感染を許してしまいます。
このような理由で糖尿病の方は健康な方に比べて、感染を重篤化させるリスクが極端に高いと言えます。だからこそ足水虫に気を付けることや、足に傷を作らないようにすることが大切です。
〇足を清潔にすることの意義
でも…実際問題として「生活の中で足に傷を作るな」と言うことは「動くな!じっとしてろ」っていうことじゃないですか。
その方がどういう人生を生きたいかにもよりますが、多くの人はそんな生活をしたくはないはずです。
だからこそ、たとえ傷ができたとしても、感染を起こさないように清潔な足を維持しておく必要があるのです。
高齢者は糖尿病を患っている割合が多いです。
また認知機能の低下などで、自分の足に起きている症状にも気づきにくく、それを表現しにくくなっています。
だからこそ、特に足を清潔に保つ必要があるのです。
もちろん「絶対に傷を作るな」とは言えません。
生活の中で、傷が出来てしまうのは仕方の無いことだと思います。
ただ傷や水虫があったとしても、清潔な足を維持できていることで感染症状の悪化、さらにはそれによる足の切断が防げるのです。
単なる「足の清潔を保つ」ということが、その人の足、命、人生を守ることに繋がるってすごくないですか?^^
しかも、やることは「足を綺麗にすること」だけなんです。
特別で専門的な知識や技術は必要無いです。
「私にフットケアはできない」なんて思わないでください。
足を清潔に保つ、それだけで救われる足、救われる人、救われる人生があるんです。
怖がらず、自信をもってくださいね♡
〇まとめ
さて今回は、「足の清潔を保つ、その理由」に関してお話しさせていただきました。
今後は足を清潔に保つ具体的な方法なども発信していきたいと思っています。
皆様をさらなる足の沼にお連れできたら幸いです☆
ということで、今回の私の話は終わらせていただきます。
少しでも「へー!なるほど!」って思ってもらえたら嬉しいです。
もしそう思っていただけた方は「スキ」をお願いします!
今回も最後まで読んでいただきありがとうございました☆
それでは次の記事、SNSでお会いしましょう。
寒くなってきたので風邪ひかないように気を付けくださいね^^
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