見出し画像

ひとんち

一日一記事書きたいと思ってたら三日坊主どころか、二日で止まっていた……。自分の根気のなさに本当に嫌気がさす……。

先日、友人とチキンBAR(いせや)でランチとかいいながら酒を飲み、「眠くなった」という理由で早々に友人がいなくなってしまったので、ひとりで気持ちよくなって井の頭公園周辺をぶらぶらしていた。公園の池や緑、鳥のさえずり、ボートできゃっきゃするカップル、動物園の動物たち、死体が発見されたポイント、老舗の連れ込み宿・和歌水……などはどうでもよく、それよりも公園周辺のひとんちを眺めるのが好きだ。

「もしここがじぶんちだったら」と仮定して、駅からお店に寄り道しながらどうやって帰るのかを妄想するもよし。ベランダでのバーベキューパーティーを計画したり、または、住人の家族構成や職業、置いてある家具、趣味などを妄想するのもよし。ぶらつく時間帯によっては、さらに換気扇からの匂いで夕飯を当てるなどするのも醍醐味だ。「クンクン、今日はビーフシチュー、パンかな米かな」。お風呂の匂いもひとが住んでる感があって、なおほっこりする要素のひとつだ。

かつてそこに住宅があったであろうぽっかり空いた土地などに、どのような家にするかを妄想するのも楽しい。「井の頭公園があるから庭は要らないかなーあはは」とか、本当にしょうもないことを隣にいる見えない嫁さんと相談している。

この日も何軒かお気に入りを見つけて満足しながら帰宅した。夕飯はビーフシチュー。完成してテーブルにお皿を置いた瞬間、目から汁がすーっと流れた。誰かおれを助けてくれ。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?