股旅フットボーラー
先日、ありがたいことに、息子の所属する地域のサッカーチームからお父さんコーチのオファーを頂き、オファーを快諾した。 4月ということで新しい環境に身を置く人も多いと思うが私も、サッカーコーチ1年生として新たな挑戦を始めることを決断。 実は、以前もコーチに興味がないか、監督に打診頂いたことがある。 その時は、保護者として息子たちのサッカーを見守りたいという理由やコートとしてコミットして取り組む自信もなく丁重にお断りした。 しかし、なぜ、このタイミングでオファーを快諾したか、
今日の記事は次男が急にランニングに目覚めた話。 本題に入る前に、次男がどんな性格かを簡単に紹介する。 次男はまるで私をコピーしたような性格だ。 他人をこれをやれと指示されることが嫌い。 やらなくてはいけないことよりやりたいことを常に優先する。 頭の回転が早く理屈っぽい。 これは余談だけど、箱根駅伝が異様に好きで、録画した映像を飽きずに無心で見続ける変わった点も三兄弟の中で彼特有である。 さて、以前、ランニングに関する私の持論を記事にしたことがある。 この記事のポ
1.サッカーにおけるシンプルな現実コーチをやる上で私がストロングポイントと思っているとてもシンプルな事がある。(今はコーチはやっていないけれど。) それは、サッカーは見た目よりかなり難しいスポーツであるという事実を認知していることだ。 当たり前と思われるかもしれないが意外にこれはみんな分かっていない。 というか、見ているとつい忘れがちになる。サッカー経験者ですらそうだ。典型的な事例は我が子のプレーに憤慨してしまう保護者。 シンガポールに来てコーチをやる機会がないので、日本と
少し大袈裟なタイトルにしてしまったけど、シンガポールの少年サッカーにおける最高リーグであるプーマリーグを約2ヶ月見て私なりに感じたことを書く。 若干、前回記事と重複する点もあるが、今このタイミングで感じる問題意識を実直に言語化したい。 最初に断りを入れるが、サッカーは難しい。 見ていてなんで攻めないんだとかなんでここで簡単なミスするんだと思うことは多々あるが、これをやればうまくなる、ミスをしないという魔法はどこにもない。 特に目立ったキャリアも無いけど私はサッカー経験が3
シンガポールに来て色んな国籍の子どもたちのプレーを見て思うことは、良い選手の定義や子どもの伸ばすべきポイントの差だ。 日本人のサッカーのストロングポイントと言えば、うまさや献身性、チームプレーなどをイメージすると思うがこれは概ね当たっている。 また、キックやタッチの正確性は日本人はレベルが高い。 一方で、そういうった選手がシンガポールではコーチに選ばれるかというとそうではない。 もちろん、個々の選手は各々特徴があるので国で括るのが不適切かもしれないが、日本の子どもたちが
2024年7月からシンガポールへ海外赴任することになった。 筆不精で日本にいても更新が滞っていたけど、海外赴任を機に、#シンガポール、#サッカーというタグを軸にこちらのサッカー生活を綴りたいと思う。 最初は息子のサッカーについて。 初海外となる子どものメンタルを安定させるべく、当然こちらで最初に注力したのは子どものチーム選び。 チーム選定の経緯は1つのテーマになりうるので改めて書くとして、選んだチームでは指導者をやる機会が得られず、日本と違いシンガポールでは保護者の立場
私は基本的に神様を信じないタイプだ。 物事のあらゆる事象は科学的な根拠に基づくものだと思っている。 久々にnoteを更新しようと思ったのは、神様を信じない派の私がサッカーの神様に遭遇したエピソード(実話)を書こうと思ったから。 経緯ストーリーを始める前に、ふれておくべき経緯がある。 今年の夏に私の仕事都合で人生初の海外転勤が決まり、家族一同で海外へ赴任することになった。 つまり、我が家の3兄弟が通うサッカーチームで出国までにサッカーができる回数は数えられる程度だし、コー
今日は一年生&年長さんの混合チームで練習試合(*)を引率。 (*)8人制サッカーではなくフニーニョという3人制のサッカー。 うちのチームは1年&年長19人を5チームに編成して出場。 その中で感じた強さについて綴る。 サッカーのうまいと強いは意味が異なる。 「強い」の定義は色々だけど、私の定義は『どんな時も自分のパフォーマンスを発揮できる子』これが私の強い選手の定義だ。 今日のフニーニョは1年が2~3人、年長を1~3人でチームを5チームに編成するとともに、各チームの一年生を
前回の記事で、走ることについて少し書いたけど、今回は1,3年生である我が家の子どもたちとランニングすることの意義を書く。 子どもの年齢によって、伸ばす能力というのは最適なものを選ぶ必要があり、基本的に我が家の長男次男の1,3年生においては、神経を刺激するトレーニングがもっとも大事だ。 逆に言えば、単純に走るだけのトレーニングは実は、あまり効果が乏しい。 だからこそ、私が子どもランニングをする際に、意識していることがある。 手段ではなく目的としてのランこれが一番、大事なこ
新年最初の記事はうちのチームが毎年恒例の初蹴り&マラソン大会について。このnoteではサッカー指導者視点で日常のことを書き留めているが、今日は父親の立場で書きたいと思う。 家族構成改めて我が家の家族構成を最初に紹介する。 長男(2014年9月生まれ) カテゴリー:U9(小学3年) 得意なプレー:守備とパス タイプ/性格:真面目。努力家というより練習そのものを楽しむことができることが強み。スプリントより持久力が得意。 次男(2016年6月生まれ) カテゴリー:U7
私が普段、楽しく記事を読ませて頂いているサッカー指導者の同志(と勝手に思わせて頂いている)atsushisさんがインサイドキックについて興味深い記事を書いていたので、今日は私のキックの指導に関するこだわりについて。 ボールの蹴り方はサッカーを教える上での基本中の基本だ。 私も小学校2年生で少年サッカーチームに入った時に最初に練習したのがインサイドキックというのは33年経った今でも割りと鮮明な記憶がある。 キック指導を軸にして、「チームスポーツにおけるキック指導の悩み」「ア
11月に江東区で開催された1年生の某大会にメインコーチとして帯同。 私自身が大会に帯同してコーチングを行うことがこれまで無かったが、選手たちはもちろん私自身2日間の大会で非常に得るものが多く、その経験をしっかり残しておきたいと思う。 結果は18チーム中5位。トロフィーがもらえるのが4位からで一歩足りなかったが、結果以上に得られる経験は大きかったと思う。 選手に大会を通して一貫して伝えたこと私自身経験値があまり無いこともあり、大会のテーマをどう設定し、それをどう伝えるかという
「今日の練習頑張ったら、魚屋さんに連れて行ってもらうんだ。」 最近、魚と魚をさばくことにはまっているS君。 大好きな魚屋さんに行くことをモチベーションに、サッカーを頑張っているらしい。 ここで、大事な論点がある。 子どもにとって、サッカーは目的なのか手段なのか。(哲学みたい。) 結論から書くと私はどっちでもよいと思うし、子ども(大人もだけど)たちそれぞれ答えがあっていいと思う。 大事なのはみなが同じ答えをもっていないことを認めて、個々の価値観を尊重すること。 そ
前回大会合宿で感じた強いチームの共通項について綴ったが、今回はこの合宿を通して感じたもう一つ大事な気づきについて。 2泊3日の合宿のため、サッカーに限らず、生活においても選手たちと過ごす時間が当然ながら多い。 また、帯同する大人はコーチと一部支援頂く保護者だけで、過半の選手が親とは離れた生活となる。 よって、普段は失敗しても支援してくれるお父さん、お母さんがいない分、大小色んな失敗が露呈する。 今回、ある選手が大会初日に私にこんなことを言ってきた。 選手「コーチ…すねあて
7月中旬、茨城県で開催された2泊3日の大会合宿(U9)に帯同した。 前回(2023年1月)、帯同した際は保護者としての参加であったが、今回は事前に監督とのミーティングも行い、コーチとして帯同することになった。 この大会の主催者は、川崎にある名の通った強豪チーム。 大会に招待された32チームのレベルもかなり高く、選手もコーチもとても良い経験を積ませてもらった大会だったことは間違いない。 この大会で感じたこは山ほどある中で、1つ挙げるとしたら強いチームは何が違うのか、再現性は