知らないものは見えない

“知らないものは見えない”

当たり前の話だ。


少し言い方を変えてみよう。

“知識がないものは考えられない”

これも当たり前の話。


ピッチ上では今日も子どもたちがいつものようにパスミスをしている。

そして、指導者もいつものようにこう叫ぶ。

「判断してプレーしなさい!」


子どもたちにはその“判断”は見えていたのだろうか?

狙ったところに蹴られない。

真っ直ぐ蹴りたいのに大きく左に逸れてしまう。

これは技術的なミスだ。



ミスにはスキルのミスもあれば、知識不足から起きるミスもある。

全てのミスを一括りに捉えてしまい、バカの一つ覚えで判断することだけを要求していないだろうか?



“知らないものは見えない”

見えないものは判断のしようがない訳だ。

では、どうやったら見えるようになる?

見えていない絵を子どもたちに見せられるかが指導者のチカラだ。



今日も子どもたちはいつものようにパスミスをする。

「こらっ、判断し…」

いや、今日はいつもとは違うコーチングをしてみよう。

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