プレミアリーグ第17節アストンヴィラ対リヴァプール

いよいよ再開したプレミアリーグ
リヴァプールはカラバオカップでシティに敗戦してからの試合
一方アストンヴィラはカラバオカップは敗戦していたのでW杯後の初の公式戦。

両チームのスタメンはこちら

欠場者
アストンヴィラ:エミリアーノ・マルティネス、ジエゴ・カルロス、ジェイコブ・ラムジー
リヴァプール:アルトゥール、カーティス・ジョーンズ、ジョタ、ミルナー、ルイス・ディアス、フィルミーノ

・相手のビルドアップを遮断するプレス

リヴァプールはこの試合いつも通り積極的に前からプレスをかける。後ろからのビルドアップの時はCFのヌニェスと主に右WGのサラーがCBの所に出てプレスをかける。

右WGのサラーが前に出ているので対面の左SBが空くので、IHのヘンダーソンが出てきてプレスをかけるもしくは右SBが縦ズレを行う 。また、ヘンダーソンはSBに出ていかないときは相手のボランチに出ていくのでタスクが多忙になる。
20分後ぐらいから少し押し込まれてブロックを引いた際には左SHのチェンバレンが守備時に少し降りて4-4-2のような形で守備を行うようになる。


失点のシーンはこの前のカラバオカップのシティ戦でも見受けられた逆サイドのクロス対応。この試合でもそれが出てしまい、そこから失点してしまった。(アーノルドはCBのカバーを絞ってしっかりやってくれー)

・キーとなったのは右サイド

。この試合アストンヴィラはラインを高く設定していたのでまず前線の選手たちは背後を狙う。そこに入れれれば一番いいのだが、無理な場合は後ろからしっかりとビルドアップを行う。

ビルドアップの際は相手が2トップでファビーニョを消しに来ていたので、チアゴも少し降りてきて、ファビーニョと並ぶ形にし、出口を2つに。こうすることで、スムーズにビルドアップが行えていた。

ビルドアップ後の前進でカギとなったのはこの試合では右サイド。右サイドの作りとしては、まず、SBのアーノルドは少し内にポジションをとり、CBと後ろ三枚のような形を作る。WGのサラーがハーフスペースに入ってき、ヘンダーソンが外側に開く。ヘンダーソンが外に出るため、ファビーニョが右寄りに位置をとり、それによりチアゴが真ん中よりに位置をとる。これで、ひし形ができ、前進の形を作る。

もしこの形がうまくいかなくても、右に人が集まるので、逆サイドは手薄に。
ここで一気にサイドチェンジを行い、左の高い位置まで上がっているSBのロバートソンへ。ここからクロスやコンビネーションを使いゴールに攻める形が多く見られた。

・前半と後半では大きく変わるヴィラ

前半はほぼ相手のプレスにはまりうまく攻撃ができていなかったヴィラ。しかし、後半になるとヤングが少し降りて逆サイドのディーニュを高い位置に上げることで、高さの段差を作り、相手が掴まえずらくなっていた。 
また、前半は両SHが幅をとっていたが、後半になるとSHが内をとり、ボールを受け出し、SBを高い位置にあげる。中盤の所では人数で数的優位ができるのでうまくまわせるようになる。
このように前後半でうまく形をかえ、前進ができていた。

まとめ

アストンヴィラはエメリ体制となって初黒星だが、前半と後半では見違えるようにチームが変わっていて、前半から後半のようなパフォーマンスを見たかったと感じた。
リヴァプールは若手(ベン・ドークやバイチェティッチ)が出てインパクトを与えたが、前半は素晴らしかったが、後半の様な出来ではやはり納得がいかないと思うし、課題が明確に出たと感じた。しかし、それでも今期苦手としているアウェーで勝ち切れたのは大きい。
個人的なこの試合のMOMはヘンダーソン。多くのタスクを見事にこなしかつ、攻守両面にハイパフォーマンスだった。
試合後ガクポの移籍が決定しましたし、これがどのように後半戦に効いてくるか楽しみです!(昨シーズンのディアスのようになってほしい)


試合結果

アストンヴィラ1-3リヴァプール
得点者
アストンヴィラ:ワトキンス
リヴァプール:サラー、ファン・ダイク、バイチェティッチ
交代
アストンヴィラ:86'ブエンディア→コウチーニョ、ベイリー→イングス、カマラ→デンドンケル
リヴァプール:67'チェンバレン→エリオット、チアゴ→ケイタ、79'ヘンダーソン→バイチェティッチ、アーノルド→ゴメス、88'ヌニェス→ベン・ドーク

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