理論を知っても意味はない?!
こんにちは!
コロナではありながらも、なんだかんだサッカーが出来ている環境に感謝してます。
今日の議題は、「理論を知っても意味はない?」です。
いやいや、みんなそれを知るために勉強してるのに何言ってるの?!と思われるかと思います。
とっても重要なことなので、メモしてください‼️
理論とは
現代の日本サッカーには、多くのメソッド(方法論)が溢れています。
戦術的ピリオダイゼーション
5レーン理論
原理原則
エコロジカルトレーニング
ファルソヌエベ(偽9)
偽サイドバック
ゲーゲンプレッシング
ストーミング
カウンター
ポジショナルプレー
などなど。これらの理論を知ることは、研究者にとって必須事項です。
無論、指導者も知った方がいいでしょう。
だが、この理論を知り、理解して、満足してはいけません。
またコピーも違います。
発展に意味あり
トップチームでは、チームのカラーに合う監督がいて、選手がいます。
理論は、選手と相手がいてこそ成り立っているのです。
事象に対してネーミングし、その理論、成り立ちを教えてもらいます。
では、あなたのチームの選手はどうでしょうか?
カテゴリーは?レベルは?そして、特徴は??
教える年齢(カテゴリー)によって、何をするかは変わっていきます。
プロの練習をやろう!と言っても、どうやんの?ってわけです。
攻撃の形を真似しよう!としても、その過程が必要です。
つまり、その理論を選手たちに向けてアレンジ(発展)させることが指導者には必要です。
現場百歩
みなさんも負けず劣らず現場に出て指導されているでしょう。
よく刑事ドラマとかで現場百歩ということばがありますね。
事件は会議室で起きてるんじゃない!
現場で起きてるんだ!
なんて名言もありましたね。
みなさんは既に感じられているのではないでしょうか。
アレンジなんてどうやるの?(※重要)
ここにあなたのアイデンティティがうまれます。
選手がプレー中に選ぶ個性と同じで、あなたの個性が現れる瞬間です。
ただ、考えろ!とここで書いても、投げやりな指導者みたいになりますので、、、
1.選手を観る
2.分析する
3.目標を決める(ポジショナルプレー)
4.難易度を決める(レベル1)
5.ゴールに向けた道順を進む
例えば、ポジショナルプレーであれば、その要素に、
【技術】
コントロール、パス
【身体】
身体の向き、パスコース作成、ポジショニング
【頭】
判断、認知
【社会性】
コミュニケーション
とあります。いまの選手は何ができてませんか?
子供であれば、要素を少なく、大人であれば3-5つをまとめた要素をトレーニングに含ませます。
例えば、4vs4+3フリーマンの練習をするときに、正直全てやろうとすれば出来ちゃいますが、ひとつずつ教えて結果的に総合的にうまくなるように仕向けていきます。
この時に使うのが、質問を投げかけること。
脳は、人に言われたことよりも、自分で気がついたことのほうをより長期的に覚えると言われています。
覚えたことを繰り返し、習慣にすることで、初めて身体に染み込みます。
だって、みなさんボールを蹴る時、軸足の位置ってもう気にしませんよね?
もう習慣として身についているからです。
そうやって、一つ一つ教えていきましょう。
その中で、指導者にも気付きがあり、そっちもありなんじゃないか?と思うことで、新しいメソッドが誕生していきます。
それでも勉強は必須
じゃあ、現場だけでいいんじゃないですか?
サッカーは3日で変わると言われています。
すなわち、情報もアップデートするのは必須です。
なぜなら、そこにはヒントがあるから!
今のチームの課題に対するヒントが眠っています。
講習では恥ずかしがらず、質問を投げていきましょう。
ヨーロッパでは、意見を投げるのは大事なことと言われています。
せっかくの講義なのだから、
元とったろ!ぐらいの気持ちで望んでください。
※講義の内容に沿ったことに限る※