全てのフットボールコーチに向けて
こんにちは。フットボールリーダースのスタートです!
私はこれまで海外で指導をしたり、国内でも通訳として活動してきました。
そこで見えてきた一つのこと。それは・・・日本人は形が好きであるということ。
日本人は『型』が好きである
ということ。
Aのプログラムをしたら、Aという選手が誕生する
ということを育成の方法論として覚えたい指導者がたくさんいる。
ただ、残念なことに、選手はプログラミングされたロボットではないし、ゲームの世界の選手のように、脳味噌までコントロールはできない。
それでも・・・
脳味噌のコントロールはできなくても
その傾向を作ることはできるのです!
そのためには、選手を理解しなければなりません。
『選手は人間であること。』それだけです。
まず振り返ってください。
サッカーをしていて楽しい時ってどんな時でしたか?
コーチに練習を止められた時?
親に、走れー!って言われた時?
いや、違いますよね。
私は、自由にボールを追いかけて、さらに試合に勝った時でした。
(必ず同意ではないとは思いますので、個人的な意見です。)
つまり、この【楽しい】という感情こそが、モチベーションであり
学習意欲の根元にもなります。
では、選手をコントロールするには??
選手をコントロールする
選手たちの行動の根元が、モチベーションであり
そのモチベーションは、楽しいという感情い紐づいている。
では、その「楽しい」はなんなのか?
そこで私が行き着いたのが、心理学の「欲求」です。
欲求とは、人全員が持っているものです。
欲を満たすためにモチベーションがあります。
そして、この欲求とは、満ちていないときに特に欲します。
お腹が空いていないのに、ご飯を食べたいとは思いません。
逆に満ちていない時は、それを満たすのに必死になっていきます。
空腹のライオンをイメージしたら、わかりやすいですね。
獰猛な状態のライオンは、それこそ必死に獲物をとるでしょう。
そして、子供たちにある、欲求とは?
子供たちを動かす1つの欲求、それは「承認欲求」です。
この承認欲求とは、例えば
テストで100点とって褒められることです。
スポーツの言葉にすると、チャレンジ精神と言えばいいでしょうか。
難しいことにチャレンジしていくこと。
これを達成したら、承認される!という欲求を燻ること。
この欲が、モチベーションになり、行動の源になります。
でも他にも選手たちをコントロールする方法はありまして
大きく分けて2つあります。
1.選手のモチベーションをあげて自主的に動いているようにコントロールする(これまでの欲求の話通り)
or
2.上から押さえつけてコントロールする
2の方法もありますよね。
とりあえず怒って、従わせる。
この方法は、確かにありますが、特効薬的なもので、本当に一時的に効果を発揮します。
しかし、副作用も発動します。
それは、「選手との距離」
あなたのことに怯えて、選手は離れてしまいます。
欲求の中には、「安心欲求」というものがあります。
この環境だと落ち着くとか、楽しいとかそういったものです。
怒られた選手は、安心欲求が満たされず、結果としてチームを離れていくことでしょう。
以上を踏まえた上で、あなたならどうアプローチしていきますか?