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2024/2025シーズンを終えて

2月にスタートしたセカンド(ここからは略称で2nd)チーム。ハーフシーズンを全勝で折り返すことに成功していました。このまま全て勝って終わればベストシナリオでしたが、長いリーグ戦では、怪我人が出たり、体調不良があったり、出場停止があったり、好不調の波が出たりするものです。それがリーグ戦の醍醐味だし、サッカーが「やる前に試合の結果がわからない」という最大の魅力でもあります。

大きくある2つの役割としては、1.神奈川県社会人2部に降格してしまったチームの1部再昇格、2.セカンドチームからTopチームへの選手の輩出になります。

結果は、無事に1部昇格を果たすことができました。11勝3敗、順位決定戦と入れ替え戦に勝利し、昇格となりました。

チームスタート時にはチーム作りもあり、全員にいろいろなポジションやタスクを与えていく中で7連敗を喫し、不安に思った選手もいたと思います。僕としては、結果は正直気にせず、「できるようになったプレー」と「プレーモデル」がしっかり入ってくれば、そのうち結果が出てくるなと手応えを感じていました。

結果、リーグ戦に入って10連勝。そして、転んだらなかなか止まらず3連敗。そして土俵際いっぱいの試合に勝利し、その試合から3連勝でシーズンを終えました。7連敗、10連勝、3連敗、3連勝。公式戦、引き分けはありません。自分らしいシーズンになったと思います。

とにかくアグレッシブに、自分の理想とするサッカーを追い求めながら活動できた1年間は、僕にとって素晴らしい時間になりました。ついてきてくれた選手、スタッフ、サポーターの皆様、本当にありがとうございました。

2つ目の「セカンドからTopへの選手の輩出」については、まだ結果が出ていません。Topに上がることができなくても、他の上のカテゴリーに上がれる選手が出てきたら、僕としては幸いです。もちろん、セカンドで続けていく選手も大いに歓迎ですし、その2軸があることがこのチームの存在意義でもあります。

大学生くらいの年代の選手と共に歩んだ時間は一瞬で過ぎ、「全力で駆け抜けたな」という思いです。夢を持つ若者との日々の練習は、僕自身にも大きな刺激となり、素敵な時間となりました。このような立場を与えてくれたクラブには感謝しています。

また、本日リリースされたように、僕はクラブを離れることになりました。サッカーを始めたクラブで、いつか働けたらと漠然と思い、「50歳くらいになったらできるようになっているかな?」などと思っていたところ、友人のStalphの誘いでクラブに戻ることができ、J3というカテゴリーで4年、アカデミーで2年楽しく働けました。

今シーズン、残念なことにTopチームは降格し、JFLに活動の場を移します。既に離れることが決まっていた立場としては、なんとしてでも残留してもらいたかったし、その力になれなかったことが残念です。このようなタイミングで離れることになってしまったことに対しても、言葉がありません。みんなで力を合わせて得たJでの活動を、またみんなの力で戻すことが必要です。今こそ、みんなで力を合わせ再度戦う時が来たのだと思います。その場にはいませんが、陰ながら応援していますし、いつかまた現場で力になれたらという思いがあります。

6年間ありがとうございました。ここから始まる僕の「続き」が、誰かの元気や活力につながることがあれば幸いです。



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