【オシム監督の一周忌に寄せて】それでも、人生は続く
あの日から一年が経ってそのニュースが届いた時の喪失感は今でも覚えている。あれから1年経ったとは思えないほど、鮮明に。
オシムがジェフの監督に就任するというニュースが届いた時のことを驚きや衝撃を持って覚えている人は多くはないだろうと思う。
少なくとも2003年当時、90年イタリアW杯でユーゴスラビア代表を率いた指導者であることや、その後のボスニア内戦での苦難、欧州で指揮したクラブをチャンピオンズリーグを戦う程の強豪へと押し上げた実績などを詳しく識る日本人は、サッカージャーナリ