やっぱり『水出しコーヒー』に興味がある人が多い(笑)
私が書いた記事の中で、一番読まれているのが『水出しコーヒーってどんな味?』というもの。
かなり初期に書いたものですが、水出しコーヒーの基本は抑えていると思ってます。
まぁ、なんだかんだで10年以上、ほぼ毎日、夏も冬も変わらず仕込んでいます。
確かに冬は、若干消費量が落ちますが、それでもアイスコーヒーとして(もちろん氷を入れて)飲んでますからね。
foolcoffee(コーヒーバカ)のHNは伊達ではありません(笑)。
水出しコーヒーと出会った時の話
水出しコーヒーと最初に出会ったのは、今からもう15年以上昔です。
今お世話になっているコーヒーショップが、近所に開店して、コーヒー好きだったこともあって気にはなっていたものの、初めてのお店なので行くのにちょっと抵抗がありました。
とはいえ誘惑には勝てず(笑)、お店に行って色々聞くうちに、コーヒー熱が再燃しまして、そこからはコーヒー一直線でした。
一番最初にしたのは、飲み比べしながら、コーヒーの味を明確に見分けられるようになることでした。
「完全に舌が衰えてる!」
と思えることがありまして、そこからいろんな知識を仕入れては、実践の繰り返しでした。
飲み比べもその一環で、この飲み比べをするというのが、今の私の基礎を作っているといえます。
普通の人は、別々のコーヒーをほぼ同時に立てて、味を比べるなんてことはしません。
でも、実際にやってみると、これが思いっきり勉強になります。
まだやったことがない方は、ぜひ一度やってみてください。
当時の私はアイスコーヒーが飲めなかった
今では誰も信じてくれませんが、当時の私はアイスコーヒーが嫌いでした。
不味いアイスコーヒーにしか出会ってなかったわけです。
そんな私に『水出しコーヒー』はメチャクチャインパクトがあったのです。
普通のアイスコーヒーに多い苦酸っぱい味が一切しなかったのです。
もうそれだけで、カルチャーショックでした。
そこから、私の『水出しコーヒー』人生がスタートしました。
漬け置き式から始まって、滴下式の器具にも手を出し、様々な豆をブレンドして楽しむようになりました。
滴下式で購入した器具も、自分の理想とは少し違ったので、自分流に改造して使ってます。
お世話になってるコーヒーショップのマイスターに言わせると、
「年がら年中、水出しを作り続けている人は、そうそう居ない。水温や水の硬度にまでこだわってやってるのは、はっきり言って異常(笑)」
だそうです。
私に言わせれば、私をこんな風にはめたのは、アンタでしょうが!
って感じなんですけどね(笑)。
選択肢が増えてます
私が始めた頃は、『水出しコーヒー』というと、超レアな飲み物でしたが、今はもう多くの人が知っています。
それに水出しコーヒーを作れる器具も、選択肢がどんどん増えてきています。
私も試してみたいヤツがあるのですが、まだ購入していないので、実際に使ってみたらここで報告したいと思います。
ただ、一つだけ。
できるなら、量を作れる器具を選ぶ方が良いです。
というのも、コーヒー豆の量と水出しコーヒーのコクの深さと香りの強さは比例するからです。
コーヒー豆が少ないと、どうしても軽い仕上がりになってしまいます。
これは今使っている2種類の器具(両方とも滴下式)から分かったことです。
一方は1リットル弱作れますが、もう一方は400ccちょっとしか作れません。
出来上がるコーヒーの量に対して、使う豆の量は1リットルの方が60g。
400ccの方が40gと、比率としては400ccの方が多いんですが、出来上がりは逆になります。
この辺りが水出しコーヒーの面白いところで、コーヒーと水が触れ合っている時間によって、その濃さやコク・香りの強さが決まるのです。
40gと60gでは、コーヒーが水と触れ合っている時間が1.5倍違います。
その違いが味にモロに出るのです。
だから少しでも、量を作れる器具の方が、美味しい水出しコーヒーを楽しむことができると言えます。
コーヒーは嗜好品なので、好みによって別れますが、ご自分の好みのコーヒーを見つけるのも、非常に面白いので、ぜひ一度挑戦してください。