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またスキ0の記事を書いてしまった・・・・・・
表題の通りである。
上記の記事で、書いた文字数は4000文字越えだ。それってかなりの力作じゃない?それがスキ0って何のために時間を無駄にしたんだ? と思わざるを得なくなくない?
俺って、ほんっとどうしようもないなっ!!
って心底自分に対して思った。
スキ0の記事を書いたこともそうだが、『ニートが3カ月ぶりに外出する話』をその日から1カ月以上経った後に書いて、それが僅かでも評価されると思っていた脳味噌が心底おかしい。馬鹿なの?死ぬの?
・・・・・・でも分からなくないか?『何を書くべきか?』なんてさ。
――そう、人間なんてそんなもんなのだ(クソデカ主語)
『我々はどこから来たのか 我々は何者か 我々はどこへ行くのか』
――かつて偉大な画家が描いた作品のタイトルだ。ヨンドムだかロクゲルグだか知らないが。
人間なんてなんで生きてるか分からないもんだし、市場における需要なんてのも当然分からないもんだ。この世界の全ては誰にも分からないものなのだ。
それとも真っ当な生活をしている人間は分かるのだろうか??
”何をやるべきか”つーのがさぁ。
・・・・・・いや、分かる訳ないよな。もし分かっていたら、漫画なり小説なりを書いて一発当てればいい。
それをしないのは分からないからだ。
需要が分かるような気がしてもそれは勘違いである。基本的に世界は一足飛びに変わったりしない。だから経験則から導き出された予測が外れることは平時にはあまりない。だから予測が現実に符合する可能性としてはそれなりに高い。
でもそれだけ。
自分は民衆なり社会なり世界なりの需要を理解できると勘違いするのだ。誰であれ。
恐竜だって隕石が落下してくると分かっていたら大型化の道なんて捨てていた筈だ。
例えばダイエー。
少し話は変わるがダイエーの中内 㓛が凋落したのは『自分は市場が見える』という確信を持ちすぎてしまったからだと思う。俺に言わせれば、中内 㓛が成功したのはたまたまである。バイタリティはあるし、計算力も、読みも、交渉力もそれなりにあったのだろうが、結局は運命に翻弄された哀れな人形だ。
『運も実力の内』――という俺が嫌いな言葉がある。
俺は天才である。天才である以上、運が良ければ、環境が良ければ、誰よりも高みに立ててていた・・・・・・そんな風に思っているのだが、俺のそんな思い込みを木っ端微塵に粉砕するのがこの言葉だった。『生まれてくる場所が悪いのも実力だよねー』というふざけた感じが伝わってくる。死ね。だから聞く度に忸怩たる思いが、暗澹たる親への憎悪が胸を過る。 まぁ、でもそれなりに正しい考え方だと思う。
今となっては完全にオワコン会社だが、昔は流通のトップに立っていたダイエー。そんなダイエーが、中内 㓛が成功できたのか?
それは『運が良かったから』、ただそれだけだ。
フィリピンのジャングルの中から中内 㓛が生還できたのも、拡大戦略が戦後の高度経済成長の波に乗ったのも、運が良かったからだ。
ダイエーが最後まで運が良かったら、最終的には大財閥を築いていただろう。
しかし、最終的には運に見放された。
阪神淡路大震災。バブル崩壊。息子のカリスマの欠如……等々。
運によって成功したのも実力ならば、運に見放されたせいで没落したのも、実力である。
だから中内 㓛は、偶然成功したと言い切れる。
大正期の鈴木商店も同様だ。
ひるがえって俺は天才なので、世間が欲している需要という奴を、根本的かつ絶対的かつ完全に理解している。
という訳で、今日外出した話を書く。
ニートが2週間ぶりに外出した話を書く。
しかも5000文字越えで。
・・・・・・これが読みたかったんだろ、お前ら?
馬鹿なの? 死ぬの俺??
まぁ、今度は大丈夫だろう。なんせ今日の話だ。多少、鉄は冷えてるかもしれないが、まだ触れないくらいには熱いはずである、多分。(そういう問題じゃねぇだろ!)
という訳で、今日俺は外に出た。最後に外に出たのは8月17日。
8月1日、8月17日、9月5日というラインナップだ。こうして見ると5月~7月31日までの俺は論外にしても、8月中の俺もかなりのレアモンスターであった。
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メッシやクリロナなんかよりよっぽど遭遇するのが難しいと言える。 『希少性が高ければ価値がある』――とは限らない、という好例だろう。性能の高さが前提としてあって、初めて希少性は力を持つのだ。
さて、今日俺が外に出た理由はなんだろう?
それは例によって例の如く、アマギフ目当てである。(こいつamazonで買い物しすぎだろ・・・・・・)あと、明日雨が降る、と天気予報で言っていたので、なら今日出ておくか・・・・・・という感じでもあった。
何の変わり映えも無い、街の中をシャコシャコと自転車を漕いでいくニート。
俺の自転車はそれなりに高価。曲がりなりにも社会参画していた時の給料で買った奴だからさもありなん。1か月前に入れたタイヤの空気は未だにパンパンであった。
そんなゴミニートには勿体ない自転車を漕ぎつつ、ゴミみたいな街並みを眺めながら、鞄の中に忍ばせているカメラを俺は思った。
心のどこかでシャッターチャンスを探していた。
いくつか割と良さげな風景を見出したが、俺はカメラを鞄から取り出すことは無かった。
普通の人間なら撮りたいと思った瞬間にカメラを出せばそれで済む話だが、俺の持っているカメラは、以前の記事で言ったようにゴミ。
撮りたいと思っても、1分程度どこかで佇むことを計算に入れなければならない。だから結局往路ではカメラは出さない俺であった。
そんなこんなで、直ぐにコンビニに辿り着く。何事も無くコンビニでアマギフを手に入れる。
・・・・・・うん。
やはり――
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何も無さ過ぎて、からあげくんでも買おうかと思ったが248円なのを見て、購買意欲は萎えに萎えた。(つーか今ググったら、AIが『からあげくんの値段は発売当時から一切変わってませんっ!!』って歴史捏造したフェイクニュースを断言してて草)
で、その足でスーパーに寄る。
――スイカバーを買おう。俺はそう思った。確かにそう思った。心の底からそう思った。やっぱりスイカバーが食べたかった。夏は未だに日本の上空に居座っているらしく、こんな暑い夏の空気感でスイカバーを食べたらさぞかしうまいだろうなぁと俺は思った。
そして、ここで事件発生。
なんと、スイカバーが無かったのである!!!!!!!!!!!!!
ショックであった。
ショックのあまり、手に持っていたAK-47を乱射する俺。(はぁっ、これだから無敵の人って奴はよ・・・・・・)
俺の突然の凶行に、街中は阿鼻叫喚の叫びに包まれる。撃たれたサラリーマンはフェニックスキットを使う。回復までに10秒かかる。その隙にもう一発ぶち込む。キル。
即座に現れた警察だか機動隊だか自衛隊だかが、俺を狙撃。
ヘッドショット。一発で体力を全部持ってかれGG。
天国若しくは地獄から、残りの味方2人の雄姿を見守ることにした俺である。・・・・・・あっもう1人死んだ。
すまん嘘ついた。あまりにも詰まらな過ぎたので脚色してしまった。
つーか冷静になると、なんで俺は『スーパーでスイカバーが買えなかった話をnote書いているんだ?』って思う。 いや、冷静になるな。現実を見ろ。現実を見てはいけないということを肝に命じろ・・・・・・っ!
まぁ、ak-47乱射事件は嘘だが、次はちゃんとした事件発生。
俺がレジに並ぶと、小学生に挟まれたのだ。新手のカツ上げだろうか、それとも集団ストーカーだろうか?
前方は女子小学生の集団、後方は男子小学生の集団。前門の虎、後門の狼という諺が脳裏に浮かぶ。女子は3人組、男子は確か4人組。小学生カツサンドである。中年ニートがカツの。
つーか夏休みは終わってるだろ、何で小学生が平日にこんなに生息しているんだ?って現在の時間は午後4時。いても何らおかしくは無いな。うん。
まぁ、だからと言って何が起こるという訳でも無い。
『将来俺のようになるなよ』
――そう、小学生に住所一定無職のオッサンが説教をする事案が発生する訳でも無く、ただ小学生に挟まれているニートがそこに居るだけだった。
おやつを買う小学生グループ2つに挟まれているニートもおやつの買い物。精神年齢では同じくらいである。
・・・・・・まぁでもそれくらいである。
ほんっと――
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何もない人生だよ、まったく(笑)
そう言えば、一人の女子が滅茶苦茶動きがトロかった。 会計するのも遅ければ、会計した後の商品を取る動きも遅い。別に俺がガキに対して厳しい目を持っている訳じゃない。もちろん怒りを感じた訳では無い。ただありのままを述べたまでだ。見かねた他の女子がレジ台の上の商品を持っていくぐらいだ。つまり、同学年の友人であろう女子から見てもノロノロだという事である。
それを見ながら俺はこう思った。
『・・・・・・キミ、そんなスピードで社会に適応できるの?』
――って、社会に適応できなかった奴がそんな風に後ろで心配していた。
そうして人の一生よりも長い時間を掛けて、女子小学生の集団はレジを終わらせ俺の番になった。
レジの人はレジ袋は要らないか聞いてきた。
少しキョドりながら要らないことを告げるニート。
次にポイントカードを作るか聞いてきた。
大分キョドりながら作らないことを告げるニート。
・・・・・・いや、気遣って?
会話する筋肉とか退化しているニートにそんな話かけないでよね。まったく。
まぁ、でも俺が他人に気遣うなら、死んどいた方が良い訳だから、どんどん聞いてきていいと思うよ、うん。お仕事ご苦労様です。頑張ってください。
小学生に挟まれながら、レジにおけるちょっとした会話すら微妙にこなれていない、子どもおっさん。
そんなニートを後ろに並んでいた小学生達はどう思っただろう。
『チッ、とっととレジ済ませろやオッサン』
『なんか、このオッサン雰囲気が変じゃね?』
『ニートだニートだ(笑)』
『石投げようぜ!!』
――う、うわぁああああああああああああっっ!!!!!
そう、”ほのめかし”である!
集スト小学生が俺に対して脳に直接攻撃を仕掛けて来たのだ!!
思考盗聴止めてください!!!!!!!!!!!
・・・・・・いや、なんか、ごめん。
統合失調症にはナイアシン取ると結構よくなるらしいよ、マジで。
そんな妄想を挟みつつ、結局何もなく買い物は終わった。
カーチェイスに巻き込まれる事も無く。
テロに巻き込まれたり起こすことも無く。
統合失調症を発症することも無く。
世界が終わることも無く。
スーパーの自動ドアを潜ると、俺は何事も無い世界の空を見上げた。
見上げた空の雲は僅かに動いていた。
俺はこの瞬間、時間という概念は嘘だと思った。
時間と言うものが存在している様で、結局は電子を介した物質の状態の変化のやり取りでしかない。それが時間が経過しているように、人間に錯覚させている――という、ただそれだけだ。世界は平衡状態になると時間を失うのだ。
俺は流れる雲を見ながら、そんなトンデモ物理学を展開した。
俺はちゃんとした人間になりたかった。
いや、正確にはそんな思考すらかつての俺の中には存在しなかった。言い訳になるが、俺は環境が悪かった。だから今はクソニートなのだ。
両親が俺に施した教育は、俺から見て真っ当な教育とは言い難いものがあった。人生における、ありとあらゆるモチベーションを削ぐ育て方だったと言える。
――だからこう思ってしまう。
『もしも環境が良かったら』、『教育方針が違ったら』、『両親が違う人だったら』――と。もしもそうだったら、俺はそれなりの人間になれた筈だ。
こんな風に平日の昼間から近所のスーパーにお菓子を買いに行く話をnoteに書いて、紙幅を埋めようとしなかったはずだ。
こんなカスみたいな人間にしないような教育が何故、俺の両親には出来なかったのだろう・・・・・・そんなに難しい事だろうか、と猛烈に切実に思う。
別にこの俺の苦悩を、憎悪を、怒りを、嘆きを、『理解しろ』、などと言うつもりは無い。
『親の影響なんて無い派』と、『ある派の人間』には大西洋よりも太平洋よりも広くて深い隔たりがある。そしてそこを飛び越えようと、或いは飛び越えさせようとするつもりは毛頭なかった。討論しようとすれば無慈悲な説教をされるだけだ。『他責志向は止めろ』『自分を持て』『今に目を向けろ』――などと的外れな攻撃を加えられるだけである。そんな結果が分かっている戦いに身を投じる訳ないだろ、面倒くさ・・・・・・。
それに先程俺は、中内 㓛の凋落を『運も実力の内だ』と看破してしまった――
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「ちっ、ある訳ねぇだろ・・・・・・」
俺はそう呟きつつ、ゴミみたいな公園のベンチに座りつつ、『スイカバーが食べたかったなぁ』などと思いつつ、終わった夏の空気感の中、ガリガリ君のメロンソーダをシャクシャクという音を響かせたつつ、チンカスみたいなデジカメのシャッターを押した。
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つーか俺のデジカメ、数枚撮っただけで電池切れになるの、ほんっと止めて欲しい・・・・・・