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北海道の完全放牧牛「ジビーフ」

随分前になりますが、「食彩の王国」で紹介されていた北海道の完全放牧牛のジビーフ
駒谷牧場の跡を継いだ西川奈緒子さんが「本来の姿」「私が牛なら自由が良い」と大きな決意を持って、完全な放牧に切り替えたというお話。

「こんな赤身しかないお肉は売れない」
「等級は一番下(Cランク)」
というこのお肉は、地元では買取すら難しかったという。そんなジビーフを見出したのは、遠く離れた滋賀県で近江牛を取り扱っている新保社長

彼が見出して少しずつ販売を進めていった所、一部でその価値を認められていった・・・・・。

放送の中で、肉質にも個体差があるとか、畜産牛ではなかなか考えられない個性的な内容でとても興味深かったのを覚えています。

テレビ放映したばかりの牛肉ですから、滋賀県のサカエヤさんのHPはいつも売り切れ。購入を諦め「いつか食べられたら良いなぁ」でした。

そんなジビーフが有機JAS認定を取得したんだそうです。

「へー」とネットで情報収集していたら、サカエヤさんが本を出すいうではないか。Wishlistに入れつつぼんやりしていたのですが、発売された頃だろうと改めて紹介を拝見する。すると・・・料理人を語るコーナーに「草喰ナカヒガシ 中東久雄」と書いてある・・・。
あれ・・・・・まさか、、、ピンときました。

実は昨年初めて「草喰ナカヒガシ」にお邪魔しました。

その時にオプションで追加注文したローストビーフが驚く旨さでした。
ご一緒した舌が肥えた皆様、特に50カ国以上旅した某社長も「今まで食べたお肉で一番美味しい」と大絶賛していたのです。でも、お肉のご紹介を頂いた時の中東さんは早口でちょっとニヤりとしながら説明して、サッと去ってしまったので、「北海道 有機の放牧牛」というキーワードだけが頭に残っていました。一応検索してみたのですが、よくわからず、次に行く事ができればもう一度伺ってみたいと思っていました。

そう・・・・そうだったのか・・・あれは、ジビーフか!(きっと)
とても甘みが芳醇で美味しいお肉でした・・・・
ああ、、、ジビーフだと知って食べたかった・・・・(^^)幸せです。


つくる責任 つかう責任
気候変動に具体的な対策を

2022年3月 追記
ジビーフは徐々にそのブランドを知られる事になり、取り扱いが難しいと言われる肉も熟練料理人たちの手にかかり、定期的に消費が進むようになったそうです。
一度ブリスケットの塊を買わせて頂きましたが、シチューで美味しく頂きました。身体に楽なお肉ですね。

「食」で世界を平和にする。 流通を中心に食に関するマーケティングを研究中。