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貧困の子たちが来ないと意味ないのか?

かき氷もシロップをかけないで氷だけ茶碗に入れておくと、ご飯に見えてきませんか??

おはようございます☀️

今日は「困難を抱えた子どもたちじゃないとフードリボンを使ってはいけないのか」というテーマで書きたいなと思います。

考え方として、本部とお店と寄付者と利用者とで、共通理解を持って取り組んでいきたいなと思っている部分です。


「貧困の子たちが来なかったら意味ないじゃないか」
「貧困じゃない子たちが来てしまったらいけないじゃないか」

という意見を、これまでにも頂くことがありました。いろいろな立場の人から、いろいろな視点で意見をもらっています。

とはいっても、この辺りについて本部が持っている回答は既に固まっているところですので、改めて共有させてください。

フードリボン(今は夢チケット)は、貧困かそうでないか、課題を抱えているかいないかによって、子どもたちを分ける取り組みではございません。

対象は「貧困の子ども」ではなく「子ども」です。

貧困の子が来なかったら意味がないじゃないか、という意見を否定するつもりはありません。その意見はその意見で、尊重したいと考えています。

ただ僕たちの考え方は、「みんな」が対象になっているからこそ、どんな立場・境遇にいる子どもたちでも使えるようになる、というものです。

フードリボンという活動があると助かる子どもたちに対して、リーチできる活動を意図しているのは、これは事実です。もともとはノブさんが貧困問題の事実に触れたことがきっかけで立ち上がったプロジェクトでございます。

その本懐は見失うわけにもいきません。ただし、やり方として、僕たちは「子どもみんな」を対象とすることを選びました。理由の一つは、既に述べた通り、そうすることでどんな子どもでも安心して利用できる活動になると考えたからです。


もう一つの理由は、「見分けようとしても見分けがつかないから」というものです。

「活動を始めたのはいいのですが、貧困っぽい子が来ないんです」
「街を見ていても、貧困っぽい子なんて見かけたことがないです」
「貧困の子がくるか分からないので、やっても意味がないかもしれないです」

という声を頂くことが、これまでにもありました。これからもたくさんの方から頂くことになると思います。

ただ、これまでの僕の経験上では、見た目や雰囲気から貧困かどうかなんて、そう分かるものではありません。中には、誰が見ても分かるくらいの子もいるかもしれませんが、それは相当赤信号のパターンで、ごく稀です。

今まで何十件もの子ども食堂に見学に行ったり、ボランティアとして参加したり、主催者の方やスタッフの方、それを利用する子どもたちと、お話をしてきました。

その中で感じることは、とても生きにくい世界を生きている子どもたちがたくさんいるということ。子どもたちは、自分の境遇を巧みに隠すということです。

見た目には、明るく元気で、楽しげに過ごしている子でも、大変な家庭環境で暮らしていたりするのです。外の大人が分かるはずもないです。赤の他人に、そんなことを子どもが打ちあけるわけもないです。

大人が根掘り葉掘り、その子たちの境遇を明らかにするのもまた、お門違いなように思えます。選ぶのは子どもであって、信頼できる大人に対しては、自然と子どもたちは心を開くようになります。

ずっと子どもたちと接している保育園や学校の先生であれば別ですが、たまに顔を合わせるくらいの関係の中で、子どもの境遇を見た目で判断するのは無理があるように思います。


活動をする方には、「貧困の子が来ているかどうか」にあまり執着することなく活動してもらいたいと思っています。

悲壮感が漂っていたり、暗かったり、服がボロボロだったり、汚れていたり、、、

こういうイメージはそんなに当たることがないです。

いろいろな個性を持った子どもたちが駆け込んでくる中に、そういう子も紛れ込んでくれたらいい、くらいに思ってやってもらえたら嬉しいです。

7人に1人というデータは本当ですから、必要としている子ども・家庭は存在しているはずです。

「貧困の子が来ているかどうか」について、僕なりの見解ですが述べさせていただきました。見えずらいからこそ、難しい問題であるところですが、共に目を向けアンテナを立てながら、子どもたちに寄り添っていけると嬉しいです。

そして僕は、もっと関わってくれている飲食店さんやファミリーの皆さんに対して、寄り添っていかねばなりませんね・・・💦

反省。反省。

自分と向き合い、成長してまいります!
今日は以上です!

ありがとうございました〜〜!


【追伸】


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